森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.08.02
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カテゴリ: 生の欲望の発揮
共依存ということがよく言われる。夫婦の間でも親子の間にもある。

たとえばギャンブルが好き、酒が好き、仕事場では対人的なトラブルをたびたび引き起こす夫。
そのたびごとに妻に金銭的にも、介護の面でも、後始末の面でも面倒を見てもらう。

妻の方はそんな夫から別れたらよさそうなのに、あの人は私がいないと生きていけない人だと、自分が夫の世話をすることを、自分の生きがいにしているのである。
この場合、双方が互いに依存しあって生きているので共依存という。共生関係にある。
共依存は双方にメリットがあるため居心地がよいのだろう。

多少居心地が悪かったとしても、他の生き方はできない。お互いがお互いを必要としている。
あるいはこの人には私しかいないのだからという腐れ縁でむつびついている。

そうゆう人間関係は閉塞状態に陥ると思う。

森田で言うところの、生の欲望の発揮とは無縁の人である。
寄生虫のように、寄生する相手がいないと生きていけない。

たとえ夫婦であっても、自分の感じたことを大事にする、自分のやりたいことを優先する。そして助け合うべき時は、お互いに助け合う。お互いの生き方を尊重しあいながら、それぞれの生きたいように生きていく。それが基本だと思う。
たとえば今日寿司を食べたいという気持ちを大事にする。人が焼き肉を食べたいといったから私もそうするではない。
海に行って魚釣りをしたいという気持ちを大切にする。人がひなびた山間の温泉でゆっくりしたいというから、私もそれに同調するということではない。
自分の意思を尊重する。共依存の人は、自分の好きなように自分で決めたら、といわれると、自分のことを責められているように感じるらしい。
共依存は意識が相手に向いて自分の意思が封印されてしまうのである。






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Last updated  2013.08.02 20:37:38
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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