私は森田理論学習でマンネリに陥った時取り組んだことは、森田先生のまねをして生活するということでした。
参考図書は「森田正馬全集」の第5巻です。この本を作ってくださった方に感謝しています。
この本の担当は青木先生でした。真似をするにあたって、森田先生の趣味の多さ、一人一芸に注目してきました。
全集5巻にはレクリェーションの話が11回もあります。
余興では寸劇をしたり、おそろいの浴衣を作って盆踊りをしたり、落語家を呼んで落語を聞いたり、旅行したりしています。熱海に森田旅館を設けて慰安旅行もされていました。
森田先生は大変好奇心旺盛で、柔道、居合、三味線、踊り、弓、囲碁、将棋、釣り、和歌、俳句、ダンス、なぎなた、テニス、ピンポン、オルガン、禅、神道、岡田式正座法、奇術、占いなどに手をだしておられました。
また即座に披露できる芸も豊富に持っておられました。鶯の綱渡りは大変上手だったということです。一人一芸を目指すことも神経症の陶冶に役立ちます。
生きる目標が持てますし、人に喜んでもらえます。私はこの方面でエンターテナーをめざしてきました。まず町のチンドン屋として老人ホームの慰問活動をしています。
古い演歌や軍歌を中心に4人から5人で活動しています。お客さんは大体70代とか80代ぐらいの人です。いつも泣いて喜ばれています。私はアルトサックスを吹いています。年間20ステージ以上あります。
その時、ドジョウ掬い、獅子舞、浪曲奇術、しば天おどりなどを披露することもあります。浪曲奇術というのは、浪曲の名調子に合わせて、手品の裏と表を披露していくものです。
しば天おどりは高知県で伝わっている河童のおどりです。専用の手ぬぐいをかぶって踊ります。とても滑稽で腹を抱えてお笑いの渦が起こります。
これらは毎日1時間は練習しています。練習しないと腕がすぐに鈍るからです。
こういうことに目をつけて生活していると、次第に類は友を呼んで知り合いの輪が広がってくるのです。
ユーモアスピーチのお勧め 2025.09.30
田舎生活の楽しみ 2024.02.20
23年サラリーマン川柳 2024.01.12
PR
Keyword Search
楽天星no1さん
メルトスライム25さんCategory
Comments
Calendar