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腰をカイロで温めるのはいいが、エアコンはやはり嫌いだ。エアコンなしでも涼しくする方法はないか。冷凍庫でカチカチに凍らせた保冷剤をタオルにくるんで背中と首筋に当ててみた。頭寒足熱ではなく頭背寒腰熱である。そして扇風機の風に当たれば結構気持ちがいい。眠ってしまわないように気を付けて、腰が温まった時点で保冷剤もカイロも外す。簡単に快適になるので、気温が高い間はこの方法を続けてみようと思う。
August 31, 2005
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トリプルパンチで全身汗びっしょりだ。34℃の暑さに流れる汗とぎっくり腰の痛みをこらえる脂汗と患部を温めるカイロでにじみ出してきた汗だ。腰を痛めてから時間がたっているので冷湿布は使わない。ひたすら温めなさいとぎっくり腰の先輩が教えてくれた。蒸しタオルを使っていたが、冬のカイロが残っているのを思い出した。まだ使用期限は来ていないので、これを使うことにした。バスタオルを1枚背中の下に敷かないと畳が汗でぬれてしまう。冷房嫌いだが、患部を温める間はエアコンを入れた。少しの間痛みから解放されてほっとした。「気長にね」と先輩が言った。回復するのには時間が必要なようだ。焦っても素早く動けないので何もできない。年を取ると、たとえ元気でもこの程度にしか動けないのだと、妙に納得してしまった。
August 30, 2005
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『花まんま』( 著者: 朱川湊人 出版社:文藝春秋 )単行本が出たときから読みたいと思ってそのままになっていた。朱川湊人がどういう作品を書く作家なのかも知らなかったが、「花まんま」と「生まれ変わり」がキーワードとして心に触れた。オール讀物9月号が第133回直木賞特集だと知って買いに走った。心の痛みを癒やしてくれる懐かしい味がした。近いうちに全編を読むことになるだろう。
August 29, 2005
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『きょうの猫村さん』( 著者: ほしよりこ(1974ー) 出版社:マガジンハウス )猫の家政婦が犬神家に奉公する話。ほのぼのねこさんに見えるが、被(かぶ)っているだけかな?お手並みを拝見することにしよう。
August 28, 2005
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夕方のNHK週刊子供ニュースで、避難勧告の種類を説明していた。避難準備勧告 → 避難勧告 → 避難指示矢印の向いている方が緊急度が高い。今までにこのような勧告のお世話になったことがないのでよく知らなかった。詳しくは避難勧告・避難指示を見てほしい。番組のキャスターが「勧告より指示の方が危険度が高いということを覚えてほしい」と言っていたが、私も雰囲気として勧告のほうが危ないような気がしていた。指示では緊迫度が伝わってこないのだ。何かしっくりとしたいい表現はないものか。無農薬と有機農法が以前は消費者にほとんど同じものだと思われていた。有機農法は化学肥料を使わずに土作りをするところから始める。けれども響きとしては無農薬の方が安全なように素人には誤解されるのだ。指示に替わるいい文句はないものか。
August 27, 2005
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腰の調子が悪いときは、じっと横になっているのが一番いい。本を周りに並べて、あれこれとつまみ読む。腕が痛くなるので、なるだけ本の重さも中身も軽めの方がいい。以前読んだはずなのに、内容をすっかり忘れていた。大島弓子の『サマタイム』。夏の夜、山の村に雷が落ちた。結婚を数日後に控えた主人公は、幼なじみの親の依頼で、東京へ幼なじみを訪ねていくが……。主人公は自分のことに気が付くが、分からない人、分かっても認めようとしない人もたくさんいただろう。いつの間にかすっかり重くなったコミックを抱えて、涙が後から後から流れた。『サマタイム』は今は『ダリアの帯』白泉社文庫( 著者: 大島弓子 出版社: 白泉社 )に収録されているようだ。
August 26, 2005
