森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2019.03.05
XML
カテゴリ: 行動のポイント
​​帚木蓬生さんの本職は、精神科医である。
小説家としても有名だがそれは朝4時から6時までの2時間だけで行っておられる。
 30分で原稿を1枚書くそうだ。だから、 2時間あれば4枚です。
アイディアがあろうとなかろうと、何かを書いていると30分で1枚になる。
そうすると1ヶ月で100枚になる。 1年で1000枚になる。
ともかく、コツコツとやる。才能のない作家というのはそれしかない。
​「よい習慣は才能を超える」​ という言葉があります。
帚木蓬生さんは、朝の2時間の執筆活動を、 30年間続けておられるそうだ。
これが24時間作家よりも作品が多いという結果になっている。

​「 1万時間の法則」​ というのがあります。
これはアメリカの若い研究者が、どの分野でどういう人が傑出した仕事をしたかと調べて行って、「 1万時間の法則」と言うの見出したそうだ。
それは1週間にその分野の同じ事を21時間、これを10年続けると1万時間になるというものです。
そうすると、サッカー選手ならサッカー選手、書道家なら書道家、 野球なら野球、水泳なら水泳で、画家なら画家、詩人なら詩人と言う風に、その道の大家になっていた。
1週間に21時間ですから、 1日に3時間、それに打ち込む。
例えば、英語だったら1日3時間打ち込んでいけば、 10年後には同時通訳くらいになれる。
帚木蓬生さんは日に2時間ですが、 10年じゃなくて30年もやっています。 十分それに相当します。
(森田正馬没後80年記念講演会より要旨抜粋)

神経症で悩んでいる人は早速真似をしてもらいたいものだ。
そうすれば、神経症は治りますよ。
というのは神経症以外のことを考える時間が格段に増えますからね。

目標や課題を持った生活は、心身共によい影響をもたらします。
そして自然に緊張感を持った生活に変わっていくのです。
すると感じや気づきやアイデアが、泉のように頭の中に浮かんでくるようになるのです。
「よい習慣が才能を超える」というのはこのことです。

小説家専業の人は、三年から四年に一冊ぐらいしか本が生まれないそうです。


私もこのブログを続けるために、おおむね一日二時間から三時間、本を読んだり原稿にまとめたりしている。10年をひとくくりと考えていたが、それでは1万時間にならない。
もう少し伸ばしてゆきたい。
一番よいのは死の寸前まで、この習慣を継続することだと決意を新たにしました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019.03.05 06:44:48
コメント(0) | コメントを書く
[行動のポイント] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

知らぬ間に立派な大… 楽天星no1さん

泉佐野フィルムフェ… へこきもとさん

激しい運動の後、疲… メルトスライム25さん

神経症を克服します♪ ROSE33333さん
「私」がいる幸せ えみこた2さん

Profile

森田生涯

森田生涯

Comments

kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: