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「今なら900円です。しかし2回目の価格提案は、800円に下がります」A社の社長は、株主たちにこのような手紙を送ったのです。その結果、900円なら市中価格である800円より高いですし、今売るのが得だとたくさんの株主たちが了承しました。B社側としては、1株1000円と見積もっていましたので、この場合むしろ安く買えたことになります。なお、知らないうちに株の買い占めが進んでいた場合など、会社を乗っ取られてしまうといった悲惨な買収劇もありますね。そんな時には、第三者割当増資で、株数を一挙に増やしてしまうのも、防御法としてよく用いられるようです。
2006/09/02
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TOB(テイク・オーバー・ビット)という「株式の公開買付」が、企業買収によく用いられる手法になりました。日本では1971年に導入されています。その後、1990年の法改正で使いやすくなり、それ以後TOBが増加しています。A社は、B社を企業買収したいと考えていました。B社の現在の株価は800円です。しかし、実際には1000円の価値があると思います。ところが、現在の株主たちと直接交渉しても、簡単に株を売ってくれるとは限りません。また、極端に高い値段をふっかけられてもまずいです。 A社の社長は考えました。 「ここは二段階の買収作戦でいこう」 さて、どうしたのでしょうか?
2006/08/30
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なんだか久しぶりにブログを開いてみました。いろいろありすぎて、なにも手につかないこの数ヶ月でした。ぼちぼちとしかしマイペースで改めてはじめていきたいですね。また、みなさんの元気もお分け頂けたらとも思います。また、よろしくです。
2006/08/28
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答えは 4 です。ここで大事なのは、調達した資金を最大に増やすような案件に投資を行うことが肝心なのであり、ただ儲かるからという理由で投資を行ってはいけないということです。事例では、5000万円の投資に関して二つの案件が提示されています。投資案件AとB銀行預金への投資です。どちらの条件がよいかは利回りを考えればすぐわかります。投資案件Aの利回り:200万円÷5000万円=4%銀行預金の利回り:250万円÷5000万円=5%明らかに銀行預金のほうが利回りがよくなっています。当然、投資家であるあなたは銀行預金への投資を選択すべきであるため、選択肢4が正解となります。選択肢1は、案件Aに投資しないという選択は正しいのですが、根拠にまったく論理性がないため妥当ではありません。また、選択肢2は投資選択が不正解で、根拠にも論理性がありません。選択肢3については、5200万円という将来価値を現在価値に割引く(5200万円÷1.05)と4952万円となり、投資額5000万円と比較して元本割れしているため、正しくありません。そして選択肢5も、投資選択については不正解です。また、確かに投資案件Aへの投資は200万円のリターンはありますが。それよりさらなる儲けがある投資との比較ができていないため、妥当ではありません。
2006/01/27
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投資家とは、投資によるさらなる儲けを期待して、クールかつ合理的にお金を動かす人のことをいいます。投資というのは、株や債権といった金融資産の投資だけを指すのではありません。企業が行う事業投資も、投資であるといえます。よって、企業に属する人間は何らかの形で投資に携わっているといえるでしょう。つまり、企業に勤めているあなたも投資家であり、投資家としての分別を身につけなければならないということです。ところであなたは手元に5,000万円あるとします。そして、これを投資すると、1年後には確実に5,200万円なるという投資案件Aがあったとしましょう。一方で、B銀行に預金するということも考えられるとします。なお、現在のB銀行の預金金利は年利5%(税引後)であり、同銀行が潰れる確立は0%とします。この場合、合理的な投資家であるあなたは案件Aに投資をするでしょうか?それともしないでしょうか?また、その理由・根拠はなんでしょうか?最も適切な判断と思われるものを次から選んで下さい。1.案件Aに投資なんてしない。なぜなら、現在のような時代には タンス預金をしたほうがまだ安全である。2.案件Aに投資する。なぜなら、この超低金利時代において、少 しでも多くの利息がついて戻ってくる可能性があるからだ。3.案件Aに投資する。なぜなら、現在価値に引き戻しても1年後 の価値は5,028万円となり、元本割れしないからだ。4.案件Aには投資せずに銀行Bに預ける。なぜなら、金利5%で銀行 に預けていれば、1年後には5,250万円になり、そちらの ほうが有利だからだ。5.案件Aに投資する。なぜなら、投資額5,000万円と投資後の 5,200万円とを比較すると、200万円のリターンが確実に あるからだ。皆さんのいろんなご意見・お話をを楽しみにしています。
2006/01/12
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4世紀頃の東ローマ帝国小アジアの司教、キリスト教の教父聖ニコラウスの伝説を起源とするが、史実ではないと言われる。「ある日ニコラウスは、貧しさのあまり、娘を身売りしなければならない家の存在を知った。ニコラウスは真夜中にその家を訪れ、屋根の上にある煙突から金貨を投げ入れる。このとき暖炉には靴下が下げられていたため、金貨は靴下の中に入っていたという。この金貨のおかげで娘の身売りを避けられた」という逸話が残されている。靴下の中にプレゼントを入れる風習も、ここから来ていると思われる。その後、1822年にニューヨークの神学者と称するクレメント・クラーク・ムーアが他人の「聖ニコラウスの訪問」という詩を剽窃したのがきっかけとなり、サンタクロース物語は世界中に広まったというのが現在までの定説。また、ニコラウスは学問の守護聖人として崇められており、アリウス異端と戦った偉大な教父でもあった。教会では聖人として列聖されているため、「聖(セント)・ニコラウス」という呼称が使われる。これをオランダ語にすると「ジンタ・クロース」である。オランダでは14世紀頃から聖ニコラウスの命日の12月6日を「ジンタ・クロース祭」として祝う慣習があった。その後、17世紀アメリカに植民したオランダ人が「サンタクロース」と伝え、サンタクロースの語源になったようだ。東方正教会系の国では、サンタクロースは厳密にセント・ニコラウスであり、セント・ニコラウスの祝日は12月6日である(聖名祝日の項目を参照)。子供たちがこの日に枕元に靴下を吊るしておくと、翌朝に入っているのはお菓子である。12月25日はミサに行く日で、プレゼントはない。というのが通説のようです。みなさん沢山のコメントありがとうございました。また、上記とダブって サンタ=セイント=聖なるもの・クロース=クロス=十字架「聖なる十字架」というイメージもオンしたようですね。改めまして皆さん今年も宜しくお願いいたします。今年の目標はもう少しマメに更新を・・でございます。
