森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.05.09
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平井信義さんは30年以上も前から、子供を持って親になろうとしている人は国家試験を実施して合格者に親になる資格を与えるようにすべきだといわれています。
子供がどうゆうふうに発達してゆくのか、その発達の過程で親はどのように子供に接していくべきなのか。これらの科目を勉強して、理解度をテストで確認するのだそうです。先人たちの経験によって子供の発達過程は、驚くほど解明されています。これを学んで自分の子育てに応用しない手はありません。子育てを学習しないで、子供を作ることは羅針盤なしに太平洋を航行するようなものです。

学習すると、たとえば、「1歳から3歳までの子どもの特徴について述べなさい」という問題に対して、「いろいろないたずら(探索行動ともいいます)をしながら、一方でお母さんに甘える時期である。いたずらもしないし、甘えもしないという子は将来問題行動を起こすようになる。」と答えるでしょう。

私はこれを聞いて、森田理論学習にも応用できるのではないだろうかと思いました。
森田理論の各単元を学習した後は、問題を出してそれぞれが紙に書いて回答するのです。
点数はつけないで、その回答をみんなの前で発表するのです。
発表に対してコメントをもらうという学習方法です。学習の深まりという面からすると、講義をただ聴くだけからは雲泥の差が生まれるでしょう。

たとえば、「欲望と不安」という単元では、「森田理論では生の欲望の発揮が大事だといわれます。あなたにとっての生の欲望の発揮とはどんなものになりますか。」です。講義を受けていれば森田先生のいわれる生の欲望は学習しています。そのうえで自分に照らし合わせてさらに深耕していくのです。
これは自分ひとりの学習ではまずしないでしょう。本を読んで納得というのが関の山でしょう。グループで学習すると可能になる学習方法です。


いまのところこの学習は「受容と共感力」の体験の場となっています。多くの人が自己開示を進めて、終了後離れがたいような気持ちになります。
それはそれで「かくあるべし」から「事実本位の態度を養う」面で大きな意義があります。そのよさは残したままで、学習内容に少し手を加えれば上記の事が実現できる大きなツールとなるとみています。





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Last updated  2013.05.09 06:03:17
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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