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去る 10 月 11 日と 12 日に開催された稲沢グランドボウルフェス 2025 に参加してきた。
この大会は全16か所あるグランドボウルのアマチュア選手たちが一堂に会し、その腕を競うという年1のビッグイベントである。私ひろのびゅーも育休中とはいえ、どうしてもこの大会だけは出場し、腕を試したい!と奥さんにお願いをし、やっと参加を許されたのだった。ただ、その「参加」というのもエントリーシートでも書いて「出たい!」といえばフリーパスというわけではない。 3 月から 9 月までの間で 120 Gもの公認ゲームを消化せねばならず、その際のアベレージで以て、選手はAランクからDランクまでに振り分けられる。( A ランクはアベ 205 以上、Bランクは 190 以上となる。)私はロビンと共に、なるべく上のランクでの出場を目指し、春から公認ゲームを消化してきた。その半年間の結果として、
hironoview
142G 207.2(ハンデ0)
ロビンちゃん 140G 197.3(ハンデ1)
というアベレージが認定され、それぞれ私がA、ロビンがBでの出場と相成った。
この試合のひとつの長所は上位入賞者の商品券がかなりの額になることである。それぞれのランクにおける優勝者にはなんと 10 万円分のビッグボーナスが授けられる。(A~Dまで四部門あるわけだから、この時点でグランドボウル側は 40 万円を負担している。すごい!)また、2位~ 16 位までの順位賞も予算は潤沢で、さらには前半 / 後半に分かれたシフトごとの順位や5飛び賞、各ゲームのハイゲームにまでも大きな商品券が送られるのだ。
とはいえ正直私は、Aクラスがとんでもない猛者たちの集まりであることは熟知していたし、上位入賞の芽は薄いと悟っていた。トップアマと呼んで差し支えない人たちの中でどのくらい今の自分が戦えるのか、それを試してみたかったのだ。…ただ、そんな中でロビンは野望を胸に秘めていた。惜しくもBランクに収まり、ひとつ下位での出場になったことを、ある意味では好機と捉えていた。
われらはホームでの投球後、よくコーヒー屋で反省会&作戦会を開いたものだった。大会について語る彼の鼻息は荒かった。「試合一か月前から稲沢現地に定期的に乗り込んで、特訓を行う。優勝なら 10
万というのは相当でかい…」
彼は言葉通り、9月から再三稲沢を訪れて練習を重ねていった。ただ、彼から伝え聞く成績は芳しいとは言えなかった。ここ数か月で著しく力を付けたロビンは、ホームであるK店では 220 点に迫ろうかというアベレージを誇っていた。しかし、稲沢へ行くとアベレージはどうしても 200 点を切ってしまう。フェスを控え、レーンコンディションはどこのグランドボウルも同一にしてあっても、ボウリングは繊細だ。オイルの乗りだったり、板の堅さだったりという微妙な違いが、彼の結果にいささか悪影響を及ぼしているようだった。しかし彼は「いずれ合わせる、本番までに」と焦る様子を見せずに練習を重ねていった。
※なお、私は稲沢に対してさほど投げにくい印象はなかった。8月以降にロビンの車で3度会場を訪れ、投球したのだが、アベは 211.8/13G であった。同期間中のK店でのアベは 213.5 であることからもそこまでの差異は無かった。ややK店よりも板が堅いのか、スキッドが多少スムーズに出るのかな?という程度の解釈だった。
そんなふうに「まだ先だ、まだ先だ」と思えども、時は流れてゆくもの。あっという間に勝負の日がやってきた。勝負の前夜。育児の合間に手帳を用意し、私は前半4Gの展開を想像した。投げてて感じがいいのはタイフーン。ただ、下玉だから、オイルのノビには弱い。ラインが交錯しなければこれでいい。ただライン被りが共存しにくいと感じるならばシビアコリジョンで、もっと内からの出しという戦い方もあるし、レベルで外に逃げる形もあるだろう。過去のレンコンノートから稲沢の 10 ピンのライン、 7 番のラインを確認して就寝した。(次回に続く)
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