全3件 (3件中 1-3件目)
1
2022年12月14日
コメント(0)
正義のウラに潜む快感、善意の名を借りた他人へのマウンティング、差別、偏見、記憶……人間というのは、ものすごくやっかいな存在だ。しかし、希望がないわけではない。一人でも多くの人が人間の本性、すなわち自分の内なる「バカと無知」に気づき、多少なりとも言動に注意を払うようになれば、もう少し生きやすい世の中になるはずだ。科学的知見から、「きれいごと社会」の残酷すぎる真実を解き明かす最新作。「きれいごと」だけでは生きていけない『言ってはいけない』から6年、「人間について、知りたくないけれど、知っておくべきこと」「芸能人と正義に関するニュース」がどうして人気コンテンツになるのか?キャンセルカルチャーが心地よさをもたらすのはなぜか?バカと利口がじっくり向き合うことで生まれる悲劇とは?「きれいごと」ばかりがはびこる現代社会の「残酷な真実」に光を当てる決定版。【目次】PARTⅠ 正義は最大の娯楽である1なんでみんなこんなに怒っているのか/2自分より優れた者は「損失」、劣った者は「報酬」3なぜ世界は公正でなければならないのか/4キャンセルカルチャーという快感PARTⅡ バカと無知5バカは自分がバカであることに気づいていない/6「知らないことを知らない」という二重の呪い7民主的な社会がうまくいかない不穏な理由/8バカに引きずられるのを避けるには?9バカと利口が熟議するという悲劇/10過剰敬語「よろしかったでしょうか?」の秘密11日本人の3人に1人は日本語が読めない/12投票率は低ければ低いほどいい13バカでも賢くなれるエンハンスメント2・0の到来PARTⅢ やっかいな自尊心14皇族は「上級国民」/15「子どもは純真」はほんとうか?16いつも相手より有利でいたい/17非モテ男と高学歴女が対立する理由18ほめて伸ばそうとすると落第する/19美男・美女は幸福じゃない20自尊心が打ち砕かれたとき/21日本人の潜在的自尊心は高かった22自尊心は「勘違い力」/23善意の名を借りたマウンティング24進化論的なフェミニズムPARTⅣ 「差別と偏見」の迷宮25無意識の差別を計測する/26誰もが偏見をもっている/27差別はなぜあるか?28「偏見」のなかには正しいものもある?/29「ピグマリオン効果」は存在しない?30強く願うと夢はかなわなくなる/31ベンツに乗ると一時停止しなくなるのはなぜ?32「信頼」の裏に刻印された「服従」の文字/33道徳の「貯金」ができると差別的になる34「偏見をもつな」という教育が偏見を強める/35共同体のあたたかさは排除から生まれる36愛は世界を救わないPARTⅤ すべての記憶は「偽物」である37トラウマ治療が生み出した冤罪の山/38アメリカが妄想にとりつかれる理由39トラウマとPTSDのやっかいな関係/40「トラウマから解放された私」とは?付論1 PTSDをめぐる短い歴史付論2 トラウマは原因なのか、それとも結果なのか?著者について1959年生まれ。作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』が30万部超のベストセラーに。『永遠の旅行者』は第19回山本周五郎賞候補となり、『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で2017新書大賞を受賞。
2022年12月04日
コメント(0)
2022年12月04日
コメント(0)
全3件 (3件中 1-3件目)
1