万太郎はそっ八から聞き出した高麗郷へ行って、お堂に落ちた者の行方を探していました。お堂に落ちた者は狛の家に連れて行かれた事を聞きだします。
狛家のご隠居に言われ、石上堂で籠を用意してお嬢様を迎えに出ていた侍達が話をしている所へ、万太郎が来合わせます。
万太郎「突然、失礼であるが、 そのご隠居様とか申す狛家のご主人にお目にかかりたいのだが、
ご案内くださるまいか」

どんな御用向きなのか聞かれ、
万太郎「先日さる者が、 この石上堂へ取り落とした品、それをご隠居のお使いが持ち去ったと聞いた故、取り戻さんと存じて」

その品物は、と聞かれ
万太郎「身にとって大切な洞伯の面」
万太郎の言葉に侍達がざわつき、「そのご案内御免こうむる、一人でいらっしゃい」
万太郎「さようか」と言いその場を去り、歩いて少し行った時、先ほどの侍達が「お待ちください」と追いかけてきたので、、 万太郎何事かと振り返ります
。
折角お迎えに来たお嬢様が帰ってこないので一緒に帰ってご隠居様に取り次ぐ、と言ってきたのです。そして、万太郎は駕籠に乗るように促されます。
万太郎「これは有難い」
万太郎を乗せた駕籠は途中から凄い勢いで走り出しました。駕籠に乗っている人のことなど考えていない揺れ方です。
(この時のバックミュージック、聞いていてリズミカルで万太郎さんには可哀想ですが、山道を走って行く様子が楽しくなってしまいます。)
万太郎「おっあっ、これは乱暴な・・駕籠の者静かに・・静かに・・あっ、もう、ほれ静かに、駕籠の者、あっ・・これ駕籠の者、、図ったな、降ろせ、降ろせ、降ろせ・・」
万太郎が何を言おうと聞き耳持たぬです。大揺れの駕籠は、峠の頂上に来た時、万太郎を乗せたまま投げ落とされました。何回転もして落ちて行きます 。(万太郎はどうなるのでしょう。)
万太郎のことは大変心配ですが、ひとまず・・・画面はのんびりとした景色の中にある狛家へと変わります。馬春堂を助けた時に手に入れた洞伯の面とばてれん口書は、狛家の用人久米之丞によって当主の手元にありました。ばてれん口書は狛家にとっても何か関わる大切なもののようです。
月江が熱海の当時から戻ってきました。
馬春堂は毎日ご馳走で浮かれています。今夜もご馳走が運ばれ喜んでいると、今夜は祝いのしるしとしてと、久米之丞が言い酒を注ぎます・・・お嬢様の不治の病を治すために馬春堂の生き肝が欲しいのだと言ってきます。
座敷では月江が戻ってきた歓迎の宴が開かれています。
踊りの連中の中に伊兵ヱの姿が・・。ご隠居が久米之丞に合図を送ると、久米之丞は馬春堂の部屋に刀を抜いて入っていきましたが、馬春堂の姿が見えません。伊兵ヱは途中から部屋の中を探していて石上堂に続く洞窟への入り口を見つけますが、ご隠居から面を持ってくるようにいわれ取りに行っていた次郎に洞窟で出くわし逃げ出します。すると、命を狙われている馬春堂と鉢合わせをし、一緒に逃げ出します。
次郎は伊兵ヱを追っているうち面をつけたまま自分の家へ帰ってしまいます。
その家には、助けられたのであろうお蝶が眠っています。
目がさめたお蝶は次郎がつけていた面をつけ、足早に逃げて行きます。次郎は目がさめ面のないことに気づき、「面泥棒」と叫び道を走って行くと、「あっ」万太郎がちょうど来合わせました 。(傷を負わず大丈夫だったのですね。崖からでなくてよかったぁ。)
次郎 「おじちゃん、面を持った人を見なかったかい」
万太郎「なに、面?どんな面だ」
次郎 「狛家にあった洞伯の面だ」と言う。
万太郎「えっ、洞伯の面。 小僧、わしもその面を探しているんだ
」
次郎 「おじちゃんは、一体誰だい」
万太郎「わしは、徳川万太郎だ」
万太郎と次郎は、一緒に面を探しに行きます。
次郎を探しに出た月江は、待ち伏せしていた狛家の用人久米之丞に結婚を迫られ、振り切ろうとして崖から落ちたところを金吾に救われます。お粂はあきらめられず金吾をつけて来ていました。
伊兵ヱと馬春堂はさまよっていたお蝶から洞伯の面を奪い取りましたが、また、日本左エ門一味に取られてしまいます。
江戸城・・・吉宗が将軍につくことになりました。
吉例の能を催したいと・・「尾州家にある洞伯の鬼女の面を一見におよびたい」と言われた徳川義道は、吉宗に力なく頭をさげます 。(義道様の不安さが手に取るように分かります。その日にちまでに万太郎は面を見つけることができるのでしょうか。万太郎頑張って!!)
次郎が鬼の面を被った女の通り魔が最近出るという事を耳にしてきます。それは洞伯の面をつけた者の仕業かもしれない、と万太郎。
万太郎「次郎、先刻も話したように、あの面はもともと尾州家秘蔵の品、たとえ、
わしの手に帰っても、狛家へ戻して遣わすわけにはいかんぞ」
次郎 「それは分かっています」
万太郎「ならば、わしの申したことを、ご隠居に伝えて詫びを入れた方が
よかろう」
次郎、今となっては帰れない、万太郎の家来にしてほしいというのです
。