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『ペットフードで健康になる』( 著者: 坂本徹也 出版社: 光人社 )『犬と猫のための手作り食 ペットの健康のための賢い選択』( 著者: ドナルド・R.ストロンベック /浦元進 出版社: 光人社 )『犬と猫のための災害サバイバル いざというとき役立つ』( 著者: 香取章子 出版社: 学習研究社 )この3冊は読むつもりだ。世話をしている猫たちは、家の中で生活している縞猫にしても、まだ野生のサバイバル術を持っているように思う。けれども、全員中年以上の猫なので、手助けできることはしたい。これも読みたくなった。1冊追加。『ナチュラル派のためのネコに手づくりごはん』( 著者: 須崎恭彦 出版社: ブロンズ新社 )
August 25, 2005
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「ふーん、ミンチョルとヨンスが共演するのか」『美しき日々』を思い浮かべるとき、吹替版だと自動的に高橋和也と田中美里の声や言い回しにつながる。オリジナル音声版とは別物だと思っているので、違和感はまったくない。『写楽考』の配役を見て、まさか「室長!」「ヨンスさん」なんて呼び合ったりしないだろうなとばかなことを考える。そして、高橋和也をイ・ビョンホンが、田中美里をチェ・ジウが韓国語で吹き替えたら、どんな『写楽考』になるのだろうかと想像してしまう。『写楽考』は8月30日から上演されるようだ。日程表
August 24, 2005
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7月上旬にネコの元気草の種をまいた。参考日記:2005年07月07日 早く芽を出せ、元気草 2005年07月09日 露を頂き 2005年07月12日 猫草、育つ結局縞猫のお気に召さなかったのだが、元気草はそんなことにはお構いなくどんどん生えてきた。そして生えてきた順に枯れていった。40日を過ぎて、たった1本生き残っている。多数が青々と葉をなびかせているときに、遅れてひっそりと芽吹いた草なのだろう。一体いつまで元気でいるのか見当もつかないが、この残った1本の最後を見届けるつもりだ。土の湿り具合を確かめながら、細いたった1本の緑色の元気草を眺める。
August 23, 2005
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2日間断続的に降り続いた雨が上がった。玄関先にてんこぶが濡れて死んでいた。家の中に1年ほど住み着いていたてんこぶだろう。私の住む地域では、大きなクモのことをてんこぶと呼ぶ。調べてみるとアシダカグモというらしい。足まで入れると10センチはあり、クモの巣をかけない。ある日てんこぶは玄関から家の中に入ってきた。見た目は少々グロテスクだが、特に悪さをするわけでもないので、共同生活をすることにした。時々思いがけなく遭遇して、お互いに驚くことはあっても、猫もちょっかいを出さず、それぞれ平穏に暮らしていた。冬の寒い日に出会うと、冬眠もしないで一体何を食べて生きているのだろうかと思った。掃除をするために家具を動かすと、てんこぶが眠っていたので、そのまま元の位置に家具を戻したこともあった。4、5日前にガラス戸の近くの植木の上にいた。てんこぶも夏は暑いのだろうと思った。その後、網戸とガラス戸の間に挟まっていたので、外に逃がしてやった。そして、雨がやってきた。てんこぶの濡れた死体にはもうアリが集まってきていた。草の陰へそっとてんこぶを移した。私はてんこぶのことを何一つ知らなかった。正式な名称もゴキブリを補食するクモだということも知らなかった。いつ、どうして死んだのかも知らない。後はアリが始末してくれるはずだ。
August 22, 2005
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「株式会社」長崎出島 講談社選書メチエ( 著者: 赤瀬浩 出版社:講談社 )紫の帯に白抜きで「お奉行様から花魁まで、みんなこの街の『社員』だった」というキャッチフレーズに引かれて読み出した。歴史を今後の長崎の発展につなげられるという可能性が示されている。灯台下暗しのあなた、ぜひ読みましょう。
August 21, 2005
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今年の高校野球は何となく雰囲気が違うように思った。「かっせー、かっせー」と『狙い打ち』に乗せての応援はいつも通りだが、その中にジャズのナンバーが聞こえたのだ。優勝戦でやっとどこの応援団か分かった。京都外大西(京都)だった。このメロディーはデキシーか。ジャズはよく分からないのだが、とにかくしゃれた雰囲気を醸し出した。「気をつけー!」に「アテーンション!」が混じり合ったような、明るく開放的なカラーで試合が始まった。ここ数年、高校野球とは疎遠だったので、なかなか面白く感じた。ジャズに心が動いたが、締めはやはり『栄冠は君に輝く』である。夏の全国高校野球選手権大会はこの曲に始まりこの曲に終わる。
August 20, 2005
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痛めた腰を休めようと横になっていると、縞猫がうれしそうに寄ってきた。私の休憩=触れ合いタイムと思っているらしい。横になってすることといえば、読書かテレビを見ることだ。都合のいいことに、今は高校野球が大詰めなので、腕の凝る読書は休みにして、テレビで野球観戦をすることにした。縞猫は野球観戦の間、ほとんど私のそばから離れない。背中たたきを期待しているのだ。これも都合のいいことに、テレビでは応援団が「かっとばせー!」とブラスバンド付きで声援を送っている。それに合わせて縞猫の背中をたたくことにした。つい力が入ることさえ気を付ければ、歌を歌う必要もないので、思ったより楽に縞猫を喜ばせることに成功した。試合が終われば、もう用はなしと縞猫はどこかで昼寝を決め込む。きょうの試合もはらはらしながら楽しんだし、さて、用事をかたづけることにしよう。
August 19, 2005
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切れたというより、縞猫が爪を研いで糸を切ったというのが正しい。縞猫の夏用座布団になっていたすだれは、とうとうバラバラになってしまった。今度こそお礼を言って捨てよう。前回は縞猫が自分用にすると頑張ったが、今は見向きもしないので止めることはないだろう。ほこりを落とし、水ぶきして別のひもで結わえると、何となくしんみりとした気持ちになった。モノと別れるとき、せいせいするということはほとんどない。そのモノと100%付き合えただろうかと考える。参考日記:2005年05月28日 縞猫の夏用お座布2005年06月21日 使い心地はいかが
August 18, 2005
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腰を痛めて横になっていると、縞猫が寄ってきて頭の辺りに寝転がった。手を伸ばしてなでてやるとうれしそうにゴロゴロとのどを鳴らして、そのまま昼寝に入った。じっとしてばかりはいられないので、起きあがって痛い腰をさすりながら最小限に動いていると、縞猫が「にゃー、にゃー」と呼びつけた。「お休みしよう」と言っているようだ。やさしい猫だと感激してはいけない。勧められるままに横になると、案の定なでてくれと頼まれた。縞猫をなでていると、外から「あ゛ー」と声がかかった。黒猫の兄貴である。このまま放っておくと濁点の「あー」に「ん」が付き連呼するので、仕方なくまた起きあがって兄貴を家の中に入れた。窓の近くに自分用のエプロンを敷いてもらって兄貴は満足だ。縞猫は兄貴が近くにいるのが気に入らず、窓とは反対の隅に移動した。こうして私を挟んで「離れ川の字」に2匹の猫は横になり午睡に入った。幸せそうな猫の寝顔を両側に見ると、幾分暑さも痛みも引いていくような気がした。
August 17, 2005
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くじ運だから仕方がないのだが、2回戦ってベスト8に進出するチームと、3回戦わないと準々決勝にたどり着かないチームがある。清峰が対戦した3校は、さらに昨夏あるいは今春に決勝まで進出してきたチームばかりだ。当然今夏も優勝をねらっている。そういうチームと互角にねばり強く丁寧な試合を展開した清峰チームはすがすがしい。毎試合見せ場を作り、3回戦で惜しくも敗れはしたが、「全国に清峰の名を広めたい」と主将が口にした目標は十分達せられたと思う。清峰高チーム、そして関係者の皆さまお疲れ様でした。きょうはゆっくり休んでください。
August 16, 2005
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初盆を迎えた家の庭先に精霊船が待っている。西方浄土にお精霊さんを送るのだ。畳店の船はイ草で編んであった。職人の霊を乗せていくのだろう。まだ日も沈まない16時ごろ、早めに出発した精霊船が道を行く。「チャンコン、チャンコン、ドーイドイ」、鐘と掛け声。すさまじい爆竹の音が魔をはらう。私の家から道は見えない。次から次に重なる音で行く船の姿を想像する。そして付き添う家族の姿も。畳店の精霊船はもう出発しただろうか。
August 15, 2005
