森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.04.25
XML
私は森田理論学習にあたっては基礎編と応用編に分けて考えてみること。
基礎編は「神経症の成り立ち」「神経質の性格特徴」「感情の法則」「認識の誤り」などを1年ぐらいかけて学習する。基礎編を一通り学習した後で自分の神経症の成り立ちをまとめてみる。

基礎的学習が終わった後、初めて本格的に森田理論学習を始める。これが応用編である。
応用編を1年ぐらいかけて学習する。
3年目は森田理論を本格的に実生活に応用してみる。

以上3年を1サイクルとしてきちんと学習すれば、私が20年もかけてやっとつかんだ宝物が、たったの3年間で手に入れることができます。
神経症の克服とともに、将来の生き方の指針を明確に持つことができます。
私の体験では、短期集中でかなりの成果に結びつくと思っています。

この中で、応用編の学習方法と内容がとても大切だと思っています。

これによると森田理論は4つの大きな柱がある。
「生の欲望の発揮」「不安の発生と役割」「かくあるべしの発生と苦悩の発生」「事実本位・物事本位の生活態度の獲得」です。
応用編の学習は、それぞれを深く深耕していくことと同時に、相互の関係性を学んでいくことが必要です。
これについては2013年3月29日に説明しています。
最後に森田理論のキーワードの学習で肉付けをしてゆきます。

最近この4つの柱を若干修正して整備しました。
まず「かくあるべしの発生と苦悩の発生」ですが、「かくあるべし」は10項目に及ぶ認識の誤りの一つとして扱うことにしました。
その中で最大の認識の誤りは「かくあるべし」です。これは今までと変わりません。
でもここではもっと幅広く認識の誤りを学習することにしました。
「かくあるべし」以外の認識の誤りが神経症の成り立ちに絡んでいるからです。
さらに他人中心の生き方が多分に神経症の形成に影響を与えているのでこれを付け加えて学習することにしました。


そして自分中心の生き方を掘り下げて学習することとしました。

この修正によって、森田理論体系の中で、もやもやしていたものが一挙に解消してきたようにも思っております。
お手元に「森田理論全体像」の資料をお持ちの方は付け加えておいてください。
なおこの部分は森田理論学習の核心に迫るところですので、いずれまた冊子にすることを考えております。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.04.25 06:37:45
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

知らぬ間に立派な大… 楽天星no1さん

泉佐野フィルムフェ… へこきもとさん

激しい運動の後、疲… メルトスライム25さん

神経症を克服します♪ ROSE33333さん
「私」がいる幸せ えみこた2さん

Profile

森田生涯

森田生涯

Comments

kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: