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J1第27節 柏レイソルvsサガン鳥栖の試合を観戦。1-1のドロー。以下、試合内容をレポートします。(長文で失礼します。) 【戦術】 レイソルは、DFとボランチのビルドアップから、トップのオルンガのポストプレー、クリスティアーノ、伊東のサイドを基点として、瀬川、小泉が絡んで攻めていく。4-2-3-1と4-3-3の2つのシステムを使う戦術。 サガンは、DFとアンカーのビルドアップから、2トップのトーレス、金崎への縦パスと小野を基点として攻めていく戦術 【試合の流れ】 (前半) サガンが序盤、金崎、小野、高橋義、藤田のコンビネーションで右サイドを基点にしてボール支配率を高めることに成功し、クロスを多用するが、レイソルのDFラインがことごとく跳ね返す展開が多くなる。 サガンは途中、小野をトップ下から右MFに、高橋義をボランチにする4-4-2システムに変更して、34分にはトーレスのシュート、35分には三丸からの右FKのこぼれ球に反応した小野のシュートなどで、優勢に立つ。 これに対して、レイソルはサガンにDFラインを下げさせられ、決定機を全く作れずにいたが、39分に、オルンガのポストプレーからのパスを受けた大谷のスルーパスに、小池が右サイドを抜け出して上げたグラウンダーのクロスに瀬川が合わせて、レイソルが1-0と先制する。 その後はサガンが攻めながら得点には至らず、レイソルが1-0とリードして、前半終了。 (後半) サガンは小野を左MFに、福田を右MFに変更したシステムにより、左右のサイドを攻める戦術変更がズバリ当たる。金崎、福田らが右サイドを攻めてチャンスを作り、51分に右CKを獲得すし、三丸からのCKに金崎が頭で合わせて、サガンが1-1と追いつく。その後もチャンスは続き、62分に金崎によるペナルティエリア付近からのFKが惜しくも右ポストを外す。 これに対して、レイソルはサガンに主導権を握られていたが、後半半ば過ぎからリズムをつかみ、70分に右サイドを切り込んだ大谷のクロスに江坂が頭で合わせるも、GK権田のファインセーブに阻まれてしまう。 その後、サガンはトーレスから豊田に、代えて流れを変えようとするも、レイソルはオルンガのポストプレー、クリスティアーノの左サイドからの攻めにより、サガンのDFラインを下げさせることに成功する。 さらに、レイソルは84分に山崎を投入して1ボランチにした4-3-3に変更して攻勢を強め、87分に左サイドを切り込んだクリスティアーノのシュートを権田がファインセーブし、そのこぼれ球を詰めていた山崎のシュートを権田が再度ファインセーブして惜しくも得点には至らず。 その後は両チームとも攻め合うが、得点には至らず、1-1で終了。 【まとめ】 レイソルは権田のファインセーブにより、勝ちを逃した。クリスティアーノ、オルンガら個人の能力が発揮できているときはいい攻めになるが、孤立する場面も多いので、攻撃面での連動性を高めることが今後のカギ。 サガンは権田の再三のファインセーブに救われた。攻撃面では、トーレス、金崎、小野の連携、特に、トーレスに縦パスが入ったときをフォローや連携の改善が必要。トーレスが孤立する場面が多く、後半半ばからはチャンスを作れなかった。 両チームとも苦しい戦いが続く中、浮上のきっかけをつかめるか? 【システム】 (柏レイソル)4-2-3-1(右から) GK 桐畑 DF 小池、鈴木、パク・ジョンス、高木 ボランチ 小泉、大谷(84分 山崎) 3シャドー 伊東(45分 江坂)、瀬川、クリスティアーノ FW オルンガ (4-2-3-1と4-3-3の2つのシステムを使う。守備時は4-4-2) (サガン鳥栖)4-4-2(右から) GK 権田 DF 藤田、高橋祐、ジョアン・オマリ、三丸 アンカー 高橋秀(92分 キム・ミンヒョク) MF 高橋義、福田 トップ下 小野(60分 安在) FW トーレス(73分 豊田)、金崎 (途中から4-4-2に変更。守備陣は4-3-3、途中から4-4-2)
2018.09.22

J1第29節 セレッソ大阪vsガンバ大阪の試合をヤンマースタジアムで観戦。1ー0でガンバ大阪の勝利。以下、試合内容をレポートします。(長文で失礼します。) セレッソゴール裏 ガンバゴール裏 【戦術】ガンバは遠藤、今野を中心に、DFのビルドアップから細かいパス回しで崩していき、アデミウソンの決定力を活かしていく戦術。守備は4-4-2のブロックを敷きながら、セレッソDFラインのパスの出所をチェックしていく。 セレッソはDFとボランチのビルドアップから、両サイドバックが高い位置で起点となって清武、ソウザが中心となって崩していく戦術。守備は5-4-1のブロックを敷いて対応する 。 【試合の流れ】(前半) 前半はガンバが遠藤、今野を中心とした細かいパス回しを展開して試合を優位に進めていく。 5分に左スペースから遠藤のスルーパスを受けた渡邉のシュートがキム・ジンヒョンに阻まれて、さらに22分にはカウンターからセンターエリアでのアデミウソンのポストