2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
おもんを救い出した吉五郎その夜の湯島天神境内に場面は変わります。髪結いのおりんがは組の纒持ち次郎吉の妹おもんと歩いていると、お供連れでずっとつけてきている侍がいます。加賀藩の向井左太夫という侍で、目当てはおもんらしいとわかり、おりんは助けを喧嘩もめ事仲裁で呑み代を稼ぐ貧乏御家人中原扇十郎のところに「商売、商売」と駆け込み、いざ湯島に向かおうとしたとき、酔った妹の小いなが聞いてほしいことがあると訪ねて来ました。おりんの話と小いなの話のどちらを先にするか、そのとき、おりんの方は次郎吉の妹おもんが色気違いに追いまわされていると聞き、色ごとの話の小いなは、あとでもいいというので、小いなに「家にて待て」といい湯島に急ぎます。扇十郎達が湯島天神に着いたときにはおもんの姿はなく、見ていた民衆が加賀様の御家来向井左太夫の屋敷に連れ込まれたというのです。民衆達と屋敷前に行き「門を開けろ」と騒いでいるところへ、吉五郎が通りかかり騒ぎを静め、吉五郎「一体何があったんでい」と扇十郎に聞きますと扇十郎「貴様らの存じよらぬことだ」と返してきたので吉五郎「気に入らねえな」扇十郎「なに」吉五郎「存じよるもよらねえも、おいら加賀様お仕えの火消だぜ、えっ、何をそう 騒いでいなさるんで」 扇十郎「娘を連れ込まれたんだ」吉五郎「えっ?」吉五郎は思いあたることがあるような表情をし、舌打ちをすると吉五郎「まったやりやがったな」 「なに、またとは何だよ」という扇十郎に、吉五郎「まっ、へっ、よーくわかりやした。どうでござんしょう、その件はあっし に任せていただけやせんか」「ならん、ならん。拙者は天下の直参だ」と言ってきた扇十郎に、吉五郎「よく存じておりやすよ」 「えっ」とびっくりする扇十郎に、吉五郎「櫓下の小いな姐さんのお兄いさんでござんしょう」扇十郎「あっ、こりゃいかん」扇十郎の慌てぶりを見て、吉五郎は笑うと、民衆に怪我があってはいけないといい、加賀藩のことは任せてほしい、「きっと娘さんはご無事に・・・」と約束する吉五郎に扇十郎も納得します。 おもんは縛られていました。向井左太夫が酒を取りに行って部屋に戻ってくると、おもんの姿はありません。湯島天神境内に吉五郎とおもんが慌てたようにかけて来ます。吉五郎が、向井左太夫の屋敷からおもんを救い出して来たのです。かけて来たおもんが痛そうにするので、「どうしたい」と聞く吉五郎に、「いや、痛いのよ」と言うおもん。吉五郎「痛い?どこか怪我でもしたのか」とおもんを気遣う吉五郎におもん「いえ、手が・・・」吉五郎「うん?手だ?・・・」おもん「はい、あんまり強く・・・」と言い、吉五郎の視線から目を外します。 吉五郎「あっ、そうか・・・」と言うと、おもんを見ながらゆっくりと握っていた手の指を離していくと、おもんは指を一本づつ確かめるようにして吉五郎の顔を見てニコッとします。そのおもんを見て、吉五郎の心に何かが走ったようです。吉五郎は照れた様子を見せると「すまなかったな」と謝ります。 が、何故か気になり、おもんの手の具合を確かめるのです。おもんの心も吉五郎に何かを感じたようです。吉五郎「でいじょうぶか」おもん「ええ・・・」その言葉に一安心した吉五郎は、おもんを家まで送り届けようと思うのです。 📌(m.wの独り言・・ここまでの吉五郎とおもんはそれぞれの素性を明かしていませんから二人の気持ちはとても良い雰囲気だったのですが・・・これから二人は辛い試練にぶちあたっていくのです。吉五郎、恋の火は消さずに貫かなければ背中の金太郎が泣きますよ。) 続きます。🎥『江戸っ子肌』前回までの投稿掲載分は、ページ内リンクできるようにしてみました。下記のそれぞれをクリックしてご購読することができます。江戸っ子肌・・・(1)この記事の下のコマーシャルの下にも、橋蔵さんに関するものを載せています。時々下の方へスクロールしてみてくださいね。このブログのために今まで作った表題画像も掲載しています。
2026年07月18日
コメント(0)