森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.11.20
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カテゴリ: 森田番外編
血糖値をあげるホルモンはたくさんある。
成長ホルモン、甲状腺ホルモン、コルチゾール、アドレナリン(エビネフリン)、ノルアドレナリン(ノルエビネフリン)、グルカゴンなどである。以上6つもある。

これに対して血糖値を下げるのは、膵臓からでるインスリン一つである。
人間の体は、とてもよくできているのに、こんなアンバランスはなぜ起こったのか。

実はこれはアンバランスではない。ちゃんとバランスがとれているのである。
これは人類の歴史に関係する。
人類の誕生は約600万年前と言われている。
そのほとんどの期間、人類は飢餓との闘いの歴史であった。
そんな状況下にあっては、生命維持のための血糖値を高めるホルモンがとても重要であったのです。

そういう意味で、きちんとバランスがとれていたのです。

ところが最近は事情が全く違ってきました。
現在の日本人は、食べ物は金さえ出せば、どんなものでも手に入る。飽食三昧である。
今や、処理しきれないほどの糖を体中にため込み、糖尿病などの病気に悩まされるようになってきた。

これは敗戦後60年間に起きたことである。
こういう時代で健康に生きていくためには、血糖値を上げるホルモンと、血糖値を下げるホルモンの数は逆転しないと、生命維持にはつながらない。

ところが600万年もかけて作り上げてきた、人体の仕組みはそう簡単に切り替えることは出来ないのである。
すると人間が生き延びようとすれば、自分の生活を改めていくしかない。
飽食の食生活を改めて、粗食の食生活に戻すことである。
しかし、放っておくと人間は快楽を求めて欲望が暴走するようにできている。
本能的欲望が強すぎて、制御機能としての前頭葉の働きはあまりあてにできないのかと悲観的になってしまう。






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Last updated  2013.11.20 07:41:52
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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