森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2020.02.15
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樹木希林さんは61歳で右目を失明。
62歳で乳がんの手術を受ける。
その後ガンが全身に転移。
70歳の時、「わが母の記」で第36回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。
その受賞スピーチで全身がんであることを公表。
その後も「あん」「万引き家族」などの映画に出演。
72歳で第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞の受賞。
75歳で大腿骨を骨折して緊急入院。
9月自宅で家族に看取られながら死去。


全身にがんが転移した時点で、仕事を放り投げて、失意のうちに治療に専念する人が多いのではなかろうか。樹木希林さんはこの14年間はどんな気持ちで生きてこられたのであろうか。

樹木希林さんは、「逃げたってがんは追いかけてくるんだから、やっつけようとすれば、自分の身体もへたばっちゃう。だから逃げることもせず、やっつけもできないからそのまんまいるっていう感じです」
樹木希林さんは、「病というものを駄目として、健康であることをいいとするだけなら、こんなつまらない人生はないだろう」と言われる。

「物事には善の面もあれば、悪の面もあると私は思うのです。
その二つの側面を過不足なく受け入れることができたら、本当の意味で人間はたくましくなります」
ガンになって、いろんな賞をいただいたけれども、うらやましがられることがなかった。
ガンになったせいで亡くなるまでの準備ができた。
ガンになったおかげで、人生についてより深く考えることができた。

樹木希林さんはガンになってもユーモアを心がけておられた。
夫の内田裕也さんが、ここ最近会うたびに、「体調が悪い」とうるさくてしようがない。
でも私が、「それは辛いわね。わかるわよ。私なんか全身がんだもの」というと、グチがピタッと収まるんですよ。



これは岡山の伊丹仁朗先生が行われている、ユーモアスピーチにつながる話ですね。
ガンで意気消沈していても、痛みがあっても、周囲の人を笑わせるユーモア小話のネタ集めをする。
それがガンを捕食するナチュラルキラー細胞を活性化させるのです。
樹木希林さんもガン発病後14年間生きながらえ、数々の映画に出演され、多くの人に感動を与えることができたのは、ユーモア精神が後押ししていたのかもしれません。

神経症の人も苦しいときは苦虫をつぶしたような表情をしておられます。

自分の失敗談などをおもしろおかしく小話にまとめて公開できるようになると、もう症状からは抜け出ていると判断できます。
自分が苦しいときに、そんなことができるかという人がいますが、実際に試して、検証してみては如何でしょうか。





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Last updated  2024.04.04 11:21:01
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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