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3月24日(木) 宮城県黒川郡富谷へ発送 翌25日営業所着3月25日(金) 宮城県宮城野区へ発送 翌26日営業所着 一日で輸送は完了したのです。集荷は自宅に取りに来てくれると+¥100です。営業所に直接持ち込みなら、¥100は不要です。コンビニなどでの受付は、まだ休止中でした。受取は営業所からの連絡後、取りに行く形です。必ず先方の電話番号記載が厳守です。佐川急便さんと考えてましたが、先方の近隣営業所など考慮し、ヤマトさんにお願いしました。保存食品をお送りしました。・ラーメン5ヶセット・スパゲティ・スパゲティソース・レトルトおかゆ・レトルトカレー・チーかまぼこ(常温保存で7月まで消費期限)・チョコ菓子&板チョコ・ポテチ・トイレットペーパー2ヶ・シャンプー・歯磨き粉・トマトジュース・みかん缶詰・ツナ缶詰・焼き鳥缶詰・食べるラー油・カップスープの元・カップお汁粉私のセンスなので。笑っちゃうかもな品やこういうのは食べない、というような不要な品もあったかと思うのですが、役立てていただけたらうれしいです。もっとお餅とか、保存食品ならこういうのが良いというのがあるのでしょうが。一日くらいで届くなら、根菜とか、もうちょっと野菜を送る事も出来る気がしますが、ヤマトサンでは、到着には数日かかることもありますので、ということなので、今回は生鮮モノは避けました。宮城野区の友人は、多賀城寄りで津波の被害が大きかったところです。避難所で数日過ごし、幸い家も家族も無事で、自宅に戻ってライフラインが復旧しお風呂に入れたのが嬉しかったとのこと。実家が志津川の方で、町ごと流されましたが、人づてにご両親無事と聞いており、でも直接電話で話が出来ず、心配されたようです。ようやく電話で話せてかなり気分が上向きになれた、、と。ほんの目と鼻の先の道路ひとつへだてて、町が一切合財津波にさらわれ、今でも車が重なり合う瓦礫の風景を見ながらの生活で、心労はかなりのようでした。物資は遠くまで買いに行ったり、長い行列に並んだり、配給品でなんとか、とか。ご苦労は大変なもののようです。子供たちの学校の目処もたたないようで、なかなか生活も落ち着かない様子です。彼女は明るく元気なキャラで、遠い昔お互い若い頃に、ロバート・レッドフォードの「明日に向かって撃て」を見ながら家飲みした仲でした。肝っ玉かあさん風で、きっと、今回の困難を乗り切れると信じています。こんな時、なにが出来るのだろうかと思っても、ホントに大したことも出来ず。物資を送るというのは、自分への気休めみたいなものだと心してます。
2011年03月28日
実在した偽の町。かき集められた偽の住人たち。尾張藩江戸下屋敷内に実在した、「御町屋」と呼ばれた宿場町。だれも語らない。その町が存在することも、そこで行われていることも。外界との行き来を遮断されたその「町」で、起きるはずのない連続殺人が――。注目作家が虚実二重に仕掛ける、長編時代ミステリー。「こんな町が実在したとは――。架空の生活をいとなまなくてはならない人間の無為なる日々がいかに人間の心を蝕み、荒廃させるのか。タイトルの仕掛けの妙が読み進むほどに読む者の心を震わせる」――児玉清 氏2011年第144回直木賞候補作品候補:▲犬飼六岐『蛻』|▲荻原浩『砂の王国』|▲木内昇『漂砂のうたう』▲貴志祐介『悪の教典』|●道尾秀介『月と蟹』クローズドサークルミステリー江戸時代版。尾張藩主徳川宗春が、江戸下屋敷の広大な敷地内に架空の宿場町「御町屋」を作らせた。期限は三年。このテーマパークで、普通の生活を送るために集められた70人余の町人たち。衣食住の心配はなく、商売も真似事。