森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2022.02.08
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昨年の支部研修会で森田理論に詳しい精神科医の先生の講話を拝聴しました。
大変参考になりました。こんな話を聴けた私は幸せ者です。
パワーポイントで原稿を作成されていましたが、相当な時間をかけられていました。先生のエネルギッシュな講話に乾杯です。
こんな話を聞けば誰でも先生のファンなりますね。

その中に「生活の発見会のみなさまへの提言と期待」というのがありました。
そこで、まだ生活の発見会は、自助組織としては洗練されていないというお話がありました。まだ成長過程にあるということでした。

多少ショックを受けましたが、冷静に考えるとその通りだなと思いました。
それは、集談会の開催日を指折り数えて待っているような状態にあるかと自問したとき、どうもそうではない。まだ改善する余地がある。
世話役をしているので、なんとかムチ打って参加している。

その後は、そんな気持ちになれない。どうしてだろう。

一番の問題は、中間層、ベテランという人たちばかりの集談会になった時の学習内容です。この場合は初心者が参加されている時の学習内容と同じでは問題だと思います。今までですと、ここでの教材は、「森田理論学習の要点」を読み合わせて意見を述べ合うことになりやすい。

この教材は中間層、ベテランという方は今まで何十回、何百回と繰り返して学習しています。これが学習のマンネリ化と停滞を生み出しているように思います。
マンネリというのは、飽きてきて精神が弛緩状態に陥っている状態です。
でもそこを改善すれば、素晴らしい勉強会になるはずです。

中間層、ベテランばかりの時は、新鮮で活きのよい生活に密着した学習テーマを幹事が用意しておく必要があると思っています。
そうなればすぐに待ちどおしい集談会に早変わりします。
今日はそこに焦点を当てて提案しましょう。

発見誌や森田図書の中から学習テーマを取り上げることもその一つです。
その際はただ読み合わせするだけではなく問題提起する気持ちを持つ。
取り上げる人は、森田理論の解釈、生きづらさ、問題点、課題を出す。

you tubeやDVDを視聴する時も、事前の準備が大切です。

私の場合は、生活の中に森田理論を存分に活用していきたい。
森田的生活を送りたい。森田道を究めたい。
そのために参加者の実際の森田理論の応用や活用方法を聞きたい。
体験発表や外部講師の話を聴きたい。

趣味や習い事、特技、運動、公民館活動、普段の生活、ボランティア活動、アルバイト、講演会情報、コンサート、旅行、家庭菜園、加工食品、ぺットとの付き合いなどです。
神経質性格を活かした森田人間学をさらに深耕して、今後の人生を充実させたい。
歳をとってきたので、生きがいづくりや長生き健康法について知りたい。
ガンや入院することになった時の心構えや注意点。
特に寝たきり、介護、認知症、老人施設に入ることになったときどうするか。
相続や墓じまいをどう考えるか。田舎の不動産をどうするか。
エンディングノートはどう書けばよいのか。
年金だけでは心もとないので将来の生活設計をどう考えるか。
そのほか対人的な生きづらさがありますので、人間関係の極意をみんなで話し合いたい。特に夫婦、子供、親、友人、隣近所、親戚との付き合い方。
今まで仕事はイヤイヤ仕方なく取り組んできましたが、人生の3分の1を占める仕事への向かい方をみんなに聞いてみたい。
森田理論の立場から、社会や自然との付き合い方、欲望暴走社会の問題点を知りたい。政治や経済の問題点をより深く知りたい。

みなさんの知りたいこと、生きづらさ、抱えている問題点はそれぞれ千差万別だと思います。そういう話が飛び交う学習会、体験交流、懇親会はとても魅力を感じます。こういうことを取り上げる自助組織はありませんのでとても貴重です。
毎回こういう集談会が開催されるとすれば、待ち遠しくて、指折り数えて開催日を待つことになるのではないでしょうか。
さらに現在ZOOMなどで全国展開の兆しがあるのですから、これを見逃すのは宝の山に気がつかないようなものです。
なおZOOMはメールで送られてきたURLをクリックすればすぐに参加できる優れものです。





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Last updated  2022.02.08 06:26:10
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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