崖から落ちて怪我をした月江は、助けてくれた金吾と共に医者に行っていた所へ、つけてきたお粂に呼び止められます。傷を負ったところを救ったのは誰、その後の介護をさせておいて・・と金吾に迫りますが、麻薬を飲ませておいてすべてはお見通しだと言われ、寂しくその場を去って行くのでした。
途中、そっ八がお粂に一緒に親分のところへ帰ってほしいと促します。
日本左エ門は万太郎を探していました。
万太郎と次郎の影が・・・日本左エ門一味の近くまできていました。
肝心の徳川万太郎の行先が分からないというそらっ八に「この地獄耳が聞いている」と日本左エ門。「てめえ達の居所から、ものの4.5軒と離れていねえ草むらだ」
万太郎達が近くに隠れていることが分かってしまいました。
万太郎、姿を現します。

日本左エ門一味みんなの目が万太郎の方に向きます
。

「それ、叩き斬れ」ここから、大勢の立回りです
。

⤵

⤵

(お粂が様子を見ていて、万太郎を助けるためにかけ出して行きます。手下がお粂の裏切りを見つけます。)
待ってました!と言いたい立回りシーンです。スピードあるわくわくしてしまう立回りの面白さ分かってもらえるといいのだけれど
。
(足場の悪い砂利での立回りですが、橋蔵さまの殺陣も様になって来て、スピードある走りながらの殺陣、やっぱりよいですね。こういう立回りを見てしまうとやみつきになります。まだ、映画デビューして約6ヵ月ですからね。当時、時代劇ファンも橋蔵さまに期待大でしたね。それに橋蔵さまは確実に答えていってくださったのです。)
万太郎一人で立ち向かって居ましたが、 次郎が捕まってしまい・・さあ、困った
。
日本左エ門とのにらみ合いになってしまいました。 どうする万太郎
。

疾風篇では、洞伯の面の行方に、みんなが振り回されました。ばてれん口書とけいけつ草の話は出てきませんでしたね。次の回にもってくるようですね。万太郎と日本左エ門との勝負はいかに。
次回は、いよいよ完結迅雷篇に続きます。
江戸っ子肌・・・(2) 2026年07月18日
江戸っ子肌・・・(1) 2026年06月21日
炎の城・・・(11) 2024年08月05日
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