森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2022.03.25
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カテゴリ: 行動のポイント
2月号の生活の発見誌に 「皮切り」 という記事があった。

外科の手術でも皮膚を切るときだけが痛く、その後は何ともないものです。
熱いお湯に入るときもちょっとはじめがつらいだけであります。
神経質のいろいろな症状に悩んでいる人にとっても、この「皮切り」が大事で、ちょっとはじめに思い切ってやってみれば、なんでもなくできることが分かるのであります。

「めんどうだ」「おっくうだ」「やる気が起きない」「しんどい」「楽をしたい」などという気分本位に振り回されてしまうことがあります。
その気持ちを押しのけて、我慢して行動すればよい結果が生まれることはよく分かっているのですがなかなか行動にふみきれない。
朝からこんな状態では、その日が終わるときに何か物足りなさが残ります。
第一日記に書くことが何もないという状態になります。


森田先生は次の日が楽しみな遠足というときは、自然に時間になれば目が覚める。
ただちに準備に取り掛かることができると言われる。
作家の人などは、前の日に文章を途中まで書いて止めておく。
例えば、「私は」と書いて、止めておくと次の日は早速筆が運ぶという。
これらは、「呼び水」というやり方だと思います。
井戸水を組み上げるときは、最初に呼び水を入れてポンプを漕ぎます。
すると、呼び水がきっかけとなって、水を汲み出すことができます。
私はこのやり方をまねしています。

私は土日が休みですが、金曜日にはやるべきことややってみたいことを紙に書きだしています。
その項目を無理やり10個以上になるようにしています。

例えば、

・ベランダの花の植え替え
・カラオケの練習
・サックスの練習
・一人一芸の練習
・米を搗きに行く

・読みかけ中の本を読む
・ホームセンターで買い物をする
・you tubeでアジサイの手入れを研究する
・近くの山にハイキングに行く
・食材の買い出しに行く
・図書館で本を返却する

このやるべきリストは普段から、土日にやってみたいこととしてリストアップしています。
当日は身支度が終わると午前と午後に分けて、機械的にどんどん懸案事項を片づけていくといったイメージです。
土曜日にやり残したことは、日曜日に回すこともあります。
一日という時間は、充実感とともにあっという間に終わってしまいます。
無為に過ごすと後悔が残りますが、リストアップしたことをこなしていると相当多くのことを手掛けたという気持ちになります。

最初は気分本位になって腰が重いと思っても、今までの経験上行動した後には、やってよかったと思うことが多いように思います。





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Last updated  2024.06.03 09:39:52コメント(0) | コメントを書く
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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