森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.09.25
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プロ野球でデットボールをよくみかけます。
その中でも頭部や顔面にあたるデットボールは見ている人も恐怖感を抱きます。
当てられたほうも痛いが、実は当てた方も痛いのです。
まずは危険球で一発退場となります。
それ以上に、精神面で大きなショックを受けます。
相手を再起不能に陥れるかもしれないのですからもっともなことです。
その後、「ぶっつけてはいけない。今後は頭や顔に当てるのは何としても避けなければいけない」という気持ちになるのです。
つまりまっさらな気持ちで真剣勝負ができなくなります。
相手打者をいかに抑え込むかという本来の目的が希薄になるのです。


注意や意識の集中が強まれば強まるほどマイナスの悪循環か止まらなくなります。
何も対策を立てないで、そのままにしておいても収まることはありません。
むしろ自己内省力が強く働いて、自己否定するようになります。

後遺症で苦しまないために、監督によっては、すぐに次の登板をさせることが多いようです。
でも最初のうちはどうしても思い切った投球はできません。
外角一辺倒で逃げ腰になります。

大野豊さんは、2ストライク後に相手打者の頭に当てたことがあった。
その後、「2ストライクになるたびに、ああ、またぶっつけちゃいけないと思うようになった」そうだ。
そういうときは、キャッチャーに次のようにお願いした。
「ノーボール、2ストライクになったら、内角のサインは出さないでくれ。ワンボールになったら、内角にも投げるから」
ボールを一球投げて、自分の気持を整理したというのです。

これで過去の呪縛から解き放されたということでした。

私は数字でいえば、1、11、111が嫌いです。
ある日家族の命日が、1、11が絡んだ日だと気が付いたからです。
それ以来、1、11という日は呪いの数字だと思うようになりました。
読書のときも111ページに差し掛かると、急にページ数が気になるのです。

バイクや車を運転しているときは、車のナンバーが気になります。
そういう意識で前方の走行車を見ているせいか、1、11、111、1111をつけている車がとても気になります。
そのまま放置していると自分に禍が降りかかってくるような気がして仕方がない。
その人たちにとっては栄光のナンバープレートなのでしょうが、私にとっては不幸をもたらすナンバーなのです。
この場合は自分なりのおまじないをすることにしています。
ここに書くことが気が引けるようなおまじないですが、これをすると、先ほど見た忌まわしいナンバーの悪い予感を払しょくできたという気持ちになれるのです。
一旦キリをつければ、禊が済んだ気分になり、いつまでも気にすることはなくなります。
後には引かないと心の底から思えるのですから不思議なことです。
脳はマイナス感情で覆われても、それをご和算にするようなプラスの情報をインプットしてやれば、簡単にひっくり返ってしまうということではないかと思っています。

この話は西田文郎さんから学びました。
脳は100回否定しても、101回目で肯定してやれば、その情報のほうを信じてしまう。
たとえそれが嘘であっても、それを本当だと信じてしまう。
形から入れば、脳は簡単に洗脳されてしまうという特徴があるのです。

不思議なことですがそれが脳の真実だといわれているのです。

岩国城へ向かうロープウェイ





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Last updated  2023.09.25 06:50:13
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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