森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.12.23
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まず、その時の負けて悔しい気持ちというのは、どうすることもできない感情である。

その結果として逃げてしまうというのもいいと思う。

人間の脳には偏桃体というものがあります。
これは不安、恐怖を感じた時、即座に戦うか、逃げるのかを判断して指令を出す。
そうした機能がなければ、いつ安易に命を落とすかもしれない。
その脳の機能は十分に分かっています。

でも逃げることが習慣になる。
あるいは戦うことが習慣になるというのは様々な心の病を引き起こしてしまう。

否定してはいけないということだった。
感情とまずきちんと向き合う。よく確かめて味わってみる。これを実践し続けるということだった。

私は翌朝いやいやながら新聞を開いてみた。
まずは内容を見てみようと思った。
すると県大会では2時間6分が精一杯だったのに、4位でも2時間3分台であった。
これは大変な驚きであった。新聞で確かめないと分からなかった。
選手たちの健闘をたたえてやりたいと思いました。

駅伝というのは他の人と競うというよりも、自分の設定タイムをたてて、
シュミレーション通りに走れるかどうかが重要である。
そういう意味では予想以上の成果があったのである。
他のチームとの競争には負けたが、選手たちは自分の記録を更新したことは自信に


これをもし翌日の新聞を見ないでいたらどうなっていたか。
あの6区の選手は何だ。駅伝を台無しにしてけしからんやつだ。
なんで監督はあの選手を起用したのだ。もっと代わりはいなかったのか。
それにしても3区の選手が、もっと差を拡げておく走りはできなかったのか。
アンカーはどうして競り合いに負けたのかと選手や監督を責めていただろう。


新聞を見て事実に向き合ったおかげで、そんな考えは感じなかった。
悔しいのは悔しいのだが、感情が流れているのを感じる。

つらい感情も自分の体から出てきたものである。無駄なものがあるはずはない。
森田理論学習では、不快な気分は、勝ちたいという闘争本能があるからこそ、
生まれるものであるという。
事実をよく調べてみる。そして不快な感情に一旦はきちんと向き合ってみる。
これを実践するだけで随分楽な生き方ができると思っています。





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Last updated  2013.12.23 15:01:01
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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