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昨日(10月30日)の日記に哲0701さんよりコメントをいただいた。哲0701さん:バスの中で、どのようなキャメラアングルと人物配置で撮っているのか興味があります。ここは映画としては非常に難しいシーンです。エメラマリン:思い出しながら書いてみます。細かいところが入れ替わったり、記憶違いだったりしているかもしれません。バスの左座席(画面の右)の前にソンジェ(リュ・シウォン)、後ろにヨンス(チェ・ジウ)。キャメラは左前方から。寄ったり退いたり。携帯電話が鳴る。二人が同時に自分の携帯に出るがどちらの携帯でもない。ヨンスがミンチョル(イ・ビョンホン)から連絡用に持たされた携帯だということに気付き、あわてて出る。バスを降りる客がヨンスの荷物にぶつかって、ヨンスは持ち物を取り落とす。振り向くソンジェ。ヨンスの指輪とソンジェの手の中のペンダント。ペンダントはセナ(イ・ジョンヒョン)が無理矢理ソンジェに受け取らせたもの。ペンダントに通されているのは指輪。実はこの二つの指輪はペアで、ヨンスとセナが相手の身代わりとして1個ずつ肌身につけているもの。窓の外を見たり、携帯に出たりするのが男女とも同時で、しかも同じような動き。ミンチョルとソンジェは異母兄弟(ということになっている)。ヨンスの行き先はミンチョルの家=ソンジェの家。ミンチョルの電話:「一緒に帰ろうと思ったのに……、では向こうで……」会話はほとんどありません。ミンチョルとヨンスが携帯電話で行き先を確認しあうだけです。哲0701さん :大体、理解できますが、かなりのカット割りのようですね。それだけ画面は慌しくなりますが、それで登場人物の心理の動きを表現できればいいのではないかと思います。自動車やバスは日常誰でも利用しているのですが、この中でのドラマをうまく演出した事例は意外と少ないです。エメラマリン:バスの中の二人は、まだお互いの素性を知りません。けれども観客は4人(ミンチョル、ソンジェ、ヨンス、セナ)の関わり合いを知っているので、今後の展開に興味を持つだろうと思います。次にどのような重要なコメントをいただけるか楽しみだ。
October 31, 2004
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『美しき日々』第4回「新たな歩み」【 印象的な3つのシーン 】ヨンス(チェ・ジウ)が落としたバッグの中身をミンチョル(イ・ビョンホン)が拾い上げる。正確にいうと、ヨンスの顔をかすめながら床に降りていくミンチョルの手が非常になまめかしい。モーテルにセナを独り残しておくに忍びなく、あれこれと親切に指示をするソンジェ(リュ・シウォン)。黙って素直にうなずくセナ(イ・ジョンヒョン)が最後に発する一言が効く。「ソンジェさん、本当にいい人ね」「お前、兄さんに大声出そうってのか?」自分の家庭教師としてやってきたヨンスを見て激しく抗議するミンジ(シン・ミナ)にミンチョルがくぎを刺す。甘いだけの兄貴ではないのだ。【 特に印象的なシーン 】まだ他人同士のヨンスとソンジェが同じバスに乗り込むところから、目指したのが偶然同じ家で、お互いの素性を知るまでのシーン。二人の間には常に親和的な空気が流れる。土砂降りの雨、差しかける傘、手渡すハンカチがソンジェの優しさを引き立てる。バスの中で、ヨンスはミンチョルからの携帯電話を受け、ソンジェはセナからもらったペンダントを眺める。これから絡み合う4人の関係を暗示しているが、ヨンスとソンジェはまだ何も知らない。関連日記:2004年07月20日 ミンチョル、ヨンスに会う
October 30, 2004
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一昨日(10月27日)に来日したイ・ビョンホンとチェ・ジウは数多くのインタビューをこなし、東京国際映画祭に出席するようだ。今朝(10月29日)の『はなまるカフェ』のチェ・ジウインタビューはなかなか良かった。来日の目的でもある主演映画『誰にでも秘密がある』の話題をメインに、さりげなく『冬のソナタ』のエピソードもからめていた。聞き手と受け手のキャッチボールがなめらかで、うまいシナリオだったと思う。前回イ・ビョンホンが来日した折、ニュース番組でちぐはぐなインタビューをされたときは、見ていて非常に恥ずかしい思いをした。外国のトップスターは自国を背負ってやってくる。そして同世代の日本人より成熟していることが多い。時間的な制約があるとしても、表面を滑るだけのインタビューで相手に不快感を与えることがないように工夫してほしい。チェ・ジウは来日するごとに輝きが増しているように思う。清楚で美しい姫から成熟したお妃(きさき)に変貌していくのだろうか。
October 29, 2004
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新潟県中越地震の被災地で必要としているものは刻一刻変化している。場所によっても必要なものは大きく違う。援助やボランティアをする場合は、被災地に必ず確認をして最新の情報で行動するようにと、テレビで何度も呼びかけていた。asaco tanakaさんのHPでは被災地情報を随時更新している。ぜひ目を通していただきたい。(◆こちらの情報提供は終了しました。)「お風呂に入れないし、下着をなかなか替えられないので、パンティライナーがあると助かる」などという情報は、マスコミ経由ではなかなか流れてこない。◆新潟震災ボランティア日記*あなたにもできるネット支援は小千谷市での支援活動状況、必要な物資、被災者の声など、マスコミを経由しない最新の情報を伝えている。ぜひ目を通してほしい。被災したのは人間ばかりではない。◆mayoco71さんがペットたちの支援について詳しく紹介されている。こちらにもぜひ目を通していただきたい。支援を装った詐欺も起きているので、信頼できる最新情報で行動しよう!
