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管理栄養士「R」です!デイケア(うつの社会復帰プログラム)で私が最近考えているのは、「ピースを増やす!」という事です。「ピース」とは、パズルのピースのイメージです。ピースの数が多ければ多いほど、パズルで表現出来る絵は多彩になります。うつの患者さんは、認知(思考)の幅が狭くなっています。=ピースが少なくなっています。そこに直接アプローチするのが「認知行動療法」ですが、調理実習や食事指導の中でも、認知(思考)の幅は広げられる(ピースを増やせる)のではないかと思うのです。例えば今日の個人レッスン(調理)のメニューは、受講者さんのご希望で「親子丼」でした。その時、「鶏肉でなく豚肉や牛肉でもいいし、高野豆腐や油揚げでも美味しいですよ!」と伝えると「え?鶏肉以外でもいいんですか?」と驚いていました。そこで、冷蔵庫にあった油揚げを取り出し、「私は油揚げで作りますね」と、鍋を並べて一緒に作りました。出来上がった親子丼と油揚げ丼(?)を食卓に並べると、それを見た女性の1人から「えー、油揚げでもできるんだ!私、鶏肉がないと出来ないと思っていた・・・」という言葉が。。。これは1例ですが、どうも皆さん「○○は、××でなければならない」という思いこみが強い様です。これは、何かが起こった時の対処法にも現れます。「○○という事が起こったら(言われたら)それは××ということだ」と思いこんでしまう。。。起こった事実は1つでも、それを受け取る人の解釈によって、意味付けは変えられる・・・という事に気付いてほしいです。そのために必要なトレーニングの1つが、「ピースを増やす」事だと思うのです。食事で言えば、料理を知っているほど、食卓はバラエティ豊かになります。例えば、空腹の時、冷蔵庫に卵しかなかった場合・・・、「卵があるじゃないか!」と考えられるか「卵しかない・・・」と考えてしまうか。。。認知行動療法では、こうした考え方の癖をコントロールする力を養いますが、ゆで卵しか作れない人が「卵があるじゃないか!」とは考えにくいと思います。卵料理を10個知っていたら「卵があるじゃないか!」と思えるはずです。考え方の癖をコントロールする事と同じ様に、ピースを増やす事は重要です。。。食事以外の例では、人は言葉でものを考えるので、語彙が豊富なほど考え方の幅も広がるという事になります。また、経験が多いほど、何か起きたときの対処法を多く知っているということにもなります。色々な意味で、ピースが多い方が生きやすいのではないでしょうか?
2007.10.19
管理栄養士「R」です!先日からデイケア(うつ病社会復帰プログラム)で、調理実習 個人レッスンを始めました。調理が苦手な方、食経験が少ない方への個人指導です。社会的に自立する前提として、生活の自立が必要だと思うからです。食経験が少ない方は、食に関する知識がなく、レシピを見ても、それがどんな料理だか全くイメージ出来ません。知らないものはイメージ出来ない→いつも同じものばかり食べる→栄養の偏りという流れが出来上がってしまっているのです。デイケアの利用者さんは、食事を作ってくれる人がいる方ばかりではありません。そういう方のためにこのレッスンを始めてみました。1回目の昨日は、●手作りふりかけ●味噌汁●ほうれん草のお浸し&ごま和えを作りました。受講した彼はとても喜び、来週も受講を希望しています。「食べたいものはあるが、どうやって作ったらいいのか全くわからないから、買ってきて済ませていた。南瓜の煮物ときんぴらゴボウを作れる様になりたい!」と、メニューのリクエストも出ました。また、彼が個人レッスンをしていると、他のプログラムに参加している方々が、休憩時間に覗きに来ます。「何作ってるの?美味しそう・・・」などと声をかけられ、「他の皆に食べてもらいたい!」と嬉しそうでした。。。デイケアプログラムは、こうした地道なプログラムの積み重ねです。「何もやる気が起きない」方を社会復帰させるためのプログラムは、本当に試行錯誤です。。。「コレ!」というセオリ-はありません。ひとりひとり違うからです。。。でも、個人レッスンの彼を必ず社会復帰させたいと思っています!
2007.10.12
管理栄養士「R」です!最近、デイケア(うつ病社会復帰プログラム)で運動プラグラムも担当しています。昔とった何とか・・・で(笑)、ウオーキングが出来ない雨天時にエアロビクスを実施しているのですが、これが結構好評です。音楽に合わせて動くのは楽しいし、エアロビクスは「振り」があるので「頭と体を同時に使う」というトレーニングにもなります。「思考」と一口に言っても静かにじーっと考える・・・、動きながら考える・・・、の2通りあります。仕事をするための能力(社会復帰プログラム)としてはそちらも重要です。。。調理実習もエアロビクスも、動きながら考える方・・・、動的思考を回復させるプログラムだと思っています。女性が多い時は可愛い振り付け、男性が多い時はボクシングのパンチ等を取り入れ、楽しく行っています。。。
2007.10.12
管理栄養士「R」です!しばらくご無沙汰していました。。。汗実は今月末、大学院を受験します。目的は2つ、伏線が1つあります。目的の1つ目は、「うつと食事の関係」の研究です。「うつと食事」は因果関係を解明しにくく、先行研究が少ない分野です。また、うつは血液検査や画像で見える他の疾患と異なり、視覚化しにくく、わかりにくい病気です。(自覚症状を手がかりに慎重に診断しなければなりません。)ですから、研究過程でたとえ思わしい結果が出なかったとしても、データを集積し、それを提示出来るだけでもこの分野の起爆剤になると思ったのです。2つ目は、「調理」という行為に新たな意味を付加することへのチャレンジです。現在、うつの社会復帰デイケアで週2回調理実習を行っていますが、3ヶ月たった今、「調理実習」というプログラムに新たな可能性を感じています。当初、「うつによい栄養素の補給」「5感を駆使する」「季節感や嬉しい&楽しいなどの感情体感」を主な目的としてきた調理実習ですが、「段取り力」という就業能力の開発に有効なのではないかと感じるようになってきたのです。これを証明出来れば、私たち栄養士の既存業務である「調理実習」に新たな意味が加わります。栄養士のステージが広がるのです。最後に伏線について・・・。昨年末、短大教員の話がボツになった事はBLOGにも書きました。短大教員になりそこなった!あの件以来、社会で認められる仕事をしたいと思い続けてきましたが、そのためにも1度アカデミックな世界を経験してみようと思いました。学位を取得することが、「栄養学と栄養士(という職業)を広く社会に普及させる!」というミッションの達成にプラスに働くのならば・・・と思ったのです。職場理事長からの承諾も受け、推薦状も書いて頂き、その他の出願書類を揃えている最中です。試験勉強もしなくては・・・汗!試験は今月末、発表は来月初です。。。
2007.10.06
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