2006/01/12
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クリスマス(英:Christmas)とは、イエス・キリストの降誕(誕生)を祝うキリスト教の記念日・祭日である。12月25日がこれに当たるが、ユダヤ教では日没を一日の境目としているので12月24日夕刻から朝までをクリスマス・イヴとして祝う。英語の Christmas の語源は、「キリストのミサ」(Christ + mas)にある。 クリスマスツリーXmas(X'mas は誤記)という表記は「キリスト」のギリシア語表記「Χριστοσ」の頭文字をラテン文字の X に置き換え「Christ」を表す略記としたものであるが、正式な場では避けられる。さて、問題です。「サンタクロース」の語源、意味がございます。ご存知ですか??憶測でも、ダジャレ系 大歓迎です。。どしどし書き込みお待ちしています。。
2005/12/20
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答えは、「AさんがBさんとまったく同じ賭け方をすれば必勝である」ことを知っていたから笑ったということです。Bさんが赤に800G賭けたとします。Aさんもまったく同じ賭け方をして、赤に800G賭けます。当たれば2人とも800Gずつ増えます。つまりAさんは2000Gになって、Bさんに勝ちます。一方、はずれれば、2人とも800Gずつ減らします。それでもAさんには400G残るので勝ちです。Bさんの逆転の可能性を残すためには、通常は勝っている側から手を選びます。そして、負けている側はそれと異なる手を選ぶのが常識です。あるゲーム理論の本の著者は、こんな初歩的な手を知らなかったらしく、最後の最後で負けてしまったことを告白しています。なお、Aさんは400Gを超える金額を赤に賭ければ十分です。相手より少しでも多い金額が残ればよいので、より穏やかな勝負で終えることができます。
2005/12/08
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ゲームでは、いかに順調に勝ち進んでいるように見えても、最後の最後に判断を誤り結局負けてしまうことがあります。そうならないためには・・ゲーム巧者のAさん、幸運も手伝ってか、ルーレット選手権で現在トップに立ち、1200Gを持っています。2位につけてきたBさん、800Gを持っています。最後にAさんとBさんの1対1の勝負になりました。そこでBさんは考えました。全額を賭けてここは一挙に逆転を狙ってやろう。単に赤か黒のどちらか賭ければ、当たれば2倍です。全額賭けて1600Gになれば、Aさんに勝てます。Bさんは「赤に800G」と叫びました。まさかAさんが最後に大胆な賭けなどしないだろう、と思ったのです。すると、Aさんはニヤリとほくそ笑みました。Aさんは自分が必勝だと読んだのです。どうしてでしょうか?
2005/11/30
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他人の思惑を推察することの重要性この投票で賞金を得るには、あなたが美人と思う人が重要なのではなくて、多くの人々がどんな女性を美しいと思うかが重要であり、あなたの好みとは無関係です。誰が一番美しいか、ということになれば、選出者は美というものを改めて問い直すという作業になるわけですが、ここで要求される能力はそれとはまったく違うものです。他人が誰を一番美しいと考えるかを考えるということは、「他人は何を考えているかを考える」ことなのです。そう考えると答えは 2)でしょうか。。ビジネスにおいても交渉ごとにおいても最も大事な「他人は何を考えているか」ということを、私たちはともすれば忘れがちです。この読み違いによってどれほど多くの利得を逃してきたことでしょう。このゲームに勝利するためには、”他人が女性のどこを美しいと感じているかを見つける視点”を見つけなければなりません。したがって、この作業は一筋縄ではいかないものです。ケインズがなぜこんな話を持ち出したのかといえば、それは株式市場の不可解な動きを説明するためでした。皆さん!!!いつも沢山のコメントをありがとうございますです。またあらためてみなさんのところに、お邪魔させていただきたいです。感謝でございます。。
2005/11/13
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高名な経済学者ケインズは、その主著「雇用、利子及び貨幣に関する一般理論」第12章の中で、美人コンテストにおける人々の行動をとり上げました。ある新聞社が100名の候補写真の中から読者が美しいと思う女性6名を投票で選ぶという美人コンテストを行いました。この上位6名に投票した読者には賞金が与えられます。賞金を得るには、次の 1)、2)のうち、どちらの戦略で向かえばいいでしょうか。1)自分の美の基準にしたがって順位をつけ、 美しさ順に6人を選ぶのが、結局、予想を 的中させることとなる。そのため多方面か ら候補女性の美について資料を集め、吟味 する。2)自分の好みや美の規準はまったく省みない で、他の人が誰を推すかだけを真剣に考え る。例えば自分は八重歯が好きでなくとも、 、それをチャームポイントに挙げる人がい る限り、その可能性も吟味する。
2005/11/11
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株価は経済業績を反映していない株式投資が「美人コンテスト」に似ていると喝破した高名な経済学者ケインズは、株式投資が上場企業の経済業績で動いているわけではないことを強調しています。ならば、それを踏まえた投資術に磨きをかけるしかないということになります。株式投資は投機ではないことがよくいわれます。しかし、株式市場の株の上がり下がりが、単純に経済業績を反映しているものでないことも常識となっています。そういった視点で考えると解答としては2)でしょうか・・需要が供給を上回るとき株価は上がるもし、業績で株価が決まるならば、私たちは問題文の1)のように、上場企業の1株あたりの収益率の高い会社をリストアップするだけで必勝投資対象を見つけることができるわけです。しかしこの方法では、短期に大儲けすることは出来ないでしょう。経済の基本法則は需要と供給で、需要量が供給量を上回るとき、その株価は上昇するのです。株式市場で、人々が欲しがっているわりに、みんなが手放したがらない株とはどういう株か、ということを探すことが戦略的投資法の第一歩といえるのではないでしょうか。はじめに出てきました、高名な経済学者ケインズは、その著書「雇用、利子及び貨幣に関する一般理論」の第12章の中で、美人コンテストにおける人々の行動を取り上げました。次回はそのお話をご紹介したいです。
2005/11/10
