森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2020.02.23
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1月号の生活の発見誌に、集談会に参加し森田理論学習を続けてよくなる人の特徴が紹介されていた。

1、森田に触れて「私だけではない(なかった)と思う人。そう思える人は、森田をさらに学び体験を深めていくと、やがて「私は私でよい」と思うようになる。

2、やりたいこと、やるべきことのある人の方が、やりたいことがない、わからない人よりも、よくなりやすい。

3、ただ治してもらおうというスタンスの人は、むずかしい。集談会で言えば、手伝いをしたり、役を担ったり、人のために手を貸すことのできる人ほど良くなる。

4、回避ばかりする人より、恐怖突入できる人のほうが良くなる。森田では、必要に迫られて恐怖突入する。

これを自分の場合に当てはめて振り返ってみた。
集談会に参加し始めたころ、神経症を抱えている人がたくさんおられて、仲間意識を感じた。
この会に参加することで居心地のよさを感じた。だから30年以上も続いている。
特に丁寧に森田を生活に応用して、実践・行動に目が向いている人の生き方に感銘を受けた。


自分の持っている神経質性格に磨きをかけることで、バランスを維持していこうと思っている。

森田先生の多彩な宴会芸の話を聞いて、自分でもアルトサックスの演奏、どじょう掬い、獅子舞、浪曲奇術などの一人一芸に取り組んだ。
これが人間関係の改善、生活の幅を大きく広げてくれた。

入会して6か月目から図書係をはじめいろんな役目を引き受けてきた。
これが集談会に留まるきっかけとなった。
後で振り返ってみれば、森田から離れなかった。離れられなかった。
今考えると、この効果は絶大であったことに気づいた。
また、集談会での世話活動の経験は、会社でもすんなりと応用することができた。
さらに、集談会、支部活動の中で良好な人間関係をたくさん築くこともできた。

私は回避性人格障害だと思っている。すべての項目が当てはまる。
人間関係では嫌な場面に遭遇すると、すぐに逃げ出したくなる。

逃げて大事に至らなかった事例をたくさん見てきたからである。
基本的に、大きな問題から逃げている自分を責めなくなった。
かえってうまく逃げ通した自分を、「よく逃げ通した」と認めることができるようになった。
これで精神的には、自分の中に住みついている相反する二人の自分が折り合いをつけているのだと思う。

また最近は必要最低限のことからは、なんとか踏みとどまることができるようになった。

そして、問題点を一つ一つつぶしていくことを実践している。すると面白くなってくる。
弾みがついてくるのである。対人関係では、挨拶だけは丁寧にしようと思っている。
あとは、必要な話だけを手短にするようにしている。
さし障りのない付き合いで十分だと思っている。浅い付き合いの人間関係もありだ。
つまり、森田理論でいう「不即不離」の人間関係作りを心がけているのだ。
これを人間関係に活用しない手はないと思うようになっている。





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Last updated  2020.02.23 06:20:06
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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