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仕事で小田急線秦野駅まで行ってきました。
小田急線で大和駅、相鉄線に乗り換え海老名駅、再び小田急小田原線にて
秦野駅までのルートを利用しました。
途中、進行方向右側に白く着飾った大山の姿が見えてきました。
今週初めの2/1の雪が残っているのです。
しばらくすると東海大学医学部付属病院が。大山の白さと病院の建物の白が
マッチしています。最上階には東海大学の校章『T』の文字がはっきり見えました。
伊勢原市にある、高度医療技術を有する有名な総合病院です。
そして伊勢原駅ホームの横には『不動尊大山寺』、『雨降山大山寺(あぶりさんおおやま
でら) 』の看板が建っていました。神奈川県の代表的な山です。
標高1252mのピラミッド型の美しい山容を見せていました。
相模平野のどこからも見える大山は古代から霊山として関東一円の農民からは
農業の神、漁民からは航行守護の神として崇められ、江戸の庶民には福を授け
災害除けにあらたかな神として信仰を集め、落語の大山詣りや浮世絵にいきいきと
写されているのです。大山が別名「雨降山」とも呼ばれるのは山頂に年中水の
したたっている霊木があるからです。
『不動尊大山寺』は関東三大不動のひとつで、真言宗大覚寺派の大本山。
755年開山の古寺で、真言密教の修験道場として栄えてきました。
江戸時代、「寺院法度」の発布により修行僧が下山し布教活動を行ったことから、
大山詣でが広まったとのこと。春日野局は、家光が将軍になることを大山不動に祈願、
念願が叶ったことでその後、家光の保護を受けたのです。
中学生の頃、級友数名で朝暗いうちに自転車で自宅を出発し、この大山に向かい
頂上まで登山し、日帰りで帰宅したことを思い出しました。
今では考えられない行程であり、若さ故の為せる旅であったのです。
秦野駅で下車、この駅は昔は『大秦野駅』と呼ばれていたのです。
開業当時、湘南軌道という軽便鉄道が既に秦野には走っており、その路線の駅名に
「秦野駅」があったため、「大秦野駅」と名付けられたと記憶しています。
この湘南軌道は、秦野と二宮約10kmを結んで、主に秦野を産地とするタバコの葉の
輸送を行っていたのです。
駅前広場には黄色い曲線の複合体のモニュメントが。
何を表現しているのでしょうか、この様な芸術品に対する感受性の乏しい私には
何か丹沢山塊から吹き下ろす『風』を表現しているような感じがしましたが、いや
山の麓で遊ぶ子供達の姿にも見えましたが・・・・・。
そしてレンタカーで客先に向かう途中、白い富士山が姿を現しました。
週初めの雪で白さを増し、特に向かって右側の白さが増しているように
感じられたのでした。
そして白梅の花も所々で花を開いており、青空を背景にこれも白く輝き
車窓からの風景を楽しみながら、客先に向かったのでした。
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