October 28, 2004
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テレビをつけると、長岡市の土砂崩れ現場からまさに子どもが一人救出されるところだった。10月23日の地震発生から実に丸4日間、よくぞ生きていてくれた。余震の続く中、消防のレスキュー隊員たちの懸命の救助作業が続く。母親も救出されたが残念な結果になり、これからもう一人の子どもの救出が再開されるようだ。任務とはいえ、レスキュー隊員の家族も心配でたまらないだろう。無事に任務を遂行されますように。見ていて胸が痛い。とにかく早く地面が安定してくれることを祈る。
October 27, 2004
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『ハウルの動く城』の原作本を読んだ。1年ほど前に読んでいたので今度が2度目だが、話の骨格だけしか覚えていなかった。映画の公開に合わせて図書館予約はいっぱいだ。ひょっこり順番が回ってきて、ほかの本を脇へ置いての読書となった。今回特に気に入ったキャラクターは火の悪魔カルシファーだ。雰囲気が黒猫のジジ(『魔女の宅急便』)に似ている。もちろん見かけは全然ちがうのだが。ヒロインのソフィーと火の悪魔カルシファーの掛け合いが、映画ではどういう風に描かれるのか楽しみだ。ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品では女性や少女が活躍することが多い。宮崎アニメにはぴったりの題材だといえよう。『魔法使いハウルと火の悪魔』のヒロインであるソフィーが長女だという点に注目している。映画の公開を楽しみにしよう。原作本のあらすじはこちら ↓魔法使いハウルと火の悪魔( 著者: ダイアナ・ウィン・ジョーンズ / 西村醇子 | 出版社: 徳間書店 )関連日記:2004年09月12日 11月は『ハウルの動く城』
October 26, 2004
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「おまえは人の世話をするように生まれついているのね」と、彼女の母親は言っていた。彼女は心のきれいな人だった。小手先だけの、自分の利益を計算しての行動と彼女は無縁だった。人が敬遠しがちな仕事も一生懸命に取り組んだ。きょうは彼女の誕生日。彼女は66歳のまま年を取らない。彼女のこの世での使命は終わったのだ。いつか、また会う日に聞いてみたい。彼女の使命が何だったのかを。
October 25, 2004
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新潟県中越地震の被災者の方々にお見舞い申し上げます。連絡を待っている方々の安否が早く分かりますように。大雨や台風に加えて大きな地震までやってきた。この異常気象は一時的なものだろうか。地震のニュースで忘れられがちだが、台湾付近には台風第24号がある。複雑な動きをするだろうという予報だ。折り返して日本列島に近づいてくるのではないかと心配だ。これまでの天災の復旧もままならない地域の方は特に不安だろう。南の地方でも夜は肌寒い。被災地は暗く寒く、余震におびえる夜となる。一刻も早いライフラインの復旧を願う。
October 24, 2004
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『美しき日々』のポスターメイキング動画を見た。懐かしい光景が浮かんだ。子どものころの記憶。家族でどこかへ出かけた。どこだったのか思い出せない。コンクリートの土手に父が先に上り、母にさっと手をさしのべて引っ張り上げた。続いて私と弟が、自分で土手をよじ登った。大人の男の人は、ああやって大人の女の人を助けてくれるのだと見とれた。まだロマンチックという言葉も知らなかった。
October 23, 2004
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夏の間は板の間や畳に転がって寝ていた縞猫も寝袋が恋しくなってきた。縞猫の寝袋はこたつカバーである。しまってあったこたつカバーを縞猫の前に出すと、すぐにその上に丸まって寝てしまった。こたつカバーは前の冬に縞猫が勝手に自分用にしてしまったものだ。ついてきて「にゃー、にゃー」とうるさかったのは、「早く出せ」と言っていたのだろう。もう少し寒くなると、畳んだこたつカバーの間に滑り込んでまんじゅうのあんこ状態になる。今年はまんじゅうの皮を肉厚にしようかともくろんでいる。台風準備でホームセンターへ買い物に行った折、プチプチシートを買ってきた。これをこたつカバーに挟めば、綿入れはんてんみたいな効果が出ないだろうか。プチプチシートの正式名称は「エアーキャップ」という。この名称は一般に知られているのだろうか。今年の冬、縞猫はエアーキャップをかぶったタビーキャットになるのだ。