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今回は株式市場の需要と供給の関係を考えてみたいです。余裕資金を今まで地道に銀行の定期預金に預けていたA氏は、今度その半分を株式に回そうと考えて、いろいろと勉強中です。彼が株式で、短期間で利益を上げるために適切な考え方は、次の 1)、2)のうち、どちらでしょうか。1)まず何といっても健全な財務体質であるかが重要 なので、1株あたりの収益順のリストを作ってみ る。次に今後の経済の見通しを考え、最も成長率 の高くなる産業は何かを考え、その産業の中で収 益順リストに含まれている株があるかを調べる。 投資対象は、このように業績重視で選ぶべきである。2)一番大事なことは、他の人がどの会社の株が一番値 上がりすると考えているか、ということだ。「市場 の人気」が今どこにあり、今後どこに向かうか、で きればその転機を見いだして、次の人気株に人より 先に先に乗ることを心がける。それを見いだすまで は研究だ。見いだしたら素早く投資する。今回は皆さんからのご意見がかなり楽しみな題材ですね。上記からの選択以外で、皆さんのこだわり、方向性等聞かせてもらえれば面白いかもです。
2005/11/03
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この問題は後ろから解いていきます。せんこうをプレイヤーA,後攻をプレイヤーBとします。プレイヤーAが「17」といって終えたとき、プレイヤーBは「18」、あるいは「18,19」としかいえません。プレイヤーBが「18,19」といったならば、プレイヤーAは「20」といって終わりになります。もしプレイヤーBが「18」といって終えたならば、プレイヤーAは「19,20」といってゲームセットとなります。したがって、プレイヤーAが「17」といえる段階までくれば、ゲームの勝敗の行方はわかることになります。同じような段階は14、8、5、2であることがわかるでしょう。このゲームに勝つためには、プレイヤーAが常に「2」、「5」、「8」、「11」「14」、「17」といって終えるようにすればいいことになります。したがって、最初にプレイヤーAが「1,2」といえば、その後プレイヤーBが「3」といおうが「3,4」といおうが、プレイヤーAは「5」といえるように調整できます。同じようにしていけば、プレイヤーAは「17」といえるところまできますから、2番が必勝法となります。
2005/10/10
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1から20までの数を、2人のプレーヤーが1から順に、1つか2つずつ交互に言い合います。最後に『20』と言ったほうが勝ちです。あなたがこのゲームに勝つ戦略を考えて下さい。ゲームは以下のルールで行われます。(1)1度に言う数は1つか2つで、2つめは1つめ と連続した数でなければなりません。 たとえば、最初の人は「1」というか「1,2」 と言うかのどちらかです。(2)次の番のひとは、前に言った人の次の数か ら言わなければなりません。たとえば、プレ ーヤーAが「1」と言ったら、プレーヤーBが 言えるのは「2」あるいは「2,3」です。このゲームの必勝法は、次のA)~E)のうち、どれでしょうか。A)先行で、「1」と言う。その後は相手の言った 数より1だけ多い数を言う。B)先行で、「1,2」と言う。その後は5,8,11、14、 17で終わるように数を選ぶC)後攻で、数は必ず2つ言うようにするD)先行でも後攻でも、自分の番では絶えず偶数で 終わるように数を言うE)特に必勝法はないヒントは、『結果から考えてみましょう』です。
2005/10/04
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納期間際に時間に追われて仕事をしていると、その仕事の見直しがが十分できなくなります。期限切れの見切り発車です。納期に間に合わせるという言い訳が関係者を支配し、仕事の成果や品質についての優先順位が下がってしまいます。このようなことを繰り返していると、ますます品質より納期を守ることだけが重要視され始めます。また、納期直前の緊張感がなければ仕事がはかどらないとか、やる気が起きないといった、悪い習慣が身についてしまいます。納期は最終期限です。最終期限ですから後がありません。このような時間ぎりぎりの崖っぷちで体を張るより、少し余裕を持たせて納期前に完成させた方が、精神的にも肉体的にもはるかに楽なはずです。納期を守るというよりは、納期より早く終わらせるという週間を身につけたいものです。できることなら、納期は実際の納期より一週間くらい早めに設定したいものです。早く完了することは、手抜きではなく、いいことです。スピードが求められる時代です。早く終われば新しいチャンスをつかむゆとりが生まれます。また、出来上がった仕事を落ち着いて客観的に見直すゆとりができてきます。仕事の見直し(フィードバック)をすることで、仕事の品質を上げることができます。納期を守るのは当然ですが、できるだけ納期より早く完了する習慣を身につけたいものですね。スピードが大切です。3日かかるのを2日で完了させようとするところに、改善の創意工夫が生まれるのです。
2005/09/30
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今日はあなたが半年間かけて進めてきた仕事の納期だとしましょう。今日の17時が最終期限です。いつものあなたなら、昨日と今日はどのような時間を過ごしていますか?パターンは大きく2つに分類できるはずです。1つ目のパターンは、昨日は夜遅くまで仕事をし、今日も昼休みの時間を惜しんで仕事の仕上げを行っているパターン。2つ目のパターンは、昨日までに仕事が終わっていて、必要に応じて見直しをするゆとりのある状態です。あなたはどちらのパターンが多いですか?仕事として考える時、「納期」と「品質」を考えなければならないのは、当然ですね。特に『現場』における人達にしてみれば、時として、そのジレンマに悩まされもします。また、ご家庭を守る奥様方の家庭内のお仕事でも視点を変えることによって、同じような比べ方ができないでしょうか。そんな例えでも考えてみても、面白いかもです。
2005/09/26
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グー、チョキ、パーをそれぞれ3分の1の確立で出すこと。実はこれが最も重要な作戦なんです。たとえば、あなたがグーを滅多に出さなかったとしましょう。ほとんどがチョキかパーですから、相手はチョキを出すことにしておけば、ほとんどの場合にアイコか勝ちです。つまりあなたは負け続けます。それを避けるために、グー、チョキ、パーを等確率で出しなさい、というのが、「ゲーム理論の基本定理」という重要な理論の結論です。いろんな本でも定理とか難しいことを書いていることがよくあります。実際は、ジャンケンにおける人の経験則から簡単に理解できる内容ではないかと思われます。なお、普通の人がジャンケンすると「グー、チョキ、パー」の順番で出すことが多いといわれています。相手がグーを出したら、次はチョキかもしれません。だったらこちらはグーを出したら勝ち、一般に、「相手の出したのと同じ手を次回に出す」という作戦がいいそうです・・しかし、これは一回目がアイコの場合ですよね。こんな作戦使う人がいました。「次は○○出します。」宣言して、相手がどう取るか読んで勝負するそうです。この心理作戦に相手がはまってしまうとかなり勝てるとか。。(これはゲーム理論とは別のお話でした)皆さんいつもコメントを沢山ありがとうです。また、ゆっくりご訪問させて下さい。
