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2025.06.15
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カテゴリ: 読書
一つ前の記事の《山谷微风》を買った時についでに買った同じ作者 余华さんの
《许三观卖血记》。

日本語翻訳版のタイトルは「血を売る男」だって!!
生活のために売血して最後感染症とかに罹って死んじゃう男の話とか?ヒィ~暗い。。。

などと想像しながら読み始めました。
予備知識ほとんど無しで。

めっちゃ重苦しい表紙。
私がそんな想像するのも無理はないと思いません?


というわけで、しおりは陸奥A子さんのカワイイものにしました♪

木曜日と金曜日のお昼休みに50ページ近く読み進めて今日(日曜日)
朝から読んで残り220ページ読み終わりました。

ある男性とその家族の1930年代末から1990年代初めくらいまでの物語。

去年読んだ
梁晓声著 《人世间》に似た構成なのかな(私個人の感想よ。あくまでも)
と思ったの
ですが、この 《许三观卖血记》の方がよりエンターテインメント性が強いみたい。

サービス満点でめっちゃ面白かったです。

簡単に言うと、人生でピンチに陥った時に売血で乗り切る主人公の物語。

主人公は
许三观という製糸工場で働く男性。

许玉兰という美人の女性と結婚しましたが、彼女が生んだ長男は彼女の元カレに
そっくりで。。。というトホホな出来事から物語は始まって、その後登場人物の
強者と弱者の立場が次々に入れ替わって行ってとにかく飽きさせません。

途中で親子の絆とは何かを考えさせられる胸熱なエピソードがあったり。

あと、こう感じたのは私だけかもしれませんが、第二十二章、第二十九章(他にも
あったのですが、チェックし忘れました)の構成が西洋の童話みたいだと思いました。
岩波文庫のグリム童話とかを読んだことがある人なら絶対そう思うはず。。。たぶん。

読む前は主人公が売血しすぎて最後死ぬとかのお話?
などと想像していましたが、主人公は最後まで生きていました。
でも、やっぱり文革の場面は辛くてあまり読みたくなかったな。。。

あと、巴金の《第四病室》を読んでいたおかげで息子を負傷させられた
方铁匠
お金、お金と騒ぐのも理解できました。この時代の中国の病院ってどんなに緊急の
状態でも、まずお金を払わないと治療してもらえないのよ。
お金を払わないと、ベッドに寝かされたままほっておかれるという。

とりあえず、色々な要素があって夢中になれた小説でした。
ところで、私の他にも「西洋の童話みたい」と感じた人いますか?
もしいたらコメントよろしくお願いします<(_ _)>





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Last updated  2025.06.15 23:23:09
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