森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.10.08
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400mリレーという種目がある。
4人が100mづつバトンをつないで走る競争である。

小学生などで競争させてあとでミーティングをさせると面白い。
負けたチームでは、負けた原因を仲間のせいにするのである。
あるいは自分のせいで負けたと思う子供は意気消沈してしまうのである。
能力の差があるものが同じ土俵で戦うと、結果が歴然と出てしまう。
一人で走る場合は、能力の違いがあるということを認めて受け入れればよいのですが、団体競技では他者非難に向かいやすい。

次に走る距離は4人で自由に決めて競争させる。
30メートルでバトンを渡す子もいれば、150メートルの距離を走る子もいる。

誰に何メートル入らせたほうが最も勝つ確率が高くなるのか議論を始めるという。
練習をいろいろとこなした中で一番タイムがよくなるように組み合わせを考えるようになる。
そしてレース中は仲間の応援に必死になる。

これは仲間の能力の違いを前提にしている。スタートの上手な子、バトンの手渡しがうまい子、短い距離の得意な子、比較的長い距離でスピードにのる子など能力の違いを前提にして、違う能力をうまく組み合わせて、最高のパフォーマンスを出そうとみんなが工夫するのである。

これは森田に応用できそうだ。
森田ではみんなそれぞれに生まれ持った能力に違いがある。
すべての面で高度な能力があるということはほとんどあり得ない。
だから自分の持っている能力を、最高に発揮して生きるという道を勧めています。

くれぐれも心しておきたいのは、他人と比較して劣っている部分を鍛えていくのではないということだ。劣等感を持って自己否定することではない。

自分には自分の存在価値がある。それを早く見つけ出して磨きをかけていくことだ。
持ち合わせていない能力は他の人に任せる。助けてもらう。







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Last updated  2013.10.08 06:02:54
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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