2005/09/21
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またまた、ゲーム理論で皆さんに挑戦です。今回は基本に立ち返って考えて見ましょう。あなたの知っているゲームで、戦い方の常套手段を考えてもらいましょう。といっても、ごくごく簡単なゲームですよ。では、ジャンケンの最も常套的な作戦を述べてください。また、必勝法をお持ちの方、お教えください。
2005/09/18
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不幸なA社は、これで今後は特許料だけで高成長を遂げられる、と甘い夢を見て早速契約書にサインしました。ところが、待てど暮らせど、B社から特許使用料は入ってきません。「どうして使用料を払ってくださらないのですか」「おたくの特許を使っていないからですよ。うちの特許の方を使って製品を使っています。」「いつ使ってくださるのですか」「まったく未定です。。」A社の社長は、よくよく考えて、ようやく気づきました。「これは『特許封じ』の手口だったのか・・」つまり「独占ライセンス契約」を行うことによって、B社以外がA社の特許を使えない契約を結びます。その上で、A社の特許を使いません。これによってB社は特に経費を要せずに、競争相手の特許を完全に封じることができるのです。これは実によくある手口で、海外の企業から、こんな契約を持ちかけられたなどの話を聞きます。気をつけないといけません。このようなインチキを防ぐのは簡単です。まず最初に高額の「契約料」をふっかけます。( ̄皿 ̄)うしししし♪それとともに、特許を使わなかった場合にも支払われる、年間の「基本料」を高額に設定しておきます。( ̄皿 ̄)うしししし♪つまり、「相手が使わなくても、損はしない契約」にしさえすればよいのです。その上で、独占契約で無いことを要求すれば、B社はシッポを巻いて逃げていくことでしょう。( ̄皿 ̄)うししししのし~♪といっても、またもや最初で答えを出されたので、降参ですね。。出直してまいります・・それでは!! ((=゚Д゚=)ノ ドコデモドア-冂
2005/09/12
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ゲーム理論の中で面白いお話がありましたので、ご紹介です。【特許の独占ライセンス契約】新興のA社が、優れた基本特許を取ったところ、対抗する特許を持っているB社が提案をもちかけてきました。「貴社の特許の独占ライセンスを契約させていただけませんか。貴社の特許を使ったら、高額のライセンス料をお支払いします。」B社は有名な大企業です。B社で製品を作ってもらった方が、高いライセンス料が入るし、A社にとってはずっと有利だと社長は考えました。「素晴らしいお話をありがとうございます。ぜひともお受けいたします。」はたしてそれでよいのでしょうか。じっくり考えてみて下さい。よく考え直したほうがいいです。これはよくある手口です。「特許を使ったら」というところがトリックです。さて、どんなトリックでしょうか?またまた、簡単にとかれそうですが・・「お笑いネタ系」の回答も大歓迎ですよ。。
2005/09/10
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会社でも似たような光景がありそうです。一生懸命やっているのに評価されないなんて何と悲しいことでしょう。ええと・・今回はコンビニでキャベツは売っているということにさせて下さいね。例えばスピードでしょうか、ご主人は買い物の帰りに道草をして、奥さんがイライラして待っていたのでしょうか。例えば、品質でしょうか、キャベツが小さすぎたとか、間違って「キャベ2」を買って帰った場合が想定されます・・・・・ここではキャベツの値段が高かったコストの点について考えて見ましょう。奥さんはキャベツをコンビニではなく、スーパーに買いに行ってほしかったわけです。スーパーの方が安いからです。奥さんは150円位だと思っていたのに、ご主人は250円のキャベツを買って帰ったのです。この100円のギャップに奥さんは嘆いたわけです。しかしご主人はわざわざ買って来たのにと怒りが爆発しそうな気持ちでしょう。お互いの価値観が異なる場合、意見が食い違う現象、つまり見解の相違が起きます。その奥さんは普段から買い物をしてもちろん値段の少しでも安いところを探していますから、キャベツの標準的な値段の基準があったわけです。しかしご主人は普段野菜などの買い物をしないので、キャベツの価格には無頓着だったのです。このお話は「ものさし(基準)」に関するものです。人間は物事を判断する場合、相対的評価を行います。何かを基準にして比較することで、判断が容易になります。ご主人の場合、キャベツの価格に関するものさしがなかったわけです。ですからキャベツが高いとか安いという判断ができなかったのです。判断力を身につけるためには自分なりの基準となるものさしを持つことが大切ですね。ものさしがあれば、事実を観察して自分のものさしと照合することで容易に判断できます。しかしそのものさしは時々更新いたしましょうね。ものさしを固定化しすぎてガンコになってしまうかもです。。
2005/09/06
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いきなり話が変わってしまいます。ご主人がコンビニに買い物に行きました。奥さんに買い物を頼まれたからです。頼まれたはずのキャベツを買って帰ったのに、奥さんは怒っています。どうして買い物を手伝ってあげたのにご主人は怒られなければならないのでしょうか?
2005/09/04
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ゆでたまご作りのCTQを決めるさて、家族のVOCを集めることができました。しかし、かなりバラツキがありましたね。家族4人ができるだけ満足することができる「おいしいゆで卵」をはっきりさせなくてはなりません。この「はっきり」特定する重要な要因のことをCTQ(Critical To Quality:経営品質に決定的に影響を与える要因)と呼んでいます。たとえば、ゆでたまご作りでは、お父さんもお母さんにも、子供達にとっても「これだけは外せない」という要因がCTQということになるわけです。 しかし、必ずしもVOCの寄せ集めがCTQとなるわけではありません。家族4人のVOCには共通点もあれば、相反するところもあるようです。それでも、お客様の満足のいく品質を実現するために、CTQを明確にしなくてはなりません。ゆで卵の例でいうと、CTQは「ゆで方」です。半熟ならば、ゆで時間は短くてすみます。「黄身を真ん中に」であれば、ゆでている間に時々、卵を転がすことが必要です。お客様の要望と企業活動の優先順位との折り合いをいかにしてつけるか。CTQを決めるには、この議論を徹底的に行わなくてはなりません。
2005/09/03