October 22, 2004
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映画『隣の女』(フランソワ・トリュフォー監督)を見た。1981年制作ということは、23年もたってしまったのか。基本的な感想は初めて見たときとほとんど変わらないが、新しい発見もあった。1.ジェラール・ドパルデューもファニー・アルダンも細い。2.隣家の夫から妻を紹介されたベルナール(ジェラール・ドパルデュー)。「マチルド」という名前にギクリとする横顔。3.サソリの性(さが)細いといっても、ファニー・アルダンの骨格はしっかりしている。『終電車』のカトリーヌ・ドヌーヴといい、ドパルデューと対峙(たいじ)するには、女優の骨格も大事かもしれない。ドパルデューは「ギクリとする」「ハッとする」といった一瞬の演技に、いくつもの心情を重ねることができる役者だと再認識した。「刺さないって約束したのに、どうして刺したんだ」「サソリの性(さが)だから」別の映画に出てきたエピソードだが、マチルド(ファニー・アルダン)を見ながら、この話が脳裏をかすめた。いくつもの恋物語が主人公たちに絡まりながら結末へと向かう。それが終焉(しゅうえん)なのか成就なのか、やはり今でも分からない。
October 21, 2004
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「背中がでっかくなってる」と友人が言うので、しげしげと縞猫を見ると、確かにでっかくなっている。横幅が広くなっている。今年の8月下旬、縞猫は高熱を出して病院へ行く羽目になった。3.3キロの体重が1日で3.2キロに減り、熱もなかなか下がらずずいぶん気をもんだ。あれから約2カ月でいったいどれだけ体重が増えたのか定かではないが、でっかい背中が復調を示している。あとは肥満に気をつけることにしよう。
October 20, 2004
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題名を『猫の歌舞伎』としているが定かではない。たぶんこんな昔話だ。寺の住職が檀家からの帰り道、藪の中をのぞいて猫の歌舞伎に遭遇する。「由良の助はま~だか~ぁ」猫の役者が何度も口上を述べるが、由良の助役の猫がなかなか出てこない。やっと出てきた由良の助が弁明するには、寺の住職の妻が熱いねこまんまを出したので、なかなか食べられずに遅れたとのこと。その由良の助役の猫が住職の飼い猫によく似ていたので、寺へ帰ってから猫の夕飯に何を出したか確かめたところ、熱いねこまんまだった。翌日、住職は昼寝をしている飼い猫に「由良の助はなかなか上手だった」と話しかけた。飼い猫はそれからぷっつりと姿を見せなくなった。上手だったとほめられた猫がぱっちりと目を開いたシーンが印象深かった。無表情の猫の顔の下にはどんな思いが込められていたのだろうか。猫が集会を開いているところに出会ったら、見なかったことにして忘れる方がいいだろう。人間が介入しても猫の会議がいい方向へ向くとは思えない。
October 19, 2004
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新聞記事が手元にないので詳細は書けないが、以下のような内容だった。ガンで夫を亡くした子どものいる主婦の声が載っていた。周囲の人たちが彼女に慰めや励ましの言葉を掛けた。・子どもがいるんだから元気を出して・そんなに悲しむとご主人が成仏しない・閉じこもっていないで外に出た方がいい彼女は善意の言葉に深く傷つけられた。慰めや励ましの言葉が正しいのは分かっているし、自分で立ち直らなければいけないことも分かっている。けれども、今は静かにしていてほしい。目頭が熱くなった。彼女は善意の言葉に「ありがとう」と返答していたに違いない。返答するたびに心が血を流したことだろう。「仕方がないじゃないか(、だから元気を出せ)」と声を掛ける人もいる。確かに仕方がないのだ。どんなに嘆き悲しんでも故人が戻ってくるわけではない。だが、「仕方がない」と言えるのは遺族で、遺族に掛ける言葉ではない。上に書いたような善意の慰め・励ましを掛けてくる人たちの多くは悲しみの経験がない。あるいは悲しみの経験があっても、その悲しみを分け合う身近な人がいた場合だ。「ありがとうございます」と返答しながら、「いったいあなたに何が分かるというんですか」という言葉を飲み込む。「なんと言っていいかわからない。今、私に何ができますか」と遺族に声を掛けて涙ぐんだ人がいた。悲しみを独りで引き受けた人だった。
