森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2019.09.10
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ラグビーのボールは楕円形をしています。
だから自分の思うところに転がすことはできません。
転がる先はボールに聞いてくれということになります。
この現象は自分の思い通りにならない私たちの人生とよく似ているのではないでしょうか。

問題や課題、失敗やミス、災難や理不尽な出来事が次から次へと繰り返されています。
いくら頭の中で、こうしたい、こうであるべきだと考えても、現実はつらく厳しいことばかりです。
ことごとく裏切られてしまうのが常です。人生においては確実なことは何もないと思います。
森田理論学習で学んだように、千変万化、理想と現実のギャップの中で、変化を受け入れて、現実に寄り添って生きていくしかなさそうです。

これに関して私は次のように考えています。

しかしそれは行動することを選択すれば、避けて通ることができないものなのではないか。
だからといって、予期不安に振り回されて、行動することから逃げてしまっては、自分の人生は惨憺たる結果になる。

これらは、逃避、言い訳、責任転嫁をしないで素直に自分の誤りを認めてしまう。
これがストレスや精神的ダメージを最小限に抑制するコツなのではないか。
こうやって乗り越えると、後で振り返ってみると、あの時は少しパニックに陥ったがいい経験になった。
失敗やミスに学んで、乗り越え方が身についた。今の成功は失敗やミスのおかげだ。
失敗やミスは少し高くついたが、授業料のようなものだった。
あるいは必要経費のようなものだった。
それらを支払わないと決して果実は手に入れることはできなかったのだ。

あるいは失敗やミスは愛嬌のようなものだ。
正々堂々と周囲の人に公開することで、人間関係の幅も広がってきた。


弱点や欠点、ミスや失敗の経験のない人はいない。
しかし、それを人に気づかれないように細工をして隠そうとする人はたくさんいる。
逃げることが習慣になっている人もいる。言い訳や責任転嫁する人もたくさんいる。
そういう人は、自分の思いとは反対に、精神的には長くてつらい人生が待ち構えているのだ。

失敗やミスへの対応としては、いかに自分へのダメージを少なくするか、他人へ与える被害をいかに最小限に抑えるかにかかっている。発想の転換が必要だ。

謝罪すべき点は謝る。そして急いで事後処理に着手する。
そうしてこの問題に、早期に一旦きりを着けてしまうのだ。
そして新たな気持ちで次の行動にチャレンジしていく。
こうなれば、失敗やミスでいつまでも苦しまなくなる。次の行動への活力も湧いてくる。
こういうからくりで、失敗やミスは乗り越えていけるようになっているのです。





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Last updated  2019.09.10 06:30:08
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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