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やっと、PCが直ってきました。| ̄ω ̄、|グスン3回目の故障でございます。なんて当たりが悪いというか・・2週間ぶりでしょうか?またぼちぼちと 日記を更新していくっす。また、よろしくです。
2005/09/01
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「おいしいゆで卵」を定義する。「おいしさ」を決めるのは V・O・C皆さんにとって、「おいしいゆで卵」とはどんなゆで卵でしょうか?人によって、またはその目的によって、「おいしい」の意味が違っていたとしても、ちっとも不思議ではありませんよね。「ゆで卵は絶対半熟!」という人もいれば、「温泉卵風じゃなきゃ!」といった要望があるでしょう。個人の好みや目的によって「おいしいゆで卵」も変わってしまうわけです。例えば、今、作らなくてはならない「おいしいゆで卵」は、家族4人の朝食用のゆで卵、ということにしましょう。お父さんは味のしみているゆで卵が好きです。お母さんは 半熟をスプーンで食べるのが気に入っています。子供達は、白身の真ん中に黄身が入っているゆで卵が嬉しいようです。そして、時間もお金も無制限というわけにもいきません。こうした要望のことをVOC(Voice of Customer:お客様の声)といいます。このVOCを集めてくることが、QC活動のスタートとなります。しかし、これは「お客様の声をすべて集めなさい」ということではありません。むしろ、その反対に、これからしようとしていることの”お客様”をきちんと特定して、正しい VOC を集めてくることが重要なのです。皆さんコメントが素晴らし過ぎです。はっきり言ってまいってしまいます。次回は「おいしいゆで卵」を作るポイント 編です。最近PCが調子が悪いです。。もしかしたら、しばらく修理に出すことになるかもです。
2005/08/13
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・・物事はすべてプロセスからできている・・といいます。今回は「おいしいゆで卵」の作り方を 考えてみましょう。といってもわたしは 料理はほとんどやったことは ありませんです。「品質管理」「オペレーションミスの防止」「安全作業」等の対策のために、作業分析し、体系化するために練習として このようなお勉強もしたりしました。さて、あなたは おいしいゆで卵を作るためには どんなことを考えますか?? 手順や方法、コツ、があれば お教え下さい。
2005/08/12
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沢山情報がある場合、一度に思い出すのが大変です。買い物に行く場合、事前に必要なものをブレンストーミング的に手当たりしだいに紙に書き出しておくという方法で、買い物忘れが減らせるでしょうう。たとえば「ニンジン、歯磨き粉、りんご、キャベツ、マヨネーズ、卵・・」というふうに・・ここでもう一歩先を考えて見ましょう。手当たりしだいに思いつくものを書き出したものの、本当にモレがないでしょうか。まだ書き出していないもののモレをチェックすることは難しいはずです。人間の記憶力は、個人差はありますが、一度に7つ前後くらいしかおぼえられないそうです。これを「マジックナンバー・プラスマイナス」といいます。プラスマイナスは個人差によって若干の違いがあるという意味です。一度にたくさんの買い物を羅列されても覚え切れません。ここで、同じような仲間を「グルーピング」する方法があります。たとえばニンジン、キャベツ、ほうれん草などから野菜というグルーピングをします。すると、ほかに必要な野菜はないかなと考えることができます。また、グルーピングを、野菜、果物、お菓子などに分けて、果物で買い物するものは何か、お菓子で買い物するものは何かというふうに整理すれば、たくさんの情報を管理することができます。つまり、グルーピングは情報整理の定石なのです。足りない情報を補充するとか、情報整理、情報活用する場合、グルーピングは思わぬ威力を発揮します。記憶力のいい人は、グルーピングされた引き出しをたくさん持っているといいます。引き出しごとにグルーピングの代表名がつけられています。そして情報を引き出しの分類にしたがって収納していきます。情報をさらに増やすには引き出しを一階層ではなく、ロジックツリーのように多段階階層にすればいいのです。たとえば食料というグルーピングに野菜やお菓子を入れます。さらに野菜のグルーピング中にニンジンやキャベツを入れます。情報整理はグルーピングからはじめましょう。みなさん、いつも沢山のコメントありがとうございます。時間ができれば、ゆっくりお返事、訪問させていただきますです。
2005/08/11
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あなたはこれから 買い物に行こうとしています。最近買い物に行っていなかったので、冷蔵庫の中は空っぽです。ほかにも必需品で買いたいものも沢山あります。あなたは買い忘れがないように どうしますか?また 買い物がスムーズにできるように どう工夫しますか?・・情報整理や活用というふうに あなたのお仕事に 置き換えて考えて見て下さい。けっこう 面白いと思いますよ。。
2005/08/08
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売る勇気があるなら、ゲームに強い素質があります。損をしても、売らなければならない場合があります。そうしないと、もっと大きな損失をこうむるかもしれないからです。この場合、損失は3割です。激しく乱高下する株だと、投資家にとっては、3割程度の損は誤差のうちです。つまり取り戻しやすい範囲内だと考えます。一方、最安値400円まで下がったら、損失は9割6分です。これはほとんど取り戻しようがありません。総合的に判断すると、危険な株ですから、即刻売るというのが妥当な判断です。この問題は、実在するA社の実例でした。「私にとっては3割の損は誤差ではない、機関投資家と一緒にするな」という意見もあるでしょう。しかし、株式市場は乱高下が激しく、多くの機関投資家にとっては3割は誤差の範囲内です。そして、株式投資に参加する個人投資家の数は2割にすぎず、後の8割は、機関投資家なのです。そんな環境で勝負する以上、自分のモノサシだけで勝負していては負けてしまいます。
2005/08/05
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ゲームでは、「負けないこと」にこだわるものです。それは第一段階といえましょう、ゲームに強くなるには、もう一歩踏み込んで「負けたときの損失を少なくする」ことの大切さも覚えておかなければなりません。特に、投資というゲームの世界ではそうはいえないでしょうか。まずは、「損切り」という基本をゲーム理論的に考えましょう。ゲームですから少し極端なお話ですよ・・【損して売れるか】あなたは、A社の株を1株1万円で買っていたとします。なお、過去の最高値は2万円です。その後、最安値が400円になったことがありました。今、1株7000円だとします。売る勇気がありますか??
