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浜教組OB会総会と懇親会に泊まりがけで参加した。気が置けない古くからの友人にたくさん会って懐かしかった。 総会の後、北海道大学の山口二郎氏の講演があった。日本の政治に自己修正能力を持たせ、じっくり対抗勢力を再生しなければならない。次の政権交代まで10年は必要だとの話しがあった。オリンピックという宴が終わった2020年代初頭がその時だと言う。冷静な判断であり、確かにそういうスパンが必要なのかも知れないとも思う。 しかしそれまでの10年という時間が重く、10年後の日本と自分自身を思い描いてみれば、本当に心許ない気分になるのだった。
2013年11月17日
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これは面白い! と言っては語弊があるかもしれない。完全にあり得る恐ろしい話しとして戦慄させる内容だからである。 小説の面白さの要素に、必要な情報を出来るだけ詳しく分かり易く伝えるという機能があると私は考えている。文学理論からすれば、それは小説以外で出来ることであり、文学の本質的要素にはなり得ないことかもしれない。しかし現実世界がとてつもないドラマで充満しており、フィクションといえどもそこから紡ぎ出されるものであるからには、真実味はどうしても必要となり、精緻な情報も興味の対象となってくる。現実世界そのものと格闘するような小説が求められるのは当然の成り行きなのだ。『原発ホワイトアウト』は今年七月二十一日に行われた参議院選挙の夜から始まって来年一月二日までの日本が描かれている。今は十一月半ばだが、ここまでの展開は、きっとそうなんだろうなと納得させられるような記述で埋まっている。原子力村の日本支配の有り様。その論理的帰結は師走から正月にかけての恐ろしい展開だ。今、日本はその方向に向かってひたすら進み続けているのかもしれない。 こうした作品自体、今国会で出されている「秘密保護法」の取り締まり対象になりかねない。この小説は現在の日本の本当の姿を分かり易く暴露した警告の書だ。
2013年11月14日
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横浜の「さかえ市民共同事務所」で『屍境』の合評会が催された。7名の参加者があり、和気あいあいのうちに話しが弾んだ。 話していて気がついたのだが、映画の映像が私の作品を書くモチーフの一つになっている。『グラディエーター』でリドリー・スコットがCGを使って再現したローマ帝国の風景、これが藤原京を再現したいという『天離る夷の荒野に』執筆の一つの動因となった。『屍境』では2011年に公開された『サンクタム』。ジェイムズ・キャメロンが製作したこの作品は『アバター』で彼が開発した3Dカメラが使われ、奥行き深い映像が実際にその場にいるような臨場感を感じさせる。話しはニューギニアにある洞窟を探検するという閉所恐怖症の人には堪えられないような内容である。映画の最初の方で、探検隊がニューギニアのジャングル深く進む中で見つける朽ち果てた兵器の残骸、ああこんな所まで日本軍が入って来ていたのだと驚くシーンがあった。その衝撃が『屍境』を書く一つの動機となったのである。 合評会では、最近の時事問題にまで話しが発展し、天皇を戦前のように「神聖不可侵」なものへ化すような風潮が感じられないかという意見も出た。軍隊では顕著であるが、戦前のように上に対してもの言えぬ没人権感覚の蔓延に対して、どう対処したら良いのかという話しになった。 会終了後、事務所の主宰者である竹岡氏が釣ってきてくれたたくさんのカワハギのお造りを食べながら酒を飲んだ。
2013年11月04日
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