気楽できままな生活。ただ、彼らが気をつけなければいけないのは「立ち退き」。合図があれば、彼らは何をおいても一目散に、離れたお堀に走り隠れなければならない。そんな外界と遮断された中で、ひとりふたりと、人が亡くなり、人々に動揺と疑惑が走る。自分たちのなかに犯人がいるのか。次は自分が?それまでのつもり積もったストレスが一気に噴出し、人間関係の均衡が崩れていく。残りの日々を無事に過ごしきれるか、。スティーブンキングの江戸時代版、、とまでいかないかな。そこまでダークな童話じみてはいなかったですが、群像劇ならではの、さまざまな思惑が行き交います。人が最も恐れるべきは人なのかも、という、キングの得意とするテーマを感じました。箱庭のような場所に押し込められ、私利私欲にかられ、命の危険に脅かされれば、事態は最悪な方向にいくらでも転がりそうです。町の人々はなんとか事態を打破できるのか。静かな展開でしたが、非常に面白く感じました。犬飼六岐イヌカイ・ロッキ1964年大阪生まれ。大阪教育大学卒。公務員などを経て、2000年「筋違い半介」で第68回小説現代新人賞を受賞し、デビュー。しっとりした人情、クスリと笑えるユーモア、迫力ある剣戟を兼ね備えた時代小説界の新星。著書に『筋違い半介』『吉岡清三郎貸腕帳』『無双十文字槍 鬼坊主末法帖』『やさぐれ 品川宿悪人往来』などがある。しっとりした人情、クスリと笑えるユーモア、迫力ある剣戟を兼ね備えた時代小説界の新星。
2011年03月27日
■ 【東日本大震災】宅配各社、東北向けサービス一部復旧 佐川が先行、ゆうパックは遅れ SankeiBiz東日本大震災から1週間が経過し、交通インフラが急ピッチで復旧するなか、東北、茨城など被災地での業務を停止していた宅配各社も、徐々にサービスを再開している。 佐川急便は17日に、宮城や岩手を含む東北6県、茨城県で、営業所での引き取り、持ち込みを条件にした荷物の取り扱いをいち早く再開。18日には茨城県の一部を除き、通常通りの集荷・配達をはじめた。 ヤマト運輸も18日午後3時から、青森、秋田、山形の3県で直営店での引き取り、持ち込みの取り扱いを再開した。ただ、被害の大きい岩手、宮城、福島ではサービスを停止している。佐川、ヤマトとも、被災地発着の輸送には迂回(うかい)ルートを用いるため、到着まで1週間程度かかり、クール便や時間帯配達などは、原則対応できないという。 一方「ゆうパック」を扱う日本郵便は、東北6県、茨城県発着の取り扱いは依然停止中で、「復旧の見込みは立っていない」(広報)という。 各社とも、東北地方の営業所や荷物の積み替え拠点では深刻な被害が出ており、「震災以前に引き受けた荷物、貨物の取り扱いなども課題となっている」(佐川急便)。ただ、被災地では、宅配サービスの再開を望む声が多く、各社とも“見切り発車”でのサービス再開となっているようだ。3月20日 15時00分更新 佐川急便東北地方太平洋沖地震の影響について【全国から青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県への「営業店止めサービス」を地域限定で再開しています】~営業店止めサービスとは、お客さまのご都合の良いお時間に、最寄りの営業店で、お荷物を受け取ることができるサービスです~?3/20より、栃木県、および茨城県行きの「時間帯サービス」を再開しました。佐川急便 東北地方太平洋沖地震の影響について送り元は店に持ち込み、受取人は店に取りに行く、ということですね。受取人には伝票番号を伝え、店場所も伝えないといけないかな。震災から10日となります。一番大変な1週間になにも出来ず申し訳なかったです。壊滅的地域以外の友人とは連絡がつきましたので、物資を送りたいと思います。
2011年03月20日
計画停電が始まりました。1日に3時間ですから。被災地のご苦労を思えば全然たいした事ではありません。2回来る時もあるような。このまま通常使用を続けていると、大々的な停電が来る、とTVで言ってました。朝とか夜の時間帯は慌しいですが。でも、ガスも水も生きているのですから。買い溜め現象も、早く収束して欲しいです。月曜日に買物に行ってびっくり。商品棚がカラッポ。必要な量を、必要に応じて、いつも通り暮していれば、問題ないとのこと。そろそろ、冷静にならないといけないと思います。ガソリン買いに行きたいですが、とりあえず様子を見てます。通勤は歩きやチャリに出来るので、地震以来クルマに乗ったのは1回。節ガソリンです。被災地の為にできることは、節電と買い溜めをしないだと思います。電気は、朝晩冷える時だけストーブをつけ、昼はTVも電気もつけない。ちょっと冷たい水でも、すぐ温水器をつけたくなる自分の甘さとの戦いです!ちっさい努力でスミマセンって感じ~
2011年03月17日
埼玉もすごく揺れました。馬鹿なわたしは、揺れる本棚を押さえてました。ホントに大馬鹿です。オススメできません。向こうで、食器戸棚から茶碗やコップがガチャンガチャンと落ちて、これは大変な事になった!と認識。でも、火の元のことも、机の下に隠れることも、何も思いつきませんでした。その日は期末試験明けの長男が午前帰りで在宅、二階から駆け下りてきて、「外に避難しよう!本棚を支えている場合じゃないよ」とイニシアチブを取ってくれました。普段ボ~としてるのに、こんな所は、頼りになります。ハタと気付くと、外でご近所さんとしゃべっている自分。バッグは持って出たけど、財布の中身はスッカラカン。いざとなると、全然ダメな自分。近所の家では、瓦が落ちてる。、まだ揺れている、。こんなことしてる場合じゃない、小学校はどうなっているんだ?急いで、次男の学校へ。小学校前の信号で、校長先生や先生方が、顔をひきつらせて旗をもって立ってました。全校一斉下校でした。避難訓練や引取り訓練なんてどこへやら、親のお迎えのない子供も有無も言わさず帰宅です。もっと大災害になっていたら、学校で避難になるのでしょうか。実際、ほとんどの親は迎えになんて来れません。無人の家で親の帰りを待つ子もいたでしょう。あんなに怖い思いをして、ひとりでお留守番なんて。また揺れが来てもひとり?電車も信号も止まってます。電車がないから、池袋や川越から歩いて帰ってくる親も多かった。2~3時間歩いて帰るなんて、ザラだったようです。帰ってからは、子供と離れたくなくて、なるべく一緒に行動。近所のコンビニや駅の様子を見に回りました。コンビニでは校長先生もオニギリを買っていました。「こらこら~、ポケットに手をいれてはいけませんよ」と、急に自転車で近づいてくる男性。なんだか、ヘンな人が来た?とおもったら、理科の先生でパトロール中とのこと。面白い先生と思っていましたが、やっぱり面白い。駅前はほとんど店は閉まってました。近所のコンビには手計算で、開いてくれてました。コンビには普段見慣れないサリーマン風の人で一杯。オニギリや、カップラーメンはあっという間になくなってました。停電ですから、情報はラジオが頼り。全体の被害の様子が、全然分からない。ろうそくや懐中電灯、LEDライトなどでしのぎました。アウトドア用の頭につける懐中電灯が、めちゃ便利でした。ガスがダメなら、卓上コンロですね。いつでも逃げ出せるように災害パック、真面目に用意しないといけないですね。パパさんが帰って、やっとホッとしました。暖房も停電で寒いので、子供らはとっとと寝ました。電気が復旧し、テレビを見て愕然。なんという被害の大きさでしょう。どうしようどうしよう。。仙台の友人知人たちは無事なのか。メールアドレスがわからない日頃年賀状だけの、昔の友人。手紙?いや電話。もう通じるのでしょうか。田舎の親たちには、夜夜中にようやく電話が通じました。ホントにホントに、みんな無事でいてください。
2011年03月12日

東京を壊滅寸前まで追いやった大震災から4年後、息子を喪った刑事くずれのヤクザ巽丑寅は、不思議な魅力を持った少年、丈太と出会う。彼の背後に浮かび上がるいくつもの謎―消えていく子供たち、埋蔵金伝説、姿なきアナーキスト、不気味に姿を変えつつあるこの街―すべての鍵は封鎖された「島」、お台場に―!?震えるほどリアルな「明日」の世界に、守るべきもののため全力で挑む人々の姿を描いた、フルスケールの感動ミステリ!第30回横溝正史ミステリ大賞受賞作 お台場アイランドベイビー 伊与原 新 Web KADOKAWA 東日本大震災の丁度地震前、図書館で借りた本でした。ちょっと読もうかどうしようかと思いましたが、読みました。読みやすかったです。著者は大学生時代に、阪神淡路大震災を経験されたそうです。また、作中1923年の関東大震災後におきた甘粕事件のはなしがでてきます。甘粕大尉は、映画や小説で登場する、戦時中に上海で暗躍した日本のスパイです。震災が社会に及ぼすだろう影響と、その影響を受けた社会で生きる人。震災チルドレン達の謎がどう解かれていくか、目が離せない展開でした。ミステリーのオチはにたどりつくとちょっとがっかり感がありましたが、そこまでは謎をひっぱり主人公ふたりの調査の行方に目が離せません。陰謀がもっとドロドロで、オチを現実的にしたら骨太作品となったのかもしれないですね。いろんな近未来サスペンス 村上 龍 『半島を出よ」 盛田 隆二 『ニッポンの狩猟期』 大沢 在昌 『B・D・T 掟の街』 堺屋太一氏『未来小説 2020年』 京極夏彦 『ルー=ガルー』 貴志祐介 『新世界より』 かわぐちかいじ「太陽の黙示録」 浦沢直樹「21世紀少年」 田村由美「BASARA」 豊田有恒「パラレルワールド大戦争」 [映画]『マイノリティ・リポート 』 第31回横溝正史ミステリ大賞は第二次選考 最終候補作三津木一 777 岡崎 琢磨 季節はうつる、メリーゴーランドのように 田邊 佑基 ポルックスの処刑台 眼鏡もじゅ リストカット/グラデーション 著者紹介伊与原 新(いよはら・しん)1972年大阪生まれ。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了、大学教員、現在富山県在住。2008年より小説執筆を開始し、第55回、56回の江戸川乱歩賞で最終候補となる。
2011年03月11日
明治維新から29年 帝都・東亰(とうけい)、パラレルワールド。夜が人のものであった時代は終わった。人を突き落とし全身火だるまで姿を消す火炎魔人。夜道で辻斬りの所業をはたらく闇御前。さらには人魂売りやら首遣いだの魑魅魍魎が跋扈する街・東亰。新聞記者の平河は、その奇怪な事件を追ううちに、鷹司公爵家のお家騒動に行き当たる…。人の心に巣くう闇を妖しく濃密に描いて、官能美漂わせる伝奇ミステリ。 あとがきにあるように、宮部みゆきさんの『霊験お初捕物控』や京極夏彦さんの『後巷百物語』シリーズのような妖怪ムードが漂っていました。それとけだるさは時代の雰囲気でしょうか・。ファンタジーやミステリ部分が楽しいです。それと時代の雰囲気。明治維新後30年近く、日清戦争や日露戦争はやっていそうですが、パラレルワールドのここでは戦争はどうなんでしょう。軍隊はあるようです。夜、人が殺される事件が相次いで起こります。