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今年の夏は猛暑だ。大汗かいても当然だ。しかし、いつもと汗のかき方が違う。とにかく滝のように流れる。先輩たちの体験談からして、更年期の多汗というやつだろうか。上半身に衣服を濡らすほどの汗をかくという。発汗調節機能が衰えるためらしい。そういえば、去年までは気温が少し下がれば汗は出なかったし、汗の成分ももっとさらさらしていたような気がする。数年前までは、体温をうまく下げられずに、夏の夜は不眠がちだった。足の裏がほてってどうしようもなかった。それに比べれば多汗の方がましかもしれない。仕事のストレスによる脂汗からすれば、べたついてはいても1000倍は気持ちよい汗だ。出るというものを止める理由もないので、濡れて気持ち悪くなったら着替える。1日の汚れをお風呂で流した気持ちよさを思い浮かべて暑い午後を乗り切る。そのうちに大汗かきの日も思い出となるだろう。
August 14, 2005
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お盆の帰省で、近所の子供の数が増えている。ぼつぼつだった夜の花火も一気に勢いを増した。モクモクと煙幕が庭にも家の中にも入ってくる。いつもなら猫たちは夕飯が済んで庭でくつろいでいるのだが、みんなどこかへ姿を消した。名前を呼んでも出てこないところをみると、煙幕の届かない安全な場所に避難しているのだろう。縞猫も煙が家の中に入ってくると、風上に移動して寝転がっていた。蚊取り線香の代わりにと窓を開けていたのだが、猫には不評なので、閉めるしかあるまい。
August 13, 2005
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びーちゃんの本名は美稲、うましねと読む。またの名を撫子(なでしこ)。世話をしている猫たちの中で一番しとやかだ。しっぽは短いがアビシニアンのような毛色をしている。びーちゃんは物静かな猫だ。世話を始めて6年はたつのに、1度も鳴き声を聞いたことがない。ご飯がほしくてもおねだりせずに、じっと正座をして待っている。びーちゃんは長老のみどりを慕っている。みどりが私に甘えると、自分もそっと控えめに背中を寄せてくる。けれども、自分一人で私に擦り寄ってくるということはない。びーちゃんに目であいさつをすると、じーっと私を見てぱちんと目を閉じてまた目を開ける。私たちは毎日猫流のあいさつを交わす。私を嫌いではないのだと安心する。
August 12, 2005
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禁を破ったからではあるが、チャングムも母と同じように毒殺されるのか。『宮廷女官 チャングムの誓い』第43話「皇后の決断」内侍府(ネシブ)の長官はこれまで温厚で控えめな印象だったが、今回は非常に強い面が出ていた。謀反の疑惑で見殺しにした親しい人たちを胸に刻み、2度と昔の過ちは繰り返さない強い信念と見た。しかし、チェ一族も死にものぐるいだ。オ・ギョモの力を当てにできなくなれば、自分たちで身を守らなければならない。そこで内侍府の役人の弱みにつけ込むことになる。役人の証言をチェ女官長に突きつけられて、内侍府の長官はチャングムの処遇について、皇后に判断を委ねる。こうして厳しい沙汰が下った。ここでいくつか不明なことがある。1.チェ女官長に情報を漏らした内侍府の役人はそれからどうなったのか。チャングム危うしというときに、毒薬の瓶を持っていたのは、この内侍府の役人だった。一人の女を処刑するのに、そのほかにも総勢10人ほどの役人がいたことが気になる。2.チャングムが王の病状日誌を持ち出すという禁を犯した理由を皇后が知ったのはいつか。命と引き換えに王の病状の真相を突き止めよという命令は皇后が考えたものなのか。チャングムをとりなせるのは内侍府の長官しかいないようだ。「暗くなってから(チャングムを)連れ出せ」と部下に命令し、時間稼ぎをしたに違いない。2つの不明点は第44話で明らかにされるだろうか。予告によると、チャングムが女官時代の女官長も出てくるようだ。この人がどのように話に絡むのか、ますます面白くなってきた。
August 11, 2005
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縞猫が便秘になってミツバチ腹を抱え苦しんでいたころ、私は解消法を探して回った。マーガリンがいいと聞けば、無塩マーガリンを買ってきたし、オリーブ油も手に入れた。けれども、無塩マーガリンは1、2回うまくいったが定着せず、オリーブ油に至っては顔を背けられた。オリーブ油を使ったことがなく、ピンからキリまであり迷ったが、近くの生協でキャンペーン中のエキストラバージンオリーブ油を購入した。一番搾りというやつだ。けれども、封を切ったが縞猫に嫌われて、料理に使う気にもならないまま日にちが過ぎていた。「耳がかゆい~!」と縞猫が鳴きながら走ってきた。ほんの思いつきで、綿棒にオリーブ油を少しつけて耳に近づけた途端「きゃ~!」と叫ぶので驚いた。友人を見つけたときのうれしい叫びだ。そして、くんくんと品定めをした後、綿棒をぺろぺろなめ始めた。耳掃除どころではない。試しに縞猫の皿にオリーブ油をほんの少し垂らす間も早く早くと矢の催促である。オリーブ油は嫌いじゃなかったのか。少しの間に好みが変わってしまったのか。縞猫はにおいをかいで安全確認をしてからしか食べ物を口にしない。今回は喜んだところをみると、おいしいにおいがしたに違いない。私がかいでみても別に魅力的なにおいでもない。草臭いだけだ。もしかすると、便秘していたときは嗅覚(きゅうかく)も落ちていたのかもしれない。縞猫が胃腸薬として食べている庭の雑草のにおいがしたとも考えられる。とにかく便秘対策法が1つ増えたことはいいことだ。塩分を気にしなくてもいいし、縞猫がお気に入りなら言うことなしだ。
