森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2020.08.06
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交通事故などに遭遇した場合、客観的に見て自分は悪くないのに、「すみません」とすぐに謝る人がいます。これは大変問題がある対応です。
自分に非がないにもかかわらず、非があるかのような言動が、相手につけ入るスキを与えて、相手を勢いづかせるのです。
外国では、自分に非があっても、確たる証拠を突き付けられない限りは、相手に責任を押し付けるのが普通です。そして損害賠償をさせようとするのです。
あるいは自分の損害賠償の責任を回避しようとするのです。

こういう場合は、相手に「お怪我はありませんでしたか」と切り出すべきです。
それ以上のこと、それ以外のことをぺちゃくちゃと発言してはならないのです。
救急車を呼ぶほどのことがなければ、二次災害を防止して、会社、家族、警察、双方の保険会社に連絡することです。お互いの連絡先の交換も勝手にしてはなりません。
相手が感情的になっても、決して安易に自分の非を認めるような発言をしてはなりません。
実況検分は、双方の話を別々に聞きながら警察が公平に行います。


自分の非をすぐに認めてしまうような人は、事実軽視も甚だしいといわざるを得ません。
このような対応では、森田理論で事実を正しく認めて受け入れることが大切だと学習しているのに、絵にかいたモチになっているのです。

また事実認識に食い違いが見られる場合は、自分の考えをしっかりと相手に伝えることが必要です。強硬な相手の発言におじけづいて、相手によって捻じ曲げられた事実を少しでも認めてしまうと、後で捻じ曲げられた事実を覆そうとしても難しい。
最初に反論していないので、相手も、周りの人も捻じ曲げられた事実が正しかったのだなという先入観を持っているのです。

先進国の裁判を見ていると、誰が見てもあの人が悪いと思われる場合でも、かならず弁護士をたてて争います。それは検察の主張ばかりを信頼して、判決を出すと一方的で恣意的な結論が出るという可能性が高くなることが分かっているからです。
そのようなやり方を無視して、一方的な裁判を強行している国は独裁国家といわれています。

事実は両面観で見ていかないと見誤りやすい。
一方的な事実認定で行動を起こすと、「迷いの内の是非は是非ともに非なり」という事になる。
問題が核心からずれてしまい、収拾がつかなくなる。
間違った事実をでっち上げたものが、同志を増やして、相手を一方的に攻め立てて誹謗中傷して、支配するようになるのである。
事実を無視して、間違った事実を飲まされた人は浮かばれない。


どうして日本はここまで外国政府や外国人の言いなりならなければならないのだろうか。
依存体質、自立心を目指さない人は、被支配者として生きていくしかない。





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Last updated  2020.08.06 06:32:13
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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