October 18, 2004
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縞猫は私の友人が遊びに来ると、律義にあいさつに出てくる。そして孫の手のボールがついている方で背中をたたいてもらう。ある日、いつものようにあいさつを済ませ、背中をたたいてもらいながら、私に「うにゃ、うにゃ」と何事か訴えてきた。そういえば何となくよそよそしい。前のように親しげではない。「縞猫はうそを見破るよ」とかまをかけると、「そんなばかな!」と言いながら、友人はどことなく落ち着きがなかった。友人が帰った後、縞猫に「あいつはうそを言っているのか」と尋ねたが、あくびをして寝てしまった。別の日、縞猫は上機嫌で友人に背中たたきをさせていた。こき使われながら一生懸命縞猫にお世辞を言っている友人を見ると、つい笑いがこみ上げてきた。◆縞猫の言い分(エメラマリン訳)心ここにあらずで、おざなりなたたき方をした → うれしくなるような褒め言葉をかけなかった → 何か隠し事をしているようだ → うそをついている!きれいだとかかわいいとほめられて縞猫は機嫌を直した。だが、また手を抜くと即座に見破られるだろう。縞猫には前足の武器と牙があることを友人に教えておこう。
October 17, 2004
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『美しき日々』第3回「絆」今回も気になるシーンがたくさんあった。1.壁に落書きした妹ミンジの絵をミンチョルがほめる。うれしそうなミンジ。ミンチョルにだけは安心して甘えるかわいいミンジがいた。2.ミンジが母(義母、ソンジェの実母)を口汚くののしるので、さすがにソンジェも腹を立てて、黙認するミンチョルにくってかかる。その後のミンチョルとソンジェの短い言い争い。3.ビリヤード場で、玉突きしながらセナの考えついたQ&Aゲームをするソンジェとセナの掛け合い。4.ソウルタワーではしゃぐソンジェとセナ。セナの涙をふくソンジェ。5.火事場で、ヨンスの妹分セナとミンチョルの妹ミンジが責任の擦り合いをはじめる。ヨンスとセナの関係を初めて知ったミンチョルのはっとした顔。ミンジが落書きした場所は、シナリオでは警察署の塀だったようだ。若者たちの肝試しにこの場所が選ばれたのだろう。パトカーが躍起になって追ってくるわけだ。一番印象的だったのは、セナの涙をソンジェが指でぬぐうシーンだった。ソンジェの親切には計算がない。小さいころに養護施設で時計をセナに贈ったときと同じ空気が流れた。これは第2回でミンチョルがヨンスの涙をウインドウ越しに拭いたシーンときれいに対比する。
October 16, 2004
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さわやかな天気が続いている。K女史宅のアリスは毎日元気よく外に飛び出している。三姉妹猫シリーズ第16弾。(バックナンバーは《 猫はすべてを語る 》にあります)アリスの行き先は先日出られなくなった空き家だ。もちろん中には入れないので、家の周りを偵察して帰ってくるらしい。フジコはというと、必ずアリスより先に家を出てアリスを待っているそうだ。そして2匹で空き家偵察に出かける。フジコはアリス失踪事件に懲りて、アリスの行き先をチェックしているのではないかという話で、K女史と盛り上がった。マイペースのアリスを心配するフジコを見ると、やはり姉妹だなという気がする。もう1匹の美猫ジェニーは相変わらず「われ関せず」という態度で、優雅に毎日を過ごしているという。猫たちの心配をしている間に、K女史の体調も回復してきた模様だ。
October 15, 2004
