森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.06.25
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カテゴリ: 生の欲望の発揮
道後温泉に子規記念博物館があります。
子規の足跡を訪ねることができます。
子規は新聞「日本」で俳句や短歌の革新を訴えました。
その内容は事実をよく観察して、その対象を写生するように写し取るというものでした。
それは万葉集の考え方に近いものだったようです。
森田の事実本位の考えに通じるところがあります。

弟子が多く高浜虚子、伊藤左千夫、森鴎外など俳句、短歌のみならず、小説、書や絵画にも及びます。また夏目漱石とは松山で50日ほど一緒に住んでおり、多くの影響をお互いに与えたようです。

森田理論との関連で書いてみます。
子規は「メモ魔」であったそうです。


次に子規は大変好奇心が旺盛だったといえます。
まず野球に興味を持ち「野球殿堂」入りされています。
それから旅行好きで東北秋田まで旅行されています。松尾芭蕉のようだったようです。
森田理論でも好奇心にそっていろいろと手を出すということはとても大切です。

亡くなったのは東京の根岸だったそうです。
根岸といえば「根岸病院」のあるところで森田先生のなじみの場所です。
そこで正岡子規は、7年にわたる肺結核と脊椎カリエスによる仰臥に、耐え忍ぶことのやりくりや心構えを求めることをしなかった。
病苦に泣くのみであった。極貧の中にあって看護人もなく、寝返りを打つには柱につないだ紐を引っ張ってこれをやるという仕儀であった。
子規は痛みと喀血の耐えがたきことを、はからうことなくただ慟哭していた。
痛みに常に襲われながらも俳句と随想の創作活動は続けていった。
死の二日前まで書いていたのが「病床六尺」である。

享年35歳であった。

作った俳句は約22000首。最後に子規の句を2首。

松山や秋より高き天守閣

柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺






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Last updated  2013.06.25 07:08:16
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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