2005/08/02
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クイズ問題をひと言でいうと、正解がひとつあるということです。正解か不正解か2つにひとつです。 クイズ問題は「記憶力」の勝負ともいえます。沢山勉強してそれをきちんと記憶することで、記憶として身につけておくことが必要です。 クイズ問題に対して記憶力や知識力とは異なる能力を要求される「パズル問題」があります。パズル問題では、答えや解答というより、「解」と表現したほうがピッタリします。解は1つとは限りません。複数存在することがあります。 パズル問題で求められる能力は、知識ではなく「知恵」です。知識が多いほうがいいのですが、知識量だけでは充分ではありません。大切なのは知識などを使って創意工夫して、新しい解を作り出す能力です。 クイズ問題 5+3=□ 12-4=□ 2×4=□ 答えは1つだけです。 パズル問題 □+□=8 □-□=8 □×□=8 答え(目標)はひとつ、でも組み合わせ(プロセス)は複数。 私たちは学校の授業において、クイズ問題で訓練されてきました。数学などでは、公式やルールを覚えて、それが色々な場面で再現できるかの訓練を受けます。 しかし会社の仕事においては、クイズ問題よりパズル問題がはるかに多く存在するように思います。はじめから準備されている答えはありません。 私たちは、仕事においても「パズル問題」と日々戦っているのです。
2005/07/30
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テレビではいつの時代でも クイズ番組は人気があるようです。日本人はクイズ好きな民族なのかも知れません。ところで、クイズ問題とパズル問題の違いってご存知でしょうか??・・いつものように 簡単に答えられそうですが・・お手柔らかにお願いします。・・・
2005/07/28
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かつてベストセラーになった本に、エドワード・デボノの「水平思考の世界」がありました。通常の常識的思考は「垂直思考」です。AならB、BならC、CならD・・・と続いていきます。一方、「水平思考」とは、論理の連鎖を別の角度から見直して、まったく新しい展開を行う思考法です。デボノの書の冒頭にある問題がこの【石選び】で、古典的なパズルをデボノが利用した問題です。 取り出した石を庭に落としてわからなくして、こう言えばいいのです。 「袋に残った石を見てください。それと違う色が、私が選んだ石です。」 袋には黒い石が残っているはずですから、娘が選んだのは、白だったということになります。素晴らしい大逆転ですね。 たわいないパズルに見えますが、論理というのは「白か黒」「真か偽」「0か1」の世界だというのが普遍的です。似たようなトリックを実際の場でも使うことができます。 ・・ということでやはり簡単に解かれてしまいましたですね。。 出直してまいります。
2005/07/19
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最近、読み始めた「ゲーム理論トレーニング」の中で面白い お話があったのでご紹介します。 「論理を逆転する」という点に注目して考えて見て下さい。【石選び】 昔、ロンドンのある商人が、悪徳な金貸しから莫大な借金をして困っていました。金貸しはその商人の美しい娘に目をつけました。そして、ゲームを提案しました。 金貸しが皮袋の中に、黒と白の小石を1つずつ入れるから、娘が中を見ないで1つ取り出せというのです。 黒を取り出せば、娘は金貸しの妻になり、借金は帳消しです。 白を取り出せば、娘は父親と暮らしてよく、借金も帳消しです。 もっとも、この金貸しは善意でこのゲームを提案したわけではありません。金貸しは、商人と娘を小石を敷きつめた庭に呼びました。そして、金貸しは庭から小石を拾い上げて袋に入れたのですが、悪辣(あくらつ)な金貸しが手に握りしめた石は、2つとも黒だったのです。しかも、娘はそのことを目ざとく見てしまったのです。 石を選ぶことを拒否すれば、父親は監獄送りです。娘はどうすればよいでしょうか。
2005/07/17
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改善には極意があるそうです。その極意を知ることで、少ない労力で高い効果を狙うことができるのです。 改善は「ECRS」で考えます。ECRSは改善の切り口と同時に、改善の優先順位でもあります。 それは4つの言葉の頭文字です。 E・・(Eliminate) 排除、やめる C・・(Combine) 統合する、一緒にする R・・(Replace) 交換、入れ替え(人、モノ、場所、時 間) S・・(Simplify) 簡素化、時間短縮まず「E」を考えます。Eができない場合は「C」を考えます。cができない場合は「R」を考えます。Rができない場合は、最後に「S」を考えます。 つまり、1.「やめられないか」 → 2.「統合できないか」 → 3.「別のものに交換できないか」 → 4.「簡単にできないか」 という具合に、順に考えていきます。 ごく一般的に改善を考える場合、Sの簡素化を最初に考えてしまうそうです。 しかし、ECRSの順番で優先順位をつけ考えることで、少ない労力でより高い効果を短時間で推進することが可能になります。
2005/07/16
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以前、【問題の基本構造】のお話をいたしました。「あるべき姿、目標」と「現状」とのギャップを認識し、そこから「問題意識」何とかしたいと考えることによって「課題」を見出す。といったお話でございました。今回は、その続編とでも申しましょうか。改善活動について考えてみます。問題点は発見したけれど、どう改善していいのか判らないということがしばしばあります。またあれこれ改善案を出してみても、どれが効果的なのかわからないことも多くあります。結局いろいろ改善案をやってみたけど、努力したわりには効果が低いということもしばしばです。あなたは今までどんな「改善」を考えましたか。また、あなたのつかんだ改善案作成の「コツ」は何ですか・・?
2005/07/14
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この競売の結果を先読みできれば、どうすればいいかすぐわかると思います。やはり正解は「参加しない」です。なぜ参加してはいけないのでしょう。それは、この一万円がいくらで落札されるかを逆算して考えると明らかです。何円くらいで競り落とせると思いますか。5000円くらい?いえいえ、とんでもありません。誰かと競り合って、5000円まで来たとしましょう。そこで競り落とせるでしょうか。そこで終われば、競り合っている相手は、自分のつけた金額だけ丸損です。だって「2番目の高値をつけた人は、つけた値だけの金額を払わなければならない」のですから。だからその人は、5000円よりさらに高い値をつけて、あなたに勝とうとしてくるでしょう。だったら、あなたはさらに高い値段をつけなければならなくなります。よって、5000円では競り落とせません。では、1万円ぎりぎりなら競り落とせるでしょうか。実はそれもノーです。例えば100円刻みで考えて、あなたが9900円をつけたとします。競争相手は9800円です。相手はそこであきらめますか?いいえ、9800円を丸損するよりは、1万円の値づけをして、あなたが9900円の損になるようにするでしょう。だったらあなたは1万100円をつけるしかなくなります。それで競り落とせば100円の損ですが、9900円の損よりはましでしょう。しかし、まだまだ果てしない泥仕合の幕開けに過ぎません。5万円、5万100円、5万200円・・・といくらでも損失は膨らみ続けるのです。このような先読みの結果、この競売には参加しないのが賢明です。これは 「ゲーム理論」に出てくる代表的な例題です。ゲームでは「常識はずれな展開が起こりうる」と気づかせてくれます。先読みすればするほど、妙なことが起こる場合がないではありません。それはゲームのルールの設定の仕方にもよります。しかし、ゲームのルールを変えようもない状況も多いのです。【先読みで破滅を防ぐ・・】先読みできたことにより命拾いすることも多々あるようですね・・