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縞猫:ひま~?私:暇じゃないけど、休憩キーボードを打つ手を休め、畳に仰向けにひっくり返って、寄ってきた縞猫をおなかの上にポンと乗せた。縞猫は同じリズムで畳の上にポンと飛び降りた。私:後で乗りたいって言っても知らないよ縞猫:……仰向けのまま背伸びをすると、頭の上に伸ばした手のもっと先の方に、これも横になって背伸びをしている縞猫がいた。サンマの蒲焼きの缶詰を開けた。案の定、縞猫が隣の部屋から顔だけ出して確認している。私:猫の食べ物じゃないよ縞猫:……猫缶の開くときの音とは違うと納得したのだろう。顔が引っ込んだ。私:さて、ご飯食べようかな縞猫:カリカリ、ポリポリ私:縞ちゃん、さっき食べたんじゃないの?縞猫:ピチャピチャ、ペチャペチャ私の食事が終わるころ、縞猫も口直しの水を飲んでドライフードのつまみ食いを終えていた。しめしめ、これから日だまりに移動して、縞猫はしばし眠るはずだ。縞猫:背中たたいて~!私:(ため息)トントントン、トントントン私:もういいですか?縞猫:まだ私:キーボード打てないよトントントン、トントントン縞猫の背中をたたいているうちに、こちらの方が眠くなってきた。「もう、いいよ」とも言わずに、縞猫は不意に立ち去った。ああ、眠い。この眠気をどうしよう。
October 14, 2004
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少々引っ掛かる自己紹介だった。「男の方の力を借りずにここまでやって参りました」同席した男性たちは苦笑したが、その後特に話題にすることもなかった。帰り際に参加していた女性の一人がそっと耳打ちした。「Aさんに聞かせたくて、あんなこと言ったんじゃないかな」自己紹介の女性には男性に傷つけられた経験でもあるのかなと思ったので意外だった。Aさんは仕事を持つ既婚女性で子どももいる。女性とAさんはほぼ同年齢。二人が知り合いでそりが合わないらしいという以外の情報は分からなかった。最初に引っ掛かった分、耳打ち情報でさらに嫌な気分になった。Aさんに向けたとは限らないが、非常に回りくどい表現だと思った。一方、婉曲的というだけで他意はなかったのかもしれない。それなら独身ですとあっさり言えばいらぬ憶測を呼ぶことはなかっただろう。苦笑した男性たちは、どう考えたのだろうか。おそらく聞いてすぐに忘れてしまったのではないかと思う。婉曲的な表現がミステリアスな効果を生むこともあるが、この場合は当てはまらなかったようだ。
October 13, 2004
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予約していた本が届いて読み始めばかりなのに、早速次の発行案内も到着した。読み始めたのは韓流スターの時代(3)。同じ時期に何冊か発行されるものの中から、表紙の写真と副題が気に入って予約していた。表紙の写真はミンチョル時代のイ・ビョンホンで、副題は「美しき日々――イ・ビョンホン/リュ・シウォン」となっている。ミンチョルやイ・ビョンホンについてばかり日記に書いているが、実はソンジェやリュ・シウォンにも興味があるので、保存版として購入した。三角関係の恋愛を描く場合、ライバル同士に互角の魅力がなければ、良くできた脚本でもつまらなくなってしまう。年齢も近く、まったく反対の魅力を持っているイ・ビョンホンとリュ・シウォン。ミンチョル派とソンジェ派に別れて、ファンがしのぎを削ったというエピソードも納得できるところだ。演出家のイ・ジャンスは、『美しい彼女』でもイ・ビョンホンの恋のライバルにソフトな感じの男優を持ってきているが、イ・ビョンホンのインパクトに押され気味で、対比がうまく機能していないように思った。そういうわけでリュ・シウォンのページから読み始めた。そこへ『美しき日々』関連の新刊案内が届いた。『公式学習ブック「美しき日々」で学ぶ心のハングル』という語学書籍らしい。『美しき日々』の地上波再放送、イ・ビョンホンの来日などで、「美しき日々」を題名にした本が注目されるのだろう。来日時のインタビュアーの質問はどれも似たり寄ったりで失望することが多かった。これから読むリュ・シウォンとイ・ビョンホンのインタビュー記事がどういうものか、楽しみでもあり心配でもある。
October 12, 2004
