森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2018.01.11
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カテゴリ: 神経質の性格特徴
精神科にかかると、治療方針を決めるために様々な検査が行われます。
脳波やCT、 MRIなどで脳の状態を調べます。
その他、性格検査、欲求やパーソナリティーの検査、無意識の精神状態など様々な検査があります。

その中に性格検査としてウェクスラー式知能検査があります。
これには幼児用、子供用、成人用の3つがあります。
検査の中身としては、言語性検査と動作性検査があります。
言語性検査とは知識や基礎的な学力、計算能力などを調べます。
つまり、一般的に言うと、知識が豊富であるのかを調べているのです。
論理的思考能力を調べているのです。

この検査を行うと、頭脳明晰で、論理的、観念的思考の傾向が強い人であるのか、あるいは身体感覚を重視して変化対応力、対人関係重視型の人であるかが分かるそうです。
あるいは内向的な人か外交的な人かが分かります。

本来は言語性検査と動作性検査の結果がバランスが取れているということが理想です。
ところが、神経症に陥っている人を見るとバランスがあまりよいとは言えない。
一般的には言語性検査の結果が動作性検査に比べると得点が高い。
観念的な判断や論理的な思考を前提にして、目の前の課題や問題に対応していく特徴がある。
実際に動きながら試行錯誤を繰り返して方向性を決めるというよりも、まず自分の頭の中で納得するまで考えるという傾向が強い。
考えつくあらゆるシュミレーションをすることはできるが、それにとらわれるあまり、実際に行動に移すことが少ないという特徴がある。
なかなか100%安心感を得られなくて、石橋を叩いても吊り橋を渡ることができない。
身体表現を基にして得られたものよりどころとして、失敗や成功を積み重ねながら、大きな目標を目指していくというやり方ではない。

そのことを理解すれば、言語性能力のほうはそのままにして、動作性能力を鍛えていく必要がある。

またそういう自覚があれば、結婚をする場合も、ペアを組んで仕事をする場合も、どちらかというと動作性能力の優れた人と協力し合う人間関係の方がよいのかもしれない。
そうすればお互いのプラスマイナスが有効に作用して、バランスがとれてくるのではないかと思う。





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Last updated  2018.01.11 06:30:06
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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