2005/07/10
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1枚の一万円札を競売にかけます。値打ちは・・もちろんちょうど一万円です。最も高値をつけた人が、その金額を支払って競り落とせます。ただし2番目の高値をつけた人には、ペナルテイがあります。つけた値だけの金額を支払わなくてはならないのです。あなたはたくさんの人たちの中に混じっています。さて、この競売には、どんな作戦で臨めばよいでしょうか。
2005/07/09
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もし最初の駅前ストアで200円のダイコンを買ってしまったら、そのダイコンが高いのか安いのか、判断できなかったはずです。高いか安いかという問題意識も持たなかったかもしれません。自宅近くのスーパーマーケットで10円高いダイコンを見て、駅前ストアで買っていればよかったとか、対策として、駅前ストアまで戻ろうかどうしようか考えたわけです。人間の評価は相対的なものです。高いか安いかを評価するには、比較する基準が必要になります。問題意識もまた、ある基準に対して比較することで生まれるものです。「問題の基本構造」というものがあります。問題意識が生まれるのは、「あるべき姿」または「目標」と「現状」とのギャップがある場合です。このダイコンの例の場合、目標が200円、そして現状として自宅近くのスーパーマーケットが210円です。ギャップとして、目標より10円高いということを問題点として認識して、何とかしたいと考えているのです。その問題点をどのように解決するのか。その解決方法が「対策、解決策」になります。前々回の「説得力を増すために」で出てきた 進捗報告書の目的 がここでいう10円の差を知り、何とかしたいと思うということなのです。
2005/06/30
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あなたは帰宅途中です。最寄の駅で電車を降りました。今日はダイコンを買って帰ろうと思っています。そこで駅前ストアに立ち寄ってダイコンを探したところ、1本200円でした。そこであなたは考えました。このダイコンは高いのか、安いのか。そこで買うべきかどうか。そのダイコンは高いのか、安いのか結論を出してください。といわれても、はたして高いのか、安いのか、多くの人は結論が出せないはずです。日ごろからダイコンの値段調査に熱心な人は別としても・・話を進めましょう。あなたはその駅前ストアで買い物をやめて、駅から徒歩10分のところにある。自宅近くのスーパーマーケットでダイコンを買うことにしました。駅前ストアよりもダイコンが安いことを願って。しかし残念ながら、自宅近くのスーパーマーケットのダイコンは1本210円でした。 ΣΣ( ̄◇ ̄;)!ハウッ!?駅前ストアより10円高いのです。さてあなたはこのスーパーマーケットで買いますか、それとも駅前ストアに歩いて戻って買いますか?
2005/06/26
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今まで無かった「進捗報告書」を提出するために考えることがどうしてスキルアップにつながるのでしょうか。以前 ハイパフォーマーのお話をいたしました。いわゆる仕事が出来る人、は何がちがうのか? その行動特性を分析し体系化するとき、まさに様々な「スキル」があることがわかります。基本的なものを考えただけでも20~30種程ありましょうか。その様々なスキルを大きくわかりやすく分けるとしたら、【仕事をするために必要なスキル】と【高い業績を上げるために必要なスキル】になると思うのです。後者を意識した教育は、企業にとって本当に大きな力につながると思いますし、その人にとってもレベルアップできるはずであると信じています。私の考えたオペレーターのレベルアップ プロセスはこうです・・1. 進捗状況を把握できる(そのためには標準時間の算出法の理解が必要)→ 2. 状況が、先行・順調・遅れ の原因、理由を考え見つける → 3. 原因・理由からさらに要因を考え見つける → 4. 問題を改善したいという意識を持つ ・・・(少し大雑把ですが)まだ先は続きますが、本当に大切なのは「心から」改善、改革したいと思うことではないでしょうか。問題解決のためのツールやテクニックを、いきなり与えても報告、連絡だけのための「言い訳のためのツール」になり兼ねないのです。
2005/06/25
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1. は定性的な表現だけです。つまり報告者の判断を中心に状況を伝えているだけです。2. は定量的(数値)表現を加えています。乗車率の詳しい基準がわからないにせよ、昨年より1.5倍も乗客が多いということが伝わってきます。「すごく混んで大変でした」というより、「○○mの渋滞で○○時間掛かった」の方が伝わり方が明確です。説得力を高めるにはどうすればいいのでしょうか。上記の例にあるように、少なくとも定量的に数値で伝えることが基本です。正解はやはり、「2番」でしょうか。さて、次にこの提案による「私の思惑」の部分のご説明でございます。私の仕事に対する基本的な考えは【アウトプットを意識する】ということです。仕事としてやるからには結果(企業としての利益)を追求すべきだと・・ビジネスの世界はオリンピックではないのですから、参加することに意義があるわけではありません。具体的な成果、つまりアウトプットを出すことが必要なのです。実はこの報告書で終わりではありません。オペレーターのスキルアップを意識した、ほんの第一ステップ(足掛かり)なのです。 皆さん沢山のコメントをありがとうございますです。またゆっくりご訪問させていただきます。相変わらず時間が無いです。次回につづくです。。
2005/06/19
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はじめてお話しますが、私は製造関係の仕事に携わっています。先日まで私が担当していた工程には10数台の処理機械が並んでいます。各1台に1名のオペレーターが担当し機械を操作し処理を行います。各機械毎にその日一日の運転処理計画が設定されていますが、なかなか計画通りに進まないのが現状です。ある日私の提案で「進捗報告書」なるものを、各オペレーターに終業時 書いてもらうことにしました。計画に対して、遅れる・先行している・計画通りに進んでいる、とあるはずですが 原因、理由は様々なはずです。その 進捗度合や原因、理由を担当者が工程責任者へ報告するのが当然の義務であると考えての改善でもありました。また、私なりのもうひとつの理由もあってのことでした。様式を作成し、各担当者に書いてもらうようにしましたがその内容、伝え方といったらそれこそ大変面白い(興味深い)ものばかりです。さて、問題です。下記の内容のどちらに説得力があると思いますか?また、私が期待した効果とは?1 . 帰省ラッシュで新幹線は例年になく混んでいます。東京駅のホームでは指定券を買えなかった乗客が長蛇の列です。2 . 帰省ラッシュで新幹線は例年になく混んでいます。昨年の乗車率は200%でしたが、今年は300%を越えています。東京駅のホームでは指定券を買えなかった乗客が100メートルにも及ぶ長蛇の列です。
2005/06/18
