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我が家の横の農園の紅梅が満開状態を迎えています。先週の気温上昇で昨年より満開
の時期が早いような気がします。雲のほとんどない青空にピンクの花が映えています。
梅の香りも僅かですが感じられるのです。我が家の紅梅もだいぶ大きくなって来ました。
植樹後20年以上は経過しているのではないでしょうか。
紅梅には うっとりする艶やかさがあって、梅の中でも特別な濃い情趣があるのではと
感じているのです。
ところで「桜伐(き)る馬鹿、梅伐らぬ馬鹿」という諺?があります。
『春先に咲く代表的な花である桜と梅のふたつを対比しつつ、栽培上の注意を示した
ものです。桜はむやみに伐ると切り口から腐敗しがちであり、剪定には注意が必要。
一方、梅の樹は剪定に強く、むしろかなり切り詰めないと徒枝が伸びて樹形が雑然と
なって台無しになるばかりでなく、実の付き方も悪くなる。花芽は年々枝先へと移動する
結果、実が付く枝は通常数年で枯れ込んでしまう。実の収穫を目的とするのであれば、
定期的に枝の更新を図る必要があるからである。』 とのこと。
我が家の紅梅も殆ど剪定をしていないため、やはり徒枝が伸びて樹形が悪くなって
います。花が終わったら剪定をしたいと思っています。そして数年前まで、庭隅には桜の
木もありましたが、大きくなり過ぎ、枝の先まで消毒が届かず大量の毛虫が発生し、
下を通る小学生達に騒がれたのをきっかけに、根元から『桜伐(き)る馬鹿』になることを
決断したのでした。
梅を歌った和歌に
「 東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ 」
菅原道真が大宰府に左遷されるとき、道真の愛した庭の梅の花に別れを惜しんで詠んだ
有名な歌です。この梅は白梅なのでしょうか?やはり別れには白い花なのでしょうか。
そしてもう一句。百人一首にもある紀貫之の歌。
「 人はいさ心も知らず ふるさとは 花ぞむかしの香に匂ひける 」
人の心はどうかわからないけれども、古くからなじみのこの里では梅の花が昔のままに
よい香りを漂わせ咲いている と意味深長な?歌なのです。
人の心はうつろいやすい・・・と歌っているわけでこれも白い梅の花が似合いそうです。
いつのことでしたか、この時期に雪が降り、紅梅の赤と雪の白とのコントラストが、
私を楽しませてくれたことがありましたが、今年の冬は未だ雪が降らずにいますが
これからどうなのでしょうか。ミツバチと共に春の到来を待っている一方、
紅梅の赤と雪の白とのコントラストも見てみたいと我が儘にも身勝手に
期待している『アラカンオジサン』なのです。
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