どんな感情も台風などと同じ自然現象です。
人間の意志の力ではコントロール不能です。
そんな感情とどう付き合っていけばよいのでしょうか。
感情を「言語」にして表現できれば、感情を解放することができます。
私メッセージで、私はこう感じました。
私は○○したい。私は○○したくない。と口に出して相手に伝えるのです。
最初に感じた気持ちを打ち出すのです。
これを森田理論では「純な心」と言います。
夾雑物が入っていない素直な感情です。
たとえば友達から、明日の休日に飲み会に誘われたとします。
激務で疲れているので、参加したくないという気持ちが強いとします。
そんな時は自分の気持ちに素直になって対応することが大切です。
「どうしても明日は急用で、早起きしないといけないのです」
「誘ってくれたのはうれしいのだけど、どうしても明日は時間がとれない。今度は必ず参加させてもらうよ」
急用があるか無いかは、この際関係ないのです。
「断ると相手が二度と誘ってくれなくなるのではないか」
「仲間外れにされないだろうか。」
「嫌いな人がいるので行きたくないけど、今後のことを考えて参加しよう」
このように、「明日は家でゆっくり体を休めたい」などという感情を無視して、無理やり叱咤激励して、参加するということが積み重なると心の中にストレスが蓄積されてつらくなります。そこには自分の意志はありません。
相手の思惑に左右されてイヤイヤ付き合っているだけになります。
こんなふうにして生活していると、生きることがつらくなりませんか。
自分の気持ちを否定して、人の言いなりになって生きていくことほど、みじめなことはありませんね。自分の気持ちや感情、意思を優先して付き合っていかないと、人づき合いは苦痛になってしまいます。
まずは自分の感情をきちんと受け入れて、相手に対して「私メッセージ」などの手法を使って、「言葉」で自分の意思を伝えていくことが大切だと思います。
それが自分の中に湧き起こってきた自然現象である感情に素直に対応することだと思います。感情はどんな感情にも素直に認める謙虚さが大切です。
(「へとへとに疲れる嫌な気持ちがなくなる本」 石原加受子 中経文庫参照)
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