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株価の決定要因は何かと問われたとき、株価は企業の将来業績の期待を反映したものであるというのが最もポピュラーな解答である。将来業績はいろいろの要因に依存しているので、為替レート、金利、産業動向、世界動向など多様な要因があげられる。投資家の期待(予想)により市場の需給が調整され価格が決定される。このように企業業績に基づいた株価分析をファンダメンタル分析という。他方、株価の過去の時系列データから株価の将来を分析するものをテクニカル分析という。株価の時系列データから平均移動などのテクニカルな手法を駆使してパターンを探し出し、将来もそのパターンが繰り返されるという信念から株価予想が可能になるというものである。 以上、広辞苑 現代用語の基礎知識「ファンダメンタル分析とテクニカル分析」よりどちらのタイプの投資家(分析)も事実に基づいて投資をしますが、その事実を見つけるデータの出所が違う。また、それぞれのタイプに必要な技術等も異なります。 「FとT」 とはファンダメンタルとテクニカルのことでした。また、私がとらえたというかイメージした 「FとT」は株や投資の世界だけのものではありませんでした。仕事場の人たちとダブって見えました。私的なファンダメンタルは数的なデータや計算から得られる情報が全て、机上の論理です。しかしデータの出所や分析法によっては正しくもあるのです。テクニカルはいわゆる 技術人、積み重ねてきた技術、経験がものをいいます。現場では強いが、思い込みも多少入ります。こんなイメージが私の職場での両極端な人たちの衝突があったことを思い出させたのです。どちらも正しいがどちらも正しくない。どちらにも足らないのは、その争っている相手の考え方や知識なのです。その職場の損失ともいえる所は、この両者がお互いを認め合わない、つまり両立し得ない所ではないでしょうか。
2005/06/11
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FとT。FandT。私はよくこの言葉(?)を使います。特に仕事場で部下や教育担当者等にこの言葉の意味を説明し、理解を求めるのです。私の現在の目標は、将来いわゆる定年までにいかに不労収益を増やせるか・・ということです。そのためにできるだけいろんな情報を得たいと思っています。現在では細々ながら、不動産、投資関係少々、と地道にすすめております。(内容は別にして・・)要するに現在の仕事とは全然関係ないようなお勉強もいたします。これは投資関係の本から得たことです。投資家はとにかく利益を求めるものです。最終的な答えはその銘柄、案件に投資するか、否かです。その答えにたどり着くまでにいろんな手法、というか理論があるようです。またその中にも派あるいは対極ともいうべき理論があるらしいです。どちらが正しいとはいえなくとも、どちらが分かりやすい?どちらが儲かる確立が高い?とか考えてしまいます。が、私がその日読んでいた本の筆者はこういっておりました。投資を極めんとするならば、その両立を目指すべし、と。その瞬間、私の職場でのある日の出来事がその言葉とダブって思い出されました。最近とにかく時間が無いです。。次回に続くです。FとTは何の頭文字でしょうか、またそれに関するコメント頂ければ嬉しいです。
2005/06/06
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答えは比較的簡単かと思われます。1~9の数字全てたすと45になります。縦、横、斜め、それぞれマスが3つずつですので、45÷3=15 各列が15になる組み合わせを考えればよいのです。 2 9 4 7 5 3 6 1 8 となります。鏡写的に反転しても同じですね・・これを三方陣と呼びます。どうしてそう呼ばれるのでしょうか三方とはパズル上では縦、横、斜め、の三方ですが、複数、あらゆる方向ととることができます。陣とは陣形、戦でのフォーメーションのことです。昔の人はこの単純なパズルの考え方を戦時の陣形、戦略戦術の考え方に置き換えたのです。中国には兵法三十六計なるものがあります。三十六種類の優れた戦術も使い方次第では負けることになります。ただひとつの戦略だけでは無く、あらゆるパターンを予測していくつもの戦術を組み合わせ備えるのです。戦略の古典である「孫子の兵法」は紀元前550年頃の中国春秋時代に呉の孫武が書き残したもので、現代まで語り継がれています。戦略の本質を見事に言い当てているため、現代の経営にも通じる兵法のひとつだといわれています。孫子の兵法の中に「予の兵法」があります。予(よ)とは「あらかじめ」の意味です。予を使った用語がたくさんあります。例えば、予定、予感、予防、予知、予想、予告、予想・・等々。予の兵法では、「一歩先を見る」「先々を見る」ことの重要性を示唆しています。今やっていることが、その先どうつながっていくのかを考えることによって、今やるべきことが見えてきます。このように予を考えることは、会社における仕事においても、日常生活においても非常に身近であることがわかります。
2005/05/13
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ちょっと頭の体操でございます。1から9の数字をしたのマスに ある一定のルールに従って入れてみて下さい。一定のルールとは、縦、横、斜め、それぞれの和が同じ答えになるようにするだけです。また、このパズルとこの日記のタイトルから私が普段考えていることも連想してコメントいただければ嬉しいです。ちょっと単純すぎです?いろいろあって疲れておりますので・・ * * * * * * * * *
2005/05/12
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ここにはいくつかの問題点があります。1つ目はシャケが早くから売り切れていたという点です。シャケが売り切れたために、シャケを買いたい人がしかたなくウメを買っていったかもしれません。また他の人は、シャケが食べたかったのに売り切れていたから、怒って何も買わずに帰ったかもしれません。2つ目は、しゃけの在庫がもっと多かったら、シャケが売れたかもしれないということです。その代わり、シャケがなくてしかたなくウメを買っていった人もいるはずですから、うめの売れ行きは減って、5個以上売れ残ったかもしれないということです。考えられる答えとしてはコメントを頂いた皆さんのおっしゃる通りだと思います。ただ、ここで注目したいのは思考方法のひとつとして「仮説を使いこなす」というところです。「シャケを増やせばもっと売れるだろう」「しかたなくウメを買って帰ったお客さんがいるはずだ」「シャケがなくて買わずに怒って帰ったお客さんがいるはずだ」というのは全て仮説です。仮説があれば、なんとかしようという対策が生まれて来るものです。例えば、売り切れたシャケは、もっと売れたかも知れないので、次回少し多めに仕入れます。その代わりウメのほうは少し仕入れを減らしてみます。そして翌日販売データを見ながら仕入れの数を調整して、売り切れ防止と売れ残り防止のための改善をすればいいのです。仮説があれば同じデータを見ていても、他人より得られる情報が多くなり、有効な対策につながるのです。今回のポイントは仮説が全てではなくて、あくまで「使いこなす」という点にあります。
2005/04/14
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あなたはコンビニを任された店長だとします。フランチャイズ本部から「売れる品揃え」をしなさいとハッパをかけられています。ある夜、おにぎりの棚を見たところ、シャケおにぎりの在庫がなくなっています。しかしウメのおにぎりが大量にあります。そしてシャケの在庫がなくなったので、ウメのおにぎりが売れはじめました。そして次のおにぎりが入荷される時間になった時、ウメのおにぎりが数個売れ残っただけでした。さてあなたはこのコンビニの店長として、おにぎりの仕入れをどう改善しますか?なお話を単純にするために、おにぎりはシャケとウメの2種類しか扱わないことにします。
2005/04/12
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