森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.03.19
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カテゴリ: 認識の誤り
否定的な感情が起きた時、健康的な否定的感情が湧いてくる人と不健康な否定的感情に支配されてしまう人がいる。
これを岡野守也氏の「嫌な気分の整理学」から説明してみよう。

岡野氏は健康な否定的感情は健康的なのですから、いくら否定的であっても構わない。あるのが自然だといいます。
ところが不健康な感情は、自分にとっても気持ちよくないし、しばしば周りの人にも迷惑をかけるし、まさに不健康、病的であるので治したほうがよいといわれています。

例えば人前で失敗をしてしまう。人との勝負に負けてしまう。
こういう場合「しまった。くやしい」と思う人は健康的です。
それをバネにして、失敗の原因を調査して、次の機会に活したり、ライバルを追い越すための努力をするようになるからです。

ところが、失敗や敗北によって屈辱感、挫折感、劣等感、敗北感を味わうような人は、自己嫌悪、自己否定で自分を苦しめるようになります。

このように同じ出来事であっても、ネガティブに受け取ってしまう人もいれば、ポジティブに受け取ってしまう人もいるわけです。確かにその通りです。


同じ出来事に対して、ネガティブに受けとる人は、次のような際立った4つの特徴があります。

1、森田理論でいうところの「かくあるべし」が関係している。
「失敗してはならない」「すべての人に受け入れられなければならない」「間違い、失敗、ミスはなってはならない」などという考え方をしていると、現実との食い違いがあると、悩みや苦悩が発生する。
これらを「失敗しないほうがいいが、人間だから失敗することもある。
失敗から学んでいくことが大切だ」「人に愛されなくても自分の価値が変わるわけではない。自分の意志で生きていくことが大切だ」「○○であるにこしたことはない」「○○でなければならないというわけではない」というように変えていくことができれば楽な生き方ができる。





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Last updated  2014.03.19 07:06:49
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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