森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.08.01
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カテゴリ: 感情の法則
清水宏保は、日本の元スピードスケート選手。
長野オリンピックで 金メダル1個、銅メダル1個、ソルトレイクシティオリンピックで銀メダルを獲得した。彼が筋肉について面白いことを言っている。

「筋肉は結構賢いんです。それにずるいところがある。何度も負荷を与えていると、筋繊維に組み込まれた知覚神経が学習してしまって、それほど変化しなくなってしまう。だから毎年、トレーニングの内容は変えています。スポーツ選手が間違いを起こしやすいのは、自分に満足してしまって同じメニューを何年もずっとやってしまうとか、昔調子がよかったころのものをやってしまおうとするから、スランプに陥ってしまうのだと思う。常に新しいことに挑戦してゆくと、それが自信にもなる。トレーニングで一番大事なのは、やったことによる自信を得ることなんです。」

つまり筋肉もいつも同じ鍛え方をしているとその刺激に慣れてしまい、筋肉の強化にはつながらないということです。だから違う鍛え方を考えてやると、新しい刺激に、感覚も鋭くなってきて、筋肉の増強に結びつく。

これは森田理論の「感情の法則3」のことを言っている。
「感情の法則3」は、「感情は同一の感覚に慣れるに従って、にぶくなり不感となるものである。」最初は刺激があって精神が緊張して取り組んでいたものが、時間がたつに従って精神が弛緩してくる。疲れが加わると全く意欲が減退してしまう。
そんな時清水選手はトレーニングの内容を変えるという。

森田先生は「休息は仕事の中止ではなく、仕事の転換にある」という。名言である。
森田では家事などをするときは30分おきに仕事を変えていくと弛緩した精神が、また緊張状態に引き戻されて能率が上がるという。







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Last updated  2013.08.01 07:11:24
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森田生涯 @ Re:阿久悠さんが「ジョニーへの伝言」に託した思いとは(03/06) 通りすがりさんへ コメントありがとうご…
通りすがり@ Re:阿久悠さんが「ジョニーへの伝言」に託した思いとは(03/06) この曲の歌詞の意味がわからなくて検索し…
森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…

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