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題名:「常識として知っておきたい日本の三大宗教」著者:歴史の謎を探る会[編]発行:河出書房新社頁数:220読みやすさ:3/5おすすめ度:3/5 1つ前に読んだ「常識として知っておきたい世界の三大宗教」とセットで買っていたやつを読み終わりました。 日本人はよく”無宗教”とか”信心がない”とか言われますが、実はそうではないんですね。我々の生活の中に宗教的な生活習慣や言葉が数多く存在し、けっこう”信心”に基づいた過ごし方をしているということをあらためて感じました。 ただ、日本には「八百万(やおよろず)の神」といわれるように、キリスト教やイスラム教のような一神教でないため、それらの人から見るとわかりにくい面があるし、我々日本人自身も知らないうちに過ごしている、という感じなんだと思います。 本書は日本に根づく宗教のうち、仏教・神道・儒教という3つの宗教の教義や歴史を比較しながら解説してくれていますので、なかなかおもしろい構成になっていました。 大陸から伝わった「仏教」と土着の信仰である「神道」が、融合しながら人々の心に浸透していった様子がよくわかりました。さらにそれに「儒教」の道徳的な要素が加味されながら、独自の精神文化を育んできたといえそうです。これも”八百万の神”という伝統を基礎にした日本人ならではの解釈と知恵かもしれません。 ところで「儒教」はやっぱり宗教なんでしょうか?道徳的な教えであり、哲学とか、どちらかといえば学問的なイメージがあるのですが...
2006年03月31日
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題名:「常識として知っておきたい世界の三大宗教」著者:歴史の謎を探る会[編]発行:河出書房新社頁数:220読みやすさ:3/5おすすめ度:3/5 未だに世界中では戦争や虐殺がくり返される中、その背景のひとつともいうべき「宗教」について、表面的ではありますが、わかりやすく解説してくれています。 世界3大宗教である、キリスト教、イスラム教、仏教について、その生い立ちや開祖となった人物の生き様、そしてそれらがどのような発展過程を経てきたのか、大まかにではありますが、冷静に解説してあります。 特に我々一般の日本人にはわかりにくい、一神教のキリスト教やイスラム教、そしてキリスト教とイマイチ区別がつかないユダヤ教との関係など、けっこう「へぇ~~!」と思うところが多く、ためになりました。 また、日本の主流をなす仏教についても、タイあたりで見るお坊さんと日本のお坊さんとがどうしても同じ宗教とは思えなかったのですが、その伝道の歴史などから、なんとなく理解できた感じがします。さらに日本国内での発展の経過などから、現在の宗派の基本的なスタンスなど、ちょっとした理解が得られたような気がします。 いずれにしても、宗教というのは世界中の人々が”心のよりどころ”としているものです。そして良くも悪くも人間の行動に大きな影響を与えているわけですから、その基本的な部分を知っておく必要があるということを強く感じました。
2006年03月26日
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題名:「タンノイのエジンバラ」著者:長嶋有発行:文春文庫頁数:225読みやすさ:4/5おすすめ度:3/5 長嶋有さんの中編が4本収録されています。 いずれも都会の若者の淡々とした日常の一隅に細い光を当てて、過ぎてゆく時間を淡々と描きながら、若者たちの生き様や家族の絆といったテーマをさりげなく浮き彫りにしています。 親子、兄弟、といった人間関係の最も基礎となる部分の描き方が、とても細かくて、その心情が伝わってきそうな感じでした。それがまた現代社会の砂を咬むような側面と絡み合って、独特の世界が展開されている感じが心に残りました。 長編ではないのでしかたないかもしれませんが、一話一話の終わり方がやや途中っぽくて、なんとなく釈然としない感じはありました。もう少し続いてほしい感じの曲がフェイドアウトで終わってしまうような、というか、置いて行かれたような、というか、まあそれも演出なのかもしれませんが...
2006年03月17日
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題名:「MOMENT」著者:本多孝好発行:集英社文庫頁数:330読みやすさ:4/5おすすめ度:4/5 死を目前にした入院患者の”最後の望み”をかなえてやる、といういわば「必殺仕事人」気取りの病院清掃アルバイトの青年が主人公で、いろんな人の死に方を見つめていく話です。 文章のタッチはやや劇画調で、割と読みやすいのですが、内容は、人は死ぬ前に何を考えるのだろう、誰を思い浮かべるのだろう、といった根元的な問いが、終始投げかけられていて、やや重い感じです。 舞台が病院ということもあり「死に直面した人が何を思うか」というテーマはとても現実味があって、考えさせられることが多かったです。しかし、特にこういう場所ではなくてもいつ死ぬかわからないのが人間ですから、ドキッとする場面もけっこうありました。 ストーリーは大きく4つに分けてあり、それぞれの章で登場する人たちの人生観・価値観や、”生きる”ということのつらさ・楽しさがいきいきと描かれてあり、興味深い内容でした。
2006年03月13日
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題名:「交通事故『示談屋』」著者:吉田透発行:採図社頁数:191読みやすさ:3/5おすすめ度:3/5 著者は保険の代理店をしていて、今までにあった交通事故の示談の事例を挙げながら、示談成立のパターンや当事者としての心構えなどを説明してあります。 当然起こしたくないし、巻き込まれたくもない交通事故ですが、現代社会では避けて通ることができないことでもあります。したがって、日頃からいろんな事故に対して、その対応をイメージトレーニングというか、シミュレーションしておくことが必要なんでしょうか。 私自身も過去に何度か交通事故の経験はありますし、痛い目にあったこともあるので、この本はとても興味深く読みました。 事故を起こした時はとかくパニックに陥りやすく、冷静な対応ができにくいものですが、そんなときに最も頼りとなる保険屋さんとともに落ちついた行動を心がけたいものです。 それにしても、この本を読むと保険会社も様々で、「任意保険に入ってるから大丈夫」とは言い切れない現実があることに驚きました。「かかりつけのお医者さん」ではありませんが、日頃から気軽に相談できるような、近所の代理店と契約し、いつでも保険屋さんが駆けつけてくれるような状況を作っておくことが理想なんですね。なかなか難しいですが...
2006年03月09日
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題名:「さよなら、星のむこうへ」著者:シルヴィア・ウォー訳者:金子ゆき子発行:ランダムハウス講談社頁数:303読みやすさ:4/5おすすめ度:4/5 地球ではない異星から、地球を調査するために来た父子が主人公で、地球人とのふれあいと故郷の星への想いとの間で揺れ動く父子の様子がいきいきと描かれています。 ストーリーとしては「宇宙人」が主人公ということで、突拍子もないものですが、そこに描かれる家族の絆や友情、そして隣人への愛など、情緒的な要素がたっぷりとちりばめてあって、最後までワクワクしながら読みました。 特に主人公である宇宙人の子供がとても頭が良くて冷静な反面、純粋でかわいらしく描かれてあり、とても印象的でした。 子供向けにもとても良い本ではないでしょうか。難しい言葉もたまにありますが、小学校の高学年以上ならじゅうぶん読める内容だと思います。 ただ、横文字の地名や人名がやはり苦手で、覚えるのにちょっときつかったです。 シリーズが三部作あり、これが1作目ということらしいので、また読んでみたいと思います。
2006年03月03日
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