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『美しき日々』の名場面の一つといわれているシーンは、わずかに1分足らずだった。第2回「誤解」の終盤1.出勤してきたミンチョル(イ・ビョンホン)が愛車から出て、ビクトリー・レコードの入り口へと階段を下りる。2.ウインドウ横のパンフレットを取りながら社内に入ろうとして、泣いているヨンス(チェ・ジウ)に気付き立ち止まる。3.ウインドウの内側で泣きながら作業をするヨンス。ミンチョルとヨンスの目が合う。見つめ合う二人。4.ミンチョルはウインドウ越しにヨンスの涙をぬぐう。5.あわてて涙をふくヨンス。笑いかけるミンチョル。6.ミンチョルは入り口を抜けてヨンスに近づくが、手を伸ばしてヨンスの後ろのパンフレットを取った後、歩き去る。7.走ってミンチョルの後を追うヨンス。呼び止められて後ろを振り向くミンチョル。2~5までの時間は1分足らずだ。せりふはまったくない。ヨンスがはなをすする音だけが聞こえる。この短い時間に、イ・ジャンスは二人の俳優の持ち味をきちんと収めている。イ・ビョンホンの笑みとチェ・ジウの泣き顔だ。二人の間にはウインドウがある。お互いが見えてはいるが、まだ距離があるのだ。この近くて遠い距離の両側で、ミンチョルが何を感じ、ヨンスが何を決意したかは視聴者の感じ方次第だ。1~7を通しても2分10秒程度なのだが、せりふは朝のあいさつのほかは一つだけだ。だからこのせりふは効く。ヨンス:室長!ミンチョル:(振り返る)エンディング
October 11, 2004
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K女史からアリス失踪事件の後日談が届いた。三姉妹猫シリーズ第15弾。(バックナンバーは《 猫はすべてを語る 》にあります)K女史を挟んで、アリスとフジコの姉妹は毎夜の戦いを繰り広げている。アリスの失踪中、フジコはK女史のそばに来てはにゃーんと鳴いて慰めていた。空き家を探しに行くと、フジコもしっかりついてきて、ドアを開けるとK女史より先に中へ入り、アリスのところへ寄っていったのだそうだ。フジコはK女史を慰めていたのではなく、アリスの居所を教えていたのかもしれない。アリスが戻ってから、フジコはK女史の枕元、アリスは足元で喧嘩もせず仲良く朝まで寝ているそうだ。「日頃は寝床をめぐって喧嘩するけど、猫一倍寂しがり屋のフジコ。本当はアリスが心配だったのでしょう。」と、K女史のメールにあった。失踪事件を機にすっかり大人になったように見える二猫(ふたり)。今後の展開がどうなるのか楽しみだ。
October 10, 2004
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『美しき日々』第2回「誤解」 ソンジェは後妻として苦労をする母の姿に涙する。母親の足の傷の手当てをしたり、手を握りしめたり、ソンジェはマザコン気味にも見える。けれども、これは一般的なことで、母親思いのやさしい青年として韓国では評価されるものらしい。父がついたうそから、ミンチョルはソンジェの母を妾(めかけ)として憎み、さげすんでいる。妹ミンジのように外には出さないが、その気持ちは澱(おり)のように沈んでいる。他人に対しては「申し訳ない」とか「すまない」と丁寧に言葉を掛けるのに、義母には一言も発しない。目とさりげない仕草に明確に拒絶が表れる。ミンチョルはウインドウ越しにヨンスの涙をふく。クールなミンチョルだが、案外女の涙に弱いのかもしれない。それは父に顧(かえり)みられず病死した母の涙が脳裏に焼き付いているからなのではないか。やっと見つけたセナに拒絶されて、ヨンスはナレに苦しい胸の内を打ち明けながら号泣する。本当はヨンスの背中に飛びついていきたい意地っ張りのセナ。「おねえちゃん」とつぶやくセナの目にも涙。ヨンスが自分に興味を持っていると誤解したミンチョル。ミンチョルを昔出会ったソンジェと勘違いしたヨンス。ヨンスに捨てられたと思いこんだセナ。第1話から起きている誤解はこれで終わりそうにもない。
October 9, 2004