August 10, 2005
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原爆資料館には子供のころから何度も足を運んだが、展示物を見て回るうちにいつも気分が悪くなって外へ出た。そのうちに資料館へ行くことをやめた。残酷だとか、かわいそうだとか、そして怒りを感じる前に、展示物から強烈な力で締め付けられるような気がして、すーっと血が引いていったのだ。次に資料館を訪れたとき、気分が悪くなった展示物の前は避けた。それでも、別の展示物の強い力で打ちのめされた。「私よ、私よ」と叫んでいるように思えた。今も展示されているだろうか、手とガラスが溶けた展示物は。高校生の平和活動は徐々に広がりを見せているし、戦争を知らない世代による原爆の語り部運動も盛んになってきている。残念だが、私にはこのボランティアは向かない。
August 9, 2005
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黒猫の兄貴に猫マッサージを試すうちに、兄貴にはわずかに白い毛があることを発見した。両前足の付け根(人間でいうと脇の下)、両後足の内側の付け根に、それぞれ10本ずつ白い毛がおとなしく生えている。日ごろは大多数の黒い毛に隠れて見えないのだが、万歳伸びをすると、しとやかに顔を出す。兄貴が横向きになると、後足は重なり、白い毛も重なる。10本では目立たなくても、20本になると白い毛もなかなか悩ましい雰囲気で、黒猫の股間になびいている。そう感じるのは私が人間だからで、もしメス猫がこんな風に横たわっていても、オス猫は全然どきどきしないのだろう。
August 8, 2005
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何かの本に、猫が鳴いたら声まねをして返すと親近感が増すとあった。早速縞猫に試してみると、縞猫はだんだん不機嫌になってしまった。縞猫:早く~、背中たたいてよ 私:早く~、背中たたいてよ縞猫:もうちょっと下、腰の上の方 私:もうちょっと下、腰の上の方縞猫:何まねしてんのよぉ 私:すみません縞猫はもともと小言が多い猫だ。小言がおうむ返しに戻ってきたら面白くないだろう。今度、ご機嫌なときに縞猫の声まねをしてみよう。取りあえず友人を迎えるときの声を試してみよう。
August 7, 2005
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チェロは人間の声に似ている音色の楽器だということを知った。すぐに思い浮かんだのは映画『甘い人生』のソヌの笑顔だった。ヒスが弾くチェロの音色に触れたとき、ソヌの心に新しい血が流れ、柳の色が見えるようになったのだ。もしかすると忘れていた遠い過去を呼び起こしたのかもしれない。そしてその過去は必ずしも幼いときとは限らない。映画の冒頭の風に揺れる柳には色がない。次第に色を帯びて、そこへ「風か柳か、いや、おまえの心が揺れている」とナレーションが続く。柳の色を知るということは「気付き」である。そこからあらゆるものへの気付きが始まる。それこそがカン社長が恐れたことだったのかもしれない。絶対服従がほころびるきっかけだからだ。遠い過去はソヌに本来の任務を思い出させたのかもしれない。「おまえは騎士だ。命をかけてマドンナをお守りせよ」と。キャメロットが心に浮かんだ。
August 6, 2005
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猛暑が続き、家の中より外の日陰が涼しいと縞猫は悟ったらしい。外で昼寝をしていて友人が遊びに来たことに気付かなかった。いつもの「いらっしゃいませ」がないので、友人が「縞ちゃん、来たよ」と声をかけると、ぱっちり目を開けて、「キャーッ」と叫んで、急いで家の中に入ってきた。私が何度呼んでもふふんと鼻であしらっていたくせに、友人に対するこの態度はどうだ。そのときの「キャーッ」は、スターを見つけたときのファンの歓声とほとんど同じ雰囲気だった。縞猫が友人を好きなのは間違いない。縞猫は友人がいる間は家の中にいて、友人が帰ると自分も外に出て行ってしまった。縞猫を家の中に取り込んだのは、夜もずいぶん更けてからだった。
