森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2020.09.18
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カテゴリ: 行動のポイント
私たちの日々の生活というのは、無意識な行動が淡々と繰り返されていると言っても過言ではありません。これは習慣化された生活パターンの事を言います。

これを具体的に、私の例で説明します。
朝6時20分に目覚ましが鳴るとすぐに起きます。
そして布団をたたみ収納します。
窓を開けて、空気を入れ替えて、太陽の光を浴びます。
そして、ベランダの草花に水をやります。
着替え、歯磨き、シェーバーを使い、顔を洗い、トイレを済ませます。
パソコンを開き今日アップされているブログの投稿原稿をコピーして、外付けのハードディスクに移します。その時間違いがあれば、すぐに修正します。
明日アップする原稿の点検をします。以上で時間は10分から15分くらいです。

テーマは前日に決めてあります。
それが終わると、ドジョウ掬いとしば天踊りの練習をします。
そのあとニンジン・リンゴジュースを飲みます。ヨーグルトを飲みます。
基本的には朝食というのはとりません。
それから忘れ物をしないようにチェックリストで確認して職場に向かいます。
家を出るのは8時20分と決まっています。
自転車なので途中は腹話術の口上やカラオケの練習を行っています。
これらの行動はすべて習慣化されています。
習慣化された行動には流れがあります。
何をしようかと考えることはなく、すべて体が覚えてくれています。

これらは淀みのない小川の流れのようです。

それに沿って、基本的には淡々と仕事をこなしているのです。
そして家に帰ってからも、習慣化された生活を繰り返しながら日々暮らしているのです。

こう考えますと、日常生活は習慣化された行動の積み重ねであるともいえます。
意識が入り込む余地がない。無意識の行動になっています。
同じ時間に同じことを繰り返しているという状態になります。

生活にリズムがある事が実感できます。
この習慣化された行動の数が多い人は、傍から見ているととても行動的に見えます。

ある人から、そんなにせわしなく動き回っていたら、疲れるでしょう。
マンネリになってイヤになることはありませんかといわれます。
本人は習慣化されているので、無意識に手や足が動いているのです。
決して意識しながらやっているわけではありません。だから無理がない。
むしろ習慣化されたことをやらなかった方が違和感がある。
物足りなさというか気持ちが落ち着かないのです。
意識的だったのは、習慣化される前の事です。
習慣化するまでは、多少のエネルギーを必要としました。

習慣化された行動パターンが少ない人は、暇な時間が出てくるのではないかと思います。
手や足が動いていないときは、瞬間的に楽ができても、そのうち退屈さを感じる。
その時間にすることは、観念の世界でああでもないこうでもないと思考遊びを始めます。
これは空虚で味気ないものです。
そのためにコマネズミのように、意識的して自分自身に対して、行動をけしかけるような人もいます。動き回れば不安定な精神状態が改善されることがよく分かっているからです。

それも一つの手ではありますが、私はよい習慣作りを最低10個から20個ぐらい作ることをお勧めします。この数は多いと思われるかもしれませんが、私が例で示したようにごく小さい習慣作りです。習慣になって日々の生活に組み込まれたら、1日があっという間に経ちます。
そういう生活の中で、気づきや発見があると小さな喜びや楽しみに満ち溢れてくるのです。
そのためには、小さな習慣作りから始めてみませんか。





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Last updated  2020.09.18 09:34:13
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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