森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.11.21
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カテゴリ: 行動のポイント
森田理論に、変化を予測して、すばやく身体や精神をその変化に対応させるというのがあります。
森田先生は絶えずその気合で生活されていました。
例えば自動車に乗ったとき、くつろいでユッタリとするのではなく、事故が起きた時のことを想定して身構えていたというエピーソードが残っています。
そういう気持ちで生活していると、絶えず他人の動向や目の前の出来事に注意や意識が向くようになります。
過度の自己内省がなくなり、物事本位への対応力が鍛えられます。
精神状態は弛緩状態から緊張状態に切り替わり、自己肯定感が持てるようになります。

変化に対応するために、「生活リズム」「体内リズム」を意識して、その流れに乗るように心がけたいものです。
「生活リズム」作るためには、起床、身支度、食事、子育て、排泄、入浴、労働、運動、学習、交流、就寝などを毎日きちんとこなすことを言います。
そのためには、毎日決まった時間に決まったことをこなすようにすると、「さて、この次に何をしようか」などと考えることはなくなります。

その際、感動や感謝、問題点や課題の気づきや発見、改善点や改良点などを見つける気持ちで取り組むと生活そのものが活性化してきます。
このことを一言で言うと「凡事徹底」です。

「体内リズム」ですが、心臓の拍動、呼吸や消化器の活動、筋肉の運動などすべてリズム運動をしています。
我々の精神機能も、知らず知らずの間に、緊張と弛緩都が交代してリズム運動になっています。
無意志のうちに、強弱運動、規則正しいテンポ運動が繰り返されています。
交感神経と副交感神経が体内のリズムを円滑にするために調整しています。
体温は37度付近に保たれています。実際には早朝に低く、夕方に高いという「体内リズム」があります。
細胞が活動する昼間は体温を高め、細胞が休む夜間は血流が少なくなり体温も低くなっています。

「体内リズム」を乱すような生活習慣は病気を誘発します。
例えば、夜間に食事をとると、血糖値が上がります。
それを緩和するためにすい臓からインスリンが緊急出動します。

すい臓は沈黙の臓器と言われていて、痛みとして警告を発してくれませんので、病気に気づいたときは手遅れとなる場合が多いのです。

脳の松果体から、夜になるとメラトニンという眠りを促すホルモンが出ています。
これは昼間はセロトニンとして心の安定を保つ精神伝達物質が役割を変えているものです。
昼間に寝て、夜間ゲームや仕事などをする習慣を続けている人は、その切り替えがうまくいきません。
それが体調の悪化につながることは容易に想像できます。






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Last updated  2025.11.21 06:20:05
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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