森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.08.07
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長らく集談会に参加していて、人の思惑が気になって仕方がないという人がとても多い。
かくいう私もそうだ。

宮川俊彦さんという方がそのへんの心理を次のように書いておられる。
ある生徒が友人関係に疲れたという。
いつも友達に合わせて、「アッハッハ」とやっていると、顔の疲れを感じちゃって、つまらなくなってしまう。
話題を誰かが出し、それに反応し、同じ感想や意見を言いながらも、そこにユーモアや、ちょっとだけの違いを出していくこと、自分をチロッと出しては、すぐに引っ込めるようなことをしてゆかねばならない。
そんな友達づきあいしかない日常生活に、つくづく疲れてしまったというわけである。
作り顔をしているから「顔がつかれる」という言葉がでてくる。
学校では、友達とうまくやっていくことが一番大切なことになっているのだという。

学校で友達が一人もいなくて、一人ポツンとしていることに耐えられることができるだろうか。
昼食も休憩時間も一人。そして同級生の好奇の目に耐えて学校生活を送らなければならないのだ。

あなたがもし会社員や公務員だとすると、組織の中の対人関係も同じことが言えるだろう。
苦しくて仕方ない。どうすればいいのでしょうかとよく聞かれます。

これは対症療法としての解決法は考えない方がよいと思う。私の考えはこうだ。
私たちはもともと、自由に、積極的に、目標に向かって前向きに生きてゆきたいと思っている人たちばかりであると思う。
自由に精一杯楽しい人生を過ごしたいのである。
ところが実際にはそのような生き方をしている人は少ない。
人間本来の生き方をしなくなった時どうなるか。
その時自分の意識は内向きに、消極的に、閉鎖的になっていくと思う。
すると逃避、自己保身、自己弁護、自己否定、他者攻撃、他者否定に向かうのではないかと思う。


人の思惑が気になる人は、基本に立ち返って、まずは自分本来の生き方を目指していくべきだと思う。そのためには森田理論をフル活用してもらいたい。森田理論はその道筋を明確に示しています。

まずは自分の置かれた境遇の中で、アンテナを四方八方に張って、どんなに小さいことでも、なすべきことに一心不乱になってくり組んでいく。
すると「感じ」がでてくる。「感じ」に基づいて体を動かしてみる。
すると次第に弾みがついてくる。そして好循環が始まる。
意識は常に外向きに、前向きになる。すると自主的、積極的、創造的な人生へとつながっていく。


感じる。考える。工夫する。行動、実践するという好循環を作るように心掛ければ、他人の思惑にばかり振り回されることは少なくなっていくと思う。






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Last updated  2013.08.08 06:33:19
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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