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K女史は夏風邪をこじらせて肺炎になりかけた。自分の病状より心配なことがK女史にはあった。三姉妹猫の1匹であるアリスが外に出て行ったきり、丸一日姿を見せなかったのだ。三姉妹猫シリーズ第14弾。(バックナンバーは《 猫はすべてを語る 》にあります)K女史は熱のある頭でアリスの立ち回り先を考えた揚げ句、深夜、近所の空き家でアリスの名前を呼んでみた。かすかに猫の声がしたような気がした。翌日、空き家の窓からもう一度呼んでみると、中から返事があって、アリスの姿が見えた。大家に鍵を開けてもらいアリスを救出したが、おびえきっていて捕まえるのが大変だったらしい。おそらくオス猫に追われて空き家に逃げ込んだものの出られなくなり、パニックに陥ったのではないかということだ。自宅に帰ったアリスはがつがつとご飯を食べ、K女史の部屋でくつろいだ。心配事が取り除かれたので免疫力が上がり、K女史の病気も早く回復するのではないだろうか。次の日、K女史からまたメールが届いた。アリスは、出られなくなった空き家が気に入ったのか、朝ご飯を食べると早速遊びに出かけたそうだ。あれだけおびえたことも忘れて、学習能力がないのだろうかと書いてあった。それでも、甘え方もK女史の部屋にいる時間も今まで以上に長くなり、夜寝るときも前よりもっとベタベタする。この分だとフジコとの毎夜の戦いも熾烈(しれつ)になるだろう。K女史も静かに療養というわけにはいかないようだ。
October 8, 2004
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何冊かの本に重曹を使う猫のトイレの消臭方法が紹介されていた。オリジナルはエッセンシャル・オイルを香り付けに垂らした重曹を猫のトイレ容器の底に薄くまいて、その上に猫の砂を入れるというものだった。エッセンシャル・オイルなしだとどうなるのか試してみた。うちの猫はトイレの中のあるスポットを重点的に使う。においはこのスポットに集中しているようだ。早速そのスポットに当たる部分の砂(固まる砂)を取り除いて重曹を薄くまき、元通りに砂を入れておいた。いつものように、いつもの時間にトイレ掃除をしたところ、使用済みの砂のにおいはほとんどしなかった。重曹がにおいを吸着したようだ。猫もいつも通りにトイレを使ったようで、特別嫌がった様子は見えなかった。エッセンシャル・オイルの中には妊娠時には使ってはいけないものもあり、取り扱いに注意が必要なので、重曹だけトイレに敷くほうが万民向きだろう。これから、特に冬場は窓を閉め切ることになる。重曹を猫のトイレの底に薄く敷くという消臭方法は効果を発揮しそうだ。
October 7, 2004
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深夜に救急車のサイレンが近づいてくる じっと耳をすます 音色が変わって通り過ぎていく ため息をつく 家族に付き添って二度救急車に乗った どちらも再び自宅に戻ることはなかった 風雨の激しい日、北風の強い日 ひっきりなしに救急車が走る 付き添う者の願いも乗せて走る
October 6, 2004
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10月5日の夜ほど10時のニュースを心待ちにしたことはない。イ・ビョンホンの生出演。見逃してなるものかと10分前からテレビの前に待機。ひざには例のごとく縞猫が乗って身繕い中。仕立てのいいスーツ姿と真摯(しんし)な意見を堪能した。2度ほど「ニュース番組なので、その質問については差し控えます」とやんわりくぎを刺す場面もあった。『美しき日々』にからめての質問には、より発展的な意見を返していた。両方とも好感が持てた。以前、チェ・ジウが出演した『冬のソナタ』関連番組で、有名なせりふを所望されたことがあった。少し戸惑った後、彼女は要望に応えていたが、こういう要求は余り感心しない。イ・ビョンホンは高倉健を好きなのだそうだ。『居酒屋兆治』をイ・ビョンホンが演じるとどういう感じになるだろうか。
October 5, 2004
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暑さがぶり返したせいで一時中断していた「重曹湯」を再開した。1.まろやかなお湯で、お肌しっとり → かゆくな~い!2.湯冷めしない → 一時中断した理由3.お風呂の湯あかが良く落ちる → 自分のあかも落ちているはずだ重曹湯はやはり寒い時期に適していると思う。手湯、足湯だけでも効果があるということなので、割れたお餅肌になる前に試してみよう。
October 4, 2004
