森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2015.02.10
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森田先生は全集5巻の748ページで次のように言われています。
癪にさわるべき事は、大いに癪にさわらなければいけない。
何事にも刺激に対して、心の反応の鈍いものにろくなものはない。
しかしいくら癪に障ったからといっても、決して八つ当たりをしたり・手を出したりしてはいけない。

夫婦喧嘩で口争いをした時でも、不快な腹立ちが急に落ち着くものではない。
これを強いて押さえつけようとすると、かえってますます苦しくなり、爆発する危険度が多くなるが、心の自然にまかせて「なんとかしてアイツをやりこめる工夫はないか」といろいろ考えながら、用事をしていると、いつの間にか心は他に転導して、楽な気持ちになっている。
つまり我々は、自分の感情を否定し・抑圧することは不可能であるが、感情の自然に従いて、理知でもってこれを調節する工夫をすれば、楽に心の調和が保たれるようになる。

森田先生は腹が立った時、その感情を抑えたり我慢したりしてはいけないのだといわれています。
しかし軽率に仕返しをしてはいけない。反論したり、暴力に訴えることは幼児のすることと同じである。


神経質な人は腹立たしさを抑え込む人が多い。でもストレスはたまっている。
それが何回か重なると、わずかなことから他人がびっくりするぐらい大爆発をすることがある。
そしてあんな人とは思わなかったといわれるようになる。
だから爆発を恐れて当たり障りのないように、耐えたり、我慢して付き合うようになる。

森田先生は夫婦喧嘩の時は、腹が立つことがあっても決して顔に出さないようにして、日記帳に無理なこと・自分の不満のことを詳しく書き留めておいて、さらば喧嘩というときに、充分相手をやりこめるだけの材料を集めておいて、予定通りに論争を開始するがよいといわれています。





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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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