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よみうりホールで行われた落語会。企画した時は「兄弟落語会」が、他人落語会になってしまう、世の無常を感じさせる企画名です。よりうりホールは相変わらず年寄りでいっぱい。そこに混じる中年カップル。ちらほら見える若いカップル。子供連れ。友達が絶対いないタイプの若い男性。会場は9分の入り。前座は鯉昇師匠のとこの鯉斗、新作の「鯛」を熱演します。第一席はいきなり小朝師匠。いつもどおり、発声第一声から観客を掴み、親交のある、勘三郎さんのエピソードをマクラに、「中村仲蔵」いつもどおり、安心してすべてを任せてその世界に浸っていればいい、豊かな落語世界が演じられます。木久蔵W襲名で聞いたのとはまた、微妙に違う演出で楽しめました。中入り後はいっ平師匠の「有馬の徳川秀吉」珍しい噺で、私も実際に聞くのは初めてなんですが、いっ平師匠は、いったい何をやりたかったのかな?って感じ。歴史蘊蓄を傾けて正統派にやろうとしているのかな、って思うと、三平師匠すたいるのギャグが突然入って、しかもそれが滑ったり、なんかちぐはぐで何をしたいのかスタイルがわかんないまま、さげになってしまいました。はっきり言って、無駄にあがかない木久蔵師匠の方がまし。トリは正蔵師匠。ぽかぽか陽気に蜆売りはいかがかな?とも思いますが、襲名前後から一生懸命稽古してきた人情話もすっかり板についた感じ。本来上方の噺家さんがやることが多いので、江戸バージョンは珍しく楽しめました。正蔵師匠の滑稽話が聞きたいと思った一席でした。次は18日よみうりホールの「圓歌一門会」最近「中沢家」しかやらない圓歌師匠の「品川心中」が楽しみです。
2008年03月30日
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~林家たい平 落語集~ たい平よくできました笑点新メンバーとして、すっかりおなじみになったたい平師匠。配信などで、そのうまさに注目していたんですが、この間浅草演芸ホールにいった帰り、落語・民謡専門レコードショップ「音のヨーロー堂」によって、たい平師匠のCDを購入してみました。あらためて、CDでじっくり聞いてみてびっくり。こん平師匠のお弟子とは思えない上手さ。特に「芝浜」の魚屋の性格描写がよく出ていて、ああ、この人はそれで、仕事に行かないんだってなっとくできる語りが秀逸。芝浜のもう一人の主役おかみさんもかわいらしくて、亭主に惚れてて、ほんとによい噺でした。ボーナストラックの「秩父祭り実況中継」はたい平師匠が物まねで、秩父祭りを再現する珍芸でとても楽しいです。これから、きちんとたい平師匠を聞こうと思いました。立川志の輔らくごのごらく(5)「朝日名人会」ライヴシリーズ46もう一枚買ったのがこれ。一度国立でライブは聴いているんで、安心して買ったんですが、これもよかった。基本は古典の「八五郎出世」なんですが、志の輔師匠らしく、時間を気にせず長講一席、じっくり八五郎の世界を語ります。気をつけないと、単なる大工の出世物語や、世間知らず、酔っぱらいを笑うつまんない滑稽話になってしまうのが、こんだけじっくり語ると人情話の様相も呈してくるから不思議。ライブではなかなか聞けない志の輔師匠。とりあえずCDで聞きましょう。それにしても、志の輔師匠が寄席の15分で演じたらどうなるんだろう。一度聞いてみたいもんです。
2008年03月17日
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落語への招待歴史書で定評のある新人物往来社のムック本。付録の駿菊師匠のCDがよいできなんですが、本誌の方は?がつきます。まず、惹句に「発掘 古今亭志ん生 幻の原稿」ってあるから、なんか新発見の遺稿でもみつかったのかと思ったら、昔雑誌にのった原稿を採録したもの、まあ、発掘には違いないが。その他の記事も、結構昔自社の雑誌に載ってたものを採録したものが多く、なんか、寄せ集めの感は否めません。駿菊師匠のインタビューも、語りの記事は、補筆しなければわかりにくいところがあるのに、それもしてないし、第一誤植が目立つこと。一番すごいのは「問えいい住宅」っての、ねらってもできない誤植ですね。ある意味笑えてよかったけど。いくらムック本でももう少し丁寧に作ってもらいたかったデスね。いい記事もいっぱいあっただけに惜しかったなあ
2008年03月09日
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3月2日 鴻巣市にある、クレア鴻巣で行われた「おおとり寄席」行ってきました。毎年、この時期に行われるホール寄席ですが、予算が潤沢なのか、やすい料金で結構豪華な番組なのが特徴です。今年は、歌丸・春団治の東西二枚看板です。前座の後は、鶴光師匠の「植木屋娘」上方ネタですので、東京の寄席では滅多にお目にかかれない珍しい噺です。見台に膝隠し、小拍子という道具立ても関東では珍しい物ですから、客席も興味津々です。師匠どくとくのくすぐりもふんだんに楽しい高座が展開しました。続いて本日の中トリ、春団治師匠です。演題は「代書屋」。大きなホールにかけるにはどうかなと思ったのですが、さすがお家芸、マクラから徐々にお客を引き込んでいきます。特に見物なのは、師匠の表情。いかにもあきれて、いらいらしている代書屋の表情が豊かに描かれます。中入り後は、夢之助師匠。テレビで鍛えられただけあって、つかみもうまく、食いつきの役目をきちんと果たします。演題は「天狗裁き」前半の部分を軽くやって客席を暖め膝代わりの小圓歌師匠につなぎます。寄席ではおなじみですが一般にはほとんど知名度のない小圓歌師匠に客席もとまどいがちですが、さすが師匠。やりにくい様子も見せずにあっという間に、客を自分のものにしてしまいます。最後はお得意の奴さんまで披露して、拍手喝采を勝ち取ります。トリは歌丸師匠。人情話を得意とする師匠ですので、今日は何かなと思っていると、「質屋蔵」です。歌丸師匠の滑稽話は久しぶりでしたので、師匠独得のウィットに富んだ高座を堪能しました。落語ブームで、どこの会もチケットが取りにくい反面、地方都市でもこうした大看板の師匠を呼んだ落語会が催されるようになったのはよいことだと思います。今、お勧めのチケットは、6月末の大宮ソニックの喬太郎師匠。東京での会は即日ソールドアウトですが、大宮はねらい目、ぜひぴあをチェックしてください。
2008年03月03日
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