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下川耿史/著。■江戸時代から■江戸末期から日本に存在が確認されているエロ写真、すなわち女性のヌード写真を集めてああだこうだ。そこからどんな日本的感性や庶民的感情が見えるか、あれこれ。そういえば、御茶ノ水でアルバイトしていた時、かなり古いエロ雑誌の自販機が近くにありました。エロ雑誌の自販機を見たのはあれがはじめてだったのだけれど、昔はたくさんあったんでしょうか。■写真がたくさん■載っていました。明治初期のヌードで驚くのは、足の開き方がすごく無造作なこと。自然体を装ってるのかもしれないが、色っぽくない! なんじゃこりゃ。それから、表情も色っぽさが感じられません。扇情的でもないし、恥ずかしがっているようにも見えない。これは一枚を撮るのに露光の時間がたくさん必要だったため? ずっと長い時間笑顔はしてらんないわよ、みたいな?■エロと芸術■エロと芸術の乖離という章。エロか芸術かの議論は明治のころからあり、結果としてこの本が出版された1995年当時では「芸術は高尚、エロは低俗」という意識が広まっていると著者はやや憮然として語る。今はもうちょっとエロの価値が高まっているように感じるのは、私の意識が変わっただけでしょうか。バカっていう人がバカなんです、っていうのと同じで、エロって思う人がエロいんですぅ。ていうか、エロでも芸術でもどうでも良いです。面白ければ。「芸術なんてでぇっきれえだ」と杉浦日向子さんが言っているので、私もゲージュツ好きな人が嫌いです。楽屋落ち下ネタブラボー!西鶴より京伝。■他の目次は■レズ・ブームとエロ写真、日露戦争とエロ写真、パロディ・エロ写真(アホアホで面白い!)の流行、など。戦後のエロ写真が巻末にチラッとあり、そのあたりだけ雰囲気が異なっていて、モデルさんの表情が今風にエロい。そこんとこについての考察を聞きたかった気がします。
2007.04.29
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恋愛相談師マーチン/著■なんで読んだか■仕事の参考のため、読みました。しかし。わざわざ「仕事の参考のため」と書く私。本当に仕事のためなんですが、わざわざそう書くのは、「プライベートな理由で読んでいると思われたら恥ずかしいよぅ」と思う気持ちがあるからで、そんなことを思っているのって、こういう本を作るのに携わるかもしれない状態の上で、買ってくれる人に対して失礼なのではないのん、という葛藤が、ややあったり、いや、それほどでもないけど……、でもやっぱり。■どんな本■恋愛相談師のマーチンさんの元に寄せられたたくさんの女性の悩みを元に、陥りやすい恋愛の危機とその対処法・対策法をレクチャー。■痛い■女性が彼の言動に不安を感じている時、思わず取ってしまいがちな言動に対してマーチンさんはダメ出ししていきます。「あ、コレやっちゃったことあるかも」っていうのを見つけちゃうと、痛い。胸が。気持ちが。過去が。■ひとつだけ言うと■「考えればわかることや当たり前のことを何度も聞くと、彼は怒る」だってわかんないんだもの。知ってるなら教えてくれればいいじゃない。はい。私はB型で次女(末っ子)です。■どうだろう■今までに幾度かあった、「あ、もうこれ別れそう、どうしよう、どうしたらいい」状態の時に、この本を読んでいたら辛い別れを経験せずにすんだでしょうか。それを確かめるためには、これからまた、「あ、もうこれ別れそう、どうしよう、どうしたらいい」状態になるしかありません。しんどいのでイヤです。でも、もしあったら試しにこの本を開いてみようと思います。だってわたしひとりじゃどうにもならないんだもの。
2007.04.15
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リリー・フランキー/著。■どんな本なのか■偉人や英雄ではなく、ふつーの一般人がせっぱ詰まった瞬間に吐き出した言葉にこそ、真実が宿るんじゃないか、みたいな。■つくづく思うこと■リリーさんの本を読むたびに思うことは、男の人同士が(リリーさん周辺が特にヤバイってのはあるだろうが)付き合っている女の子にしろそうでない女の子にしろ、女の子のことを語っている現場の盗み聞きは、したくねぇ。やめて、可憐でいさせて。■でも■松たか子の「キミじゃなくてもよかった」という歌を聴いて、そんなこと女の子に言われた日には死ねる、みたいなことが書いてあった。※参考 松たか子「キミじゃなくてもよかった」一部抜粋キミじゃなくてもよかった そういう恋をしてしまったキミじゃなくてもよかった 本当は誰でもよかったヘコむ? そうなん?私は自分のことをフった男の人はひとり残らず「アイツじゃなくてもよかった」と思っているだろう、と思っている。いやもう、そう思っているっていう自信がある。っていうか、「恋」だったとすらもう認識してないんじゃないかとね。「恋」だったと思ってくれてるならまだいいや、みたいなね。別にそれだから悲しい! とかヒドイ! っていうよりも、「うん、まあ、そりゃそうかも」って受け入れている。悲しいけれども、そうだよねって思う。これは私が女だからか?男の人って意外に繊細?でもさ、「キミじゃなくてもよかった」って言われたら死ぬぐらいヘコむけど、実際自分では別れた後しれっと「アイツじゃなくてもよかったなぁ」と思ってるのが男の人なのではないのん?そう思いつつ「キミじゃなくてもよかった」の歌詞をググってみたらば、コレって、女の子が「キミじゃなくってよかった」って言ってるんじゃなくって、女の子が相手に「キミじゃなくてもよかった」って思われるような恋をしちゃったよ、っていう歌じゃないスか。おい、男。
2007.04.12
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宇野千代/著。中公文庫のものをブックオフで105円でお買いあげ。楽天アフィリに画像がないので残念ですが、表紙は桜を散りばめた模様でまさに春だね。今年は宇野千代さんをようく読もうと思ってます。なんとなくね。「私は何度も離婚した事があるので、離婚と言ふより、男に捨てられた事があるので」んんんんんんん、かっくいい。かっくいいんだけど……中学校の時にこの人の文章を読んだことで、去っていく男の人を追いかけるのは美徳に反することとインプットされてしまった。でもそうなのかな。ほんとにそうなのかな。十年経って、ほんとにそうなのかな、と思ってしまったので今年はよくよく宇野千代さんを読もうと思っておるのです。1897年生まれですよ。まじかよ、と思う。考え方が新しくて。前向きで。スッキリとしていて。
2007.04.05
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町田康/著。■一行あらすじ■貧乏だったり仕事がなかったり飲んだり踊ったり迷ったり困ったり歌ったりのエッセイ、うくく。■どうでもいいことですけど■どこかとぼけている男の人に惹かれる傾向がある。町田康さんはとぼけている。無意識か自覚あってかわからないギリギリのところでとぼけている。好きだぁぁ。■もっとどうでもいい■こないだひとりぼっちでIKEA港北へ行った。行ってから気が付いたけれどIKEAとはひとりで訪れるところじゃない。言ってみればディズニーランドにひとりで行くようなもんです、IKEAにひとりで行くっていうのは。そんでその電車での行き帰り、『耳そぎ饅頭』を読んでいた。そしたらひとりでIKEAに行ってしまったわびしさを町田康風に書いてみたくなった。でもまだ書いてない。
2007.04.01
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