不安や症状を受け入れられないから神経症に陥ったのに、それをそのまま受け入れなさいと言われてもすんなり分かりましたというわけにはいきません。
どうすれば「あるがまま」の態度を身に着けることができるのでしょうか。
「あるがまま」は2つの側面がありますが、「なすべきをなす」ことから入るほうが取り組みやすいと思われます。
仕事や日常生活の中で雑仕事や雑事に丁寧に取り組むことです。
凡事徹底のことです。そのために規則正しい生活習慣を作り上げる。
毎日同じ時間に同じことをするというルーティンワークを確立する。
すると何も考えなくてもすっと身体のほうが動いてくれるようになります。
ルーティンワークをすっぽかすと居心地が悪いと思えるようになるとしめたものです。
ルーティンワークは「ものそのものになる」ように心がける。
小さな気づき、発見、工夫、アイデア、興味や関心が泉のようにコンコンと湧き出てくるようになるとよいのです。
ルーティンワークの中で問題や課題、改善点や改良点、気づきや工夫、小さな感動や楽しみを見つけるように心がける。
そういうものが見つかると忘れないようにメモしておくことが肝心です。
こういう気持ちで取り組めば、ルーティンワークがマンネリに陥ることはなくなるはずです。
不安や症状をいきなりそのまま受け入れるというのは、かなりハードルが高いと思います。これには順序があります。
まず不安や症状にきちんと向き合うことから始める。
逃げることを考えて、うわの空で向き合っていると不安や症状はどんどん膨れ上がってきます。
不安の正体を正確につかむという姿勢が必要です。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という話がありますが、不安の正体が正確にわかると、それ以上に不安が膨れ上がることはありません。
不安が解消したら注意や意識はすぐにそこから離れるようにすることが肝心です。
時間の経過とともに次々と不安や不快感は出没してきますから、その場にじっとしていることはできません。
どうすることの出来ない不安や症状はそのまま積み残したままにして、次の不安や恐怖に飛び乗ってとにかく生活を前進させていくことが重要になります。
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