森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2020.02.17
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織田信長は桶狭間の戦で今川義元に勝ちました。
その時の今川義元の軍勢は25000人といわれています。
それに対して織田軍は4000人でした。
軍勢では6倍強の差がありました。
多勢に無勢、普通でしたら、今川軍の勝利は間違いないところです。
ところが実際の事実は大どんでん返しが待っていたのです。

最近の相撲でいえば炎鵬という小兵力士が、200キロ近い大きな力士に勝ったようなものです。
しかも幕内で勝ちこしている。舞の海以来の痛快な出来事です。
なにしろ大人と中学生くらいの体格の差があるのですから、どう見ても勝ち目はなさそうに見えます。

炎鵬のその不利な事実を受け入れたうえで、果敢に勝負に向かう姿勢にとても好感が持てます。
炎鵬は小さい体を活かして俊敏な動きで相手をかく乱すること、奇襲作戦を仕掛けること、相手の足を抱えて相手の動きを止めることに専念しているように見えます。

織田信長もその不利な状況を認めたうえで、果敢に戦う道を選びました。
すぐにあきらめたり、降参しないで、命をかけて闘う道を選択したのです。
普通の人はこの段階で躓いてしまうのではないでしょうか。
不利な事実を認めると、注意や意識は、勝つためにはどんな戦略を用いるかに移ります。
まず敵の目をかく乱するために25000人の兵力を分散させることを考えました。
自軍の兵力のないところに、たくさんの幟を立てたのです。
つまり自分のいる場所の陽動作戦をとったのです。
次に、信長は、今川軍の動向を探るために密偵を放しました。
今川軍に隙が生まれる瞬間がないか情報収集させたのです。

「今が千際一隅のチャンスだ」と判断した信長は、すぐに奇襲攻撃をかけました。
これが世に言う「桶狭間の戦い」です。
チャンスを逃さずに即座に行動できた実行力にすごさを感じます。
この行動によって、信長は奇跡的に今川軍に勝利し、天下人になる芽が出てきたのです。

困難な状況から安易に逃げない。腹を据えて覚悟を持つ。

その戦略をいくつも考える。そしてこれはと思った戦略をいくつか選択する。
最後に選択した戦略を果敢に実行に移す。
このような生活態度の養成は、森田理論の学習で学びました。
あとは、着実に実行していく勇気の問題になります。
これが事実本位の生き方となります。





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Last updated  2020.02.17 07:46:41
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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