事件に興味をもった新聞記者が調べると、華族の鷹司公爵家の人が事件に遭遇していることが判明し、やがて複雑な家庭事情も知る事となります。次期当主争いをしていると目される二人は、同年同月生まれの、どちらも庶子。一方はいかにも華族のお坊ちゃんらしい線の細い美青年。一方は暴れん坊、民主活動をしたり骨太な異端児。闇の人形遣いと人形が欲しがっているのはどちらの青年なのか。市井の人々の暮らしぶりが垣間見えました。道路が整備されきれいになったが、大道芸人など隅に追いやられる。逆に、闇を深めることになってしまったようで。。開国をたたえ外国のような暮らしがもてはやされる。日本は進歩したと信じつつも、闇では、昔と変わらぬ人々の暮らしの犠牲があり、人々の血税の上に国は成り立っている。 侵略されるのが厭だから、侵略しに海外進出していくのが正しい未来に繋がるのか。日本は正しい方向にすすんでいるか。この時代の不安や混迷を魑魅魍魎で表したんですかね~。嘘と真の曖昧さを楽しむ、、というおしゃべりがありましたが、その真意はなんだったのかでしょう。そのおしゃべりをしてた一人は死ぬし、もう一方は人間じゃなかった。水に沈んだ町を小船で行き交う人々。そして魑魅魍魎に遭遇するのは、病や怪我にみまわれるのと同じ事。さすが小野ワールド。時代ミステリー・宮部みゆき『本所深川ふしぎ草紙 』『震える岩 霊験お初捕物控1』『幻色江戸ごよみ』『初ものがたり』『堪忍箱 』『天狗風 霊験お初捕物控2 』『ぼんくら』 『日暮らし』 『孤宿の人』 『あやし』 『おそろし』 『蒲生邸事件』・京極夏彦>『姑獲鳥の夏』 『 魍魎の匣』 『狂骨の夢』 『鉄鼠の檻』 『絡新婦の理』 『塗仏の宴 宴の支度』 『塗仏の宴 宴の始末』 『陰摩羅鬼の瑕』 『邪魅の雫』 『巷説百物語』 『続巷説百物語』 『後巷説百物語』 『前巷説百物語』 『西巷説百物語』 『嗤う伊右衛門』 『かぞえずの井戸』 『死ねばいいのに』 『厭な小説』 ・畠中恵『しゃばけ』 『ぬしさまへ』 『ねこのばば』 『おまけのこ』 『うそうそ』・高橋克彦 『だましゑ歌麿』 『おこう紅絵暦』『春朗合わせ鏡』 『舫鬼九郎』 『あやかし』 『京伝怪異帖』『完四郎広目手控』『天狗殺し』 『いじん幽霊』 『文明開化』・岡本綺堂『半七捕物帳』捕物帳の起源・誉田龍一 『消えずの行灯―本所七不思議捕物帖』本所七不思議(消えずの行灯、送り提灯、足洗い屋敷、片葉の芦、落葉なしの椎、置いてけ堀、馬鹿囃子)を題材にした連作形式の捕物小説・松井今朝子『吉原手引草』直木賞を受賞
2011年03月10日

【内容】音楽一家に生まれた僕・津島サトルは、チェロを学び芸高を受験したものの、あえなく失敗。不本意ながらも新生学園大学附属高校音楽科に進むが、そこで、フルート専攻の伊藤慧と友情を育み、ヴァイオリン専攻の南枝里子に恋をする。夏休みのオーケストラ合宿、市民オケのエキストラとしての初舞台、南とピアノの北島先生とのトリオ結成、文化祭、オーケストラ発表会と、一年は慌しく過ぎていく。書き下ろし、純度100パーセント超の青春2音楽小説。 2009年の話題作、3月に待望の文庫化!単行本時、『王様のブランチ』などで、「巻を追うごとに、すごい展開で」と話題になった本作、ぜひ一気読みを(.。・)/藤谷治『船に乗れ!』特設ページビーチ談話室 『船に乗れ! II』連載開始記念特別インタビュー 「2010年本屋大賞」ノミネート作10作品大賞 『天地明察』冲方丁 2位 『神様のカルテ』夏川草介 3位 『横道世之介』吉田修一 4位 『神去なあなあ日常』三浦しをん 5位 『猫を抱いて象と泳ぐ』小川洋子 6位 『ヘヴン』川上未映子 7位 『船に乗れ!』