森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2019.12.02
XML
私はこのブログで愛着障害がその人の対人関係に大きな影響を与えていることを紹介してきました。

その他、親が子供の成長過程の中に「敏感期」があるということを学習していると、子育てがスムーズになり、楽しくなることが分かりました。
これはモンテッソーリの子育てのなかで紹介されています。
子供や孫を持っている人はぜひ参考にしてください。

「敏感期」は、その時期がくれば、どんな子供にも自然発動してくるものです。
あらかじめ子供にプログラムされているものなのです。
その時期をとらえて、親や保育者が環境を整えて援助してあげると、子供たちは発達段階をスムーズに通過することができる。

「敏感期」にはいろいろなものがあり、また時期があります。
それらを整理して、時期を外さないように見守っていくことが極めて重要になります。

それどころか大人になったときに問題がでてくる。
生きづらさを抱えることにつながりやすい。
早速紹介しましょう。

言語・・・胎生7か月から5歳半。胎児の段階から母親の声を聴いています。2か国語を聴いていると、2つの言語を使うことができるようになります。

離乳・・・5か月ぐらいから始まり1年ぐらいで終わります。

秩序・・・1歳半から2歳半が特に強くなります。順番、場所、やり方、位置などにとてもこだわる時期があるのです。例えば食卓なども家族の座る椅子などにこだわります。いつも決められたとおりに行われるということが安心感につながるのです。

小さいもの・・・1歳の後半から2歳半の時期です。小さな生き物や大人が気に求めないような小さな変化に、敏感に気づく時期です。

感覚・・・感覚は0歳から3歳半。触覚は2歳から3歳まで。見る、聞く、匂う、味わう、触れるなどの五感が精錬される時期があるのです。

書くこと・・・3歳半から4歳半。書くことに夢中になる時期です。この時期までに、目と手の共同作業をたっぷりしていると、書くことが楽にできます。

読むこと・・・4歳半から5歳半。他人のしぐさや言動から相手の気持ちを読むことができるようになる時期があるのです。

数・・・4歳から6歳。置く場所、順序、多い、少ないなど、日常生活の中の数的な要素に敏感になる時期です。



運動・・・多様な動きを獲得する時期は生後6か月から1歳半。獲得した運動をさらに調整・洗練するのは6か月から4歳半。自分の意志で動かせるからだをつくる。頭から、指先までよく動かせる環境が大切になります。

文化の習得・集団・モラル・・・6歳以降。発達の第二段階へと入っていきます。
興味や関心が家族から友達との関係へと変化してきます。家族よりも友達やグループで何かをすることが好きになり、モラルや道徳が働きます。

モンテッソーリの子育ては、子供の「敏感期」を意識して行われます。
好奇心を刺激するための様々なツールを開発して、触れさせるようにされています。

親が子供の側にいて、このような意識で見守ることで、お互いの信頼関係が深まっていくのです。

(0~6歳のいまをたのしむモンテッソーリの子育て クレヨンハウス 40ページより引用)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.06.03 10:32:43
コメントを書く
[子育て、しつけ、教育] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

森田生涯

森田生涯

Comments

森田生涯 @ Re:阿久悠さんが「ジョニーへの伝言」に託した思いとは(03/06) 通りすがりさんへ コメントありがとうご…
通りすがり@ Re:阿久悠さんが「ジョニーへの伝言」に託した思いとは(03/06) この曲の歌詞の意味がわからなくて検索し…
森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: