森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2022.01.17
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白石浩一さんは、美しく生きるために3つのポイントをあげておられます。

1、自分の人生に目標を持つこと。この目標は、観念的抽象的なものではなくて、ひるがえる旗のように具体的で鮮やかでいきいきしたものでなければならない。

2、自分の世界というものを持っていること。趣味でも、学習でも、社会活動でもいいから、無我夢中で打ち込めるもの、張り合いを実感できる、自分の世界を持っていること。

3、「心にゆとりを持っていること。あるがままを受けいれる、許容の気持ちである。現状をあるがままに受け入れた上で、やるべきことを、ゆっくりと一歩一歩自己実現を図っていく。そういう悠然とした心境である」
(生涯森田のすすめ 生活の発見会編 5ページ)

この3つは、森田理論で学習した内容そのものですね。
みなさんは、日常生活、仕事などに無我夢中で取り組まれていますか。
このことを一言で表現すれば「凡事徹底」ということになります。
目の前のことに寝食を忘れるほど真剣になって集中するということです。

ものそのものになれば、気づきや発見が生まれて、感情が流れていきます。

課題や目標、夢や希望に向かう気持ちを投げ捨てて、怠惰な生活に陥ってはいませんか。怠惰な生活は、休憩をとってエネルギーをため込むための充電期間が習慣化しているような人です。充電期間は次の行動のためにあるという認識が必要になります。
「退屈だ。何か面白い事はないかな」という言葉が浮かんでくるようになると要注意です。日常生活の中で小さな課題や目標に取り組んでいくと、楽しい生活に変わってきます。
小さな成功体験で小さな自信がつき、さらに大きな目標への足がかりになります。このことを森田では「努力即幸福」と言います。「生の欲望の発揮」とも言います。

この2つの方向に向かうことを、邪魔するものがあります。
それは「かくあるべし」という観念優先の思考回路です。
「かくあるべし」は、理想主義、完全主義の立場から現実や現状を否定しています。一人の人間が二人に分かれて不毛な争いを繰り返しているようなものです。
エネルギーが戦いのために費やされているので、「凡事徹底」「努力即幸福」の方面に振り向けることができないのです。
もし事実を「あるがまま」に認める態度になれれば、その時点で葛藤や苦悩がなくなり、逆転人生が幕を開けるようになるのです。
森田理論の活用で、観念優先の態度を事実優先の態度に変えていくことが大事になります。





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Last updated  2022.01.17 06:20:04
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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