藤谷治 8位 『植物図鑑』有川浩 9位 『新参者』東野圭吾 10位 『1Q84』村上春樹 吉川英治文学新人賞受賞作『天地明察』、紀伊國屋書店キノベス第1位『ヘヴン』、TBS系ドラマ化『新参者』、村上春樹さんの大ベストセラー『1Q84』など、まさに2009年を代表する小説が勢ぞろいした感のある「2010年本屋大賞」ノミネート作10作品。 『船に乗れ!』は第7位となりましたが、輝かしくも切なく、、素晴らしい青春小説でした!またまた音楽青春小説を手に取る事となり、 『シューマンの指』ほど重くなく、 『おやすみラフマニノフ』ほど軽くない、っという、かんじでした。音楽が詳しい人もそうでない人も、楽しめるんではないでしょうか~。著者は、自身の高校時代をベースに書いたとのことですが、大変そうな作業・・と、感じるところが多々ありました。かつての自分の醜さや稚拙さなんかを振り返り、文字にして感動を生むというのは、小説や映画のすごいな~といつも思うところです。そういうところが、また特に青春モノの本陣ですね。背伸びして高尚ぶって、自分は上等な人間と思いこんで、一転、良くて平凡、悪くて下等な自分を思い知る。突き落とされ、びっくりするほど冷酷になれる自分、弱くてみみっちい自分、何かに打ち込んで打ち込んで夢中になる素晴らしさ。。高校時代、あっという間です3年間。ちょっとしたキッカケ、選択で、自分の進む道が大きく変わってくる時期。後になってみてあの時ああだったら、。って分かったり、考えたり。今の自分、もういないあの頃の自分。思い出を振り返るって、痛い作業をがんばった藤谷治さん、初読でした。すごいヨカッタ~。音楽ってホントに素敵。読んでよかった、と心から思える本でした。青春音楽小説アンソロジー『Heart(ハート) Beat(ビート)』『船に乗れ!』のスピンオフ短編「再会」収録。27年後の津島サトルと伊藤慧のエピソードが描かれています。
2011年03月08日
秋の演奏会を控え、第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。しかし完全密室で保管されていた、時価2億円のチェロ、ストラディバリウスが盗まれる。脅迫状も届き、晶は心身ともに追い詰められていく。さらに彼らの身に不可解な事件が次々と起こり…。メンバーたちは、果たして無事に演奏会を迎えることができるのか。ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」がコンサート・ホールに響くとき、驚愕の真実が明かされる。 第8回『このミス』大賞受賞作『さよならドビュッシー』の作家・中山七里氏の第2作目音楽青春ミステリ。とても読みやすかったです。密室盗難事件。物はストラディバリウス、と豪華な盗品。密室の謎や犯人探しよりも、読み応えを感じたのは、演奏シーンでした。『さよならドビュッシー』のほうが鮮烈という書評のようで、そちらも是非読みたいです。
2011年03月07日
「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくる――。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。「2009年最高に面白い本大賞」の文庫・文芸部門で第1位第一章「亡霊」祖母の最初の夫 戦争で亡くなった特攻隊隊員「特攻隊ってテロリストらしいわよ」実の祖父の実像は?宮部久蔵、大正8年東京生まれ。昭和9年海軍入隊。昭和20年、南西諸島沖で戦死第二章「臆病者」元海軍少尉:長谷川梅男氏の証言「奴は海軍航空隊一の臆病者だった。俺は奴が心底嫌いだった。」長谷川氏が戦闘機乗りとして生きたのは1年半、戦時中に腕を失い帰国。