August 5, 2005
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『宮廷女官 チャングムの誓い』第42話「王の病」「どうぞお召し上がりください」と、思い詰めた表情でクミョンが何度もチョンホに促す。チョンホの前にはごちそうが並べられていた。チョンホへの思慕を告白するクミョン。困惑するチョンホ。飯くれ~、バシン、バシン!(エメラ家の猫が網戸をはじく)「クミョンさん、クミョンさん」と呼ぶチョンホの声を物陰で聞くクミョン。一筋の涙がほおを伝った。猫の夜食要求のせいで、目は場面を追っていたが、せりふをほとんど聞き取れなかった。仕方がないので、チャングムの公式ページであらすじをチェックすることにした。「チャングムとチョンホが日ごとに脅威となってきたチェ一族。ある企てを思いつくが、チェ女官長はクミョンに決断をゆだねる。クミョンはある思いを胸に、民家にチョンホを呼び出す」チョンホの前に並べられた料理は「据え膳食わぬは男の恥」の据え膳だったのか。もしそれを食べたなら、チョンホの命はなかったのか。いずれにせよ、クミョンの告白はチョンホへの別れのあいさつだったことは間違いないようだ。帰路を引き返してチョンホはクミョンを探したが、クミョンは姿を現さなかった。あらすじで見るかぎり、据え膳を食わなかったチョンホがこのまま無事に済むとは思われない。チェ一族の次の一手に注目しよう。
August 4, 2005
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「縞猫、ねんね」と言うと、縞猫は右側を下にして横になっていた。最近、その暗号を勝手に変えたらしい。「縞猫、ねんね」と言うと、近くに寄ってきて腹ばいになる。つまり肩たたき棒で背中をたたいてくれとサインを送っているのだ。久しぶりに「縞猫、ねんね」と呼びかけた友人は、腹ばいが何のことか分からず、縞猫は縞猫でじれて文句を言った。友人にサイン変更を教えて、背中たたきを始めても、縞猫はしばらくグチャグチャと不満を漏らしていた。自分で勝手に暗号を変えたのだから、友人に当たり散らすのはお門違いなのだが……。
August 3, 2005
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昔話は古里の言葉で語られるべきものだろう。 『読みがたり長崎のむかし話』( 著者: 長崎県小学校教育研究会 出版社:日本標準 )という本を読んだ。昔、全国各地からやって来た人々が長崎の方言に影響を与えているようだ。そのせいか、同県内でも少しずつ方言が違っているように思う。一番懐かしく心を引かれるのは、生後3年間を過ごした五島地方の方言だ。「おいおい、キツネどん。なんばぐずぐずしちょったっか。おら、いっかっこけきちょったっぞ」「キツネとタニシのかけくらべ」という話で、知恵を働かせて、キツネより先にゴールインしたタニシが、キツネに向かって言ったせりふだ。意味も言葉の雰囲気も分かるのだが、残念なことに私は五島弁のイントネーションで語ることができない。方言に命を吹き込むのはイントネーションだ。この本に収められている昔話をそれぞれの地域の、できればお年寄りの朗読で聞いてみたい。タニシはこう言った。「おいおい、キツネどん。何をぐずぐずしていたのか。おれは、ずっと前からここに来ていたんだぞ」とね。
August 2, 2005
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自分用のトイレを持っているのは縞猫と黒猫の兄貴(スヴァルターフ)だ。時々兄貴のトイレに2回分埋められていて、ずいぶんと便通のいい猫だなと思っていた。ところが、朝早くトイレの後の砂をかく音がして、午後からも音がするので見てみると、縞猫が盛んに砂をかけていたのだ。トイレの持ち主の兄貴は、すぐそばのお立ち台から別に嫌がりもせずじっと眺めていた。兄貴は昨年6月に死んだローズ(孫娘)とトイレを共有していたので、自分だけのトイレという意識はないのだろうか。縞猫が便秘をした日、実は兄貴用のトイレを拝借していたということも考えられる。自分のトイレを使うとすぐに内容を点検されるので、嫌気が差していたのか。それとも、外に出ている間に急に催したので、近場のトイレを拝借したのか。トイレを我慢していないことは1つの安心である。秩序の美がモットーの縞猫も、ときには臨機応変に振る舞っているように思える。注:兄貴の本名はスヴァルターフというが、本人(猫)は自分の名前は「兄貴」だと思っている。
August 1, 2005
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