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「私にはその手は通用しないぞ」年配女性が「できない理由」を並べ立てるのを聞きながら、心につぶやく。一つ一つ解決策でつぶしていく。そのうちに彼女は自分の首を絞めかねない理由を並べはじめた。「ほほう、そういうことになっていたのか」それをオープンにしたら、彼女は周囲から非難されるかもしれない。自分も行く道だとは全然思わない。反面教師にしようとは思う。つまりは、どう生きてきたかが反映されただけで、年を取ったからそうなった訳ではないのだ。手伝うことも、こちらに引き受けることもたやすいが、自助努力もせずに単に年のせいにすることには抵抗する。若い世代は確実に少なくなっているのだ。依存するばかりではそっぽを向かれる。全くいやな役目だ。文章にすると落ち着くかと思ったが、だんだん本当に腹が立ってきた。頭を冷やせ!ラッキーなこともある。その女性とは赤の他人だ。私の親族や知人にこういう人はいない。
October 3, 2004
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『美しき日々』第1回「門出」8月の集中再放送に続き2度目の視聴。1975年から2000年までの25年間が1時間(正味約57分)で描かれる。どんな時間配分になっているのか、シナリオを開いてチェックしてみた。【 1975年 】約13分レコード大賞をめぐる謀略。大賞は最有力候補のヤン・ミミからライバル歌手の手へ。ソンジェの父であるイ・ヨンジュン社長殺害事件は闇に葬られる。ソンジェ誕生。【 1985年 】約13分ソンジェは母が再婚したためにミンチョル・ミンジ兄妹の家に入る。養父(実父を殺害した犯人)に連れられて養護施設「天使の家」を訪問し、ヨンスやセナに会う。セナが大やけどを負いヨンスは責任を感じる。【 1995年 】約24分ヨンスは施設を出て働くことにする。ソンジェは医大生になり、留学先からミンチョルが帰国。祖母の家に身を寄せている妹ミンジを連れて、ミンチョルは家へ戻る。セナの出奔。クリスマス・イブの夕刻、ヨンスは交通事故に遭う。そうとも知らず、セナは寒さに震えながら心細げに約束の場所でヨンスを待ち続ける。【 2000年 】約7分ヨンスは奨学金を得て働きながら美大に通っている。生き別れのセナを捜すために、歌手志望のセナに会えそうな新しい働き口を見つけた。ビクトリー・レコード。スターの替え玉として強引にミンチョルの手伝いをさせられる。CDを万引きした少女を追うヨンス。ヨンスとセナの別れが10分ほどで一番長い。この描写があるからこそ、ヨンスを待ち続けるセナに感情移入できる。知らない町でどんなにか心細かっただろうと胸が熱くなった。泣きべそのセナの背後にソウルタワー。そして夜空にはキリストの誕生を祝う花火が咲く。幼いソンジェとヨンスとセナのやりとり、ミンチョルとミンジの兄妹愛も心に残るものだった。子どもが出てこなければ、時の流れは分からない。ソフトフォーカスでもかければ、若いころの親をうまく表現できただろうか。
October 2, 2004
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2003年10月1日、わが家の猫の巨星が落ちた。9歳半のメスだった。家の中に住んでいる縞猫もサーラも巨星の弟子である。特にサーラは、巨星が死んだ後、一緒に住んでいたシェルターはおろか、うちの庭も見捨てて、しばらくの間よそで暮らしていた。よほどショックだったのだろう。巨星は子猫のころからほかの猫たちとは少し違っていた。ひもの先におもりを付けて振り回すと、おもりをめがけて子猫は飛びかかっていくものだが、巨星はおもりを振り回す私の手元をねらって飛んできた。物音がして猫たちが逃げる中、音のする方へ確認しに行くような猫だった。新しいやり方を考えつくのはいつも巨星で、年下の猫たちは巨星のやり方を見習うことが多かった。新入りの猫が来ると、たいてい総スカンを食うものだ。巨星は積極的に仲良くするわけではないが嫌わないので、新入りは巨星のそばにいることになった。特別に愛想がいいわけではないのに、子どもの友達も何人かいて、なでてもらっていた。死ぬ3カ月ほど前から、巨星は寝場所を少しずつ替えて、家の周りを一周した。住み慣れた場所に別れのあいさつをしていたのかもしれないと後で思った。巨星が去って1年がたった。巨星が少しだけ引きはがしていた網戸を元に戻した。最後の別れのようで寂しかった。
October 1, 2004
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