宮部とはラバウルで2ケ月を共に過ごした。第三章「真珠湾」元海軍中尉伊藤寛次氏の証言真珠湾からミッドウェーまでの半年間の、宮部を知る人。ともに、空母「赤城」の搭乗員だった。第四章「ラバウル」元海軍飛行兵曹長 井崎源次郎氏の証言ラバウルは、日本から2000キロ、南太平洋の最前線。井崎が宮部と出会ったのは、S17年、ラバウルでだった。ニューギニアを縦に真っ二つに割る山脈オーエンスタンレー山脈の上空が戦闘の場所だった。山脈をはさみ南側がポートモレスビー、北側がラエ。ポートモレスビーからやって来る米英機との激戦が繰り広げられた。宮部の凄まじい凄腕と早業を見、命を救われもした。天才的撃墜王坂井三郎、西澤廣義という実在の人物も登場する。第五章「ガダルカナル」引き続き井崎源三郎氏の証言半年にわたる”ガダルカナル奪還作戦”の失敗までのはなし。米英兵力の凄まじさと、日本の陸軍兵士の「飢え」の苦しみ、日本軍の油断と失態、作戦の無意味さ。3万人投入された兵士のうち2万人が死亡。うち戦闘で亡くなったのは5千人。残りは「飢え」の為だった。第六章「ヌード写真」元海軍整備兵曹長永井清孝氏の証言パラシュート脱出し絶命した米兵の持っていた妻の写真をめぐるエピソード。何故海軍に入隊したかという宮部の過去。意外な「碁」の才能。第七章「狂気」元海軍中尉 谷川正雄氏の証言宮部とは中国上海で一緒で、ラバウルで再会した。第八章「桜花」元海軍少尉 岡部昌男氏の証言S20年筑波練習航空隊練習生の時、教官:宮部に学ぶ。この時、多くの練習生の尊敬を得る出来事。その後、岡部は「桜花」の搭乗員となるが生き延びる。「桜花」は人間が操縦するロケット爆弾。志願を募りながらも、ほぼ命令だった。「十死零生」の特攻隊がこの頃に生まれる。「桜花」は今もスミソニアン博物館に展示されているが、その別名には言葉を失う。第九章「カミカゼアタック」第十章「阿修羅」第十一「最期」第十二「流星」この宮部という人物は、日中戦争、真珠湾攻撃から終戦間近に特攻隊として死ぬまで、凄腕のパイロットだった架空の人物です。この本では、第二次世界大戦の日本軍が、いろんな局面で描かれています。宮部と戦闘をともにしたという戦友たちの証言は、時系列順ではありません。本中では、この戦争を「大東亜戦争」といっています。戦中は「大東亜戦争」で、戦後はGHQの検閲をうけ「太平洋戦争」となりました。「大東亜戦争」という言い方は、当時の軍国主義カラーが強いようで、現代も雑誌などによって使うところ、使わないところで主義が分かれているようです。映画「硫黄島からの手紙」 書籍「硫黄島」もそうでしたが、アメリカの物量の豊富さは、ここでも感じられました。それは食料や武器に限りません。人間についてもです。人の数ではなく、人命を大切にする姿勢が日本とは違うということです。兵士を使い捨てにする、ひとりひとりの命を軽く扱う日本軍の姿勢には憤りと悲しみを感じました。そんな軍の気風がベースとなり特攻隊を生んだのですね。戦争知識が豊富でない私ですが、途中何度も涙にくれました。宮部という人が、最期まで芯がぶれずに清清しく、そこが魅力的です。それ以上に証言者たちと、その証言の中に登場する、散っていった多くの人たちの話に、圧倒されました。なんという時代だったことでしょうか。。ほんの60数年前、戦争で世界中が大混乱に陥った時代、偉大な祖父たちが日本を背負って戦ってくれた。その思いを、ちゃんと知っておかなければ、、という思いです。おじいさんたちが遺してくれたものをちゃんと受け取れているのでしょうか。今の日本は、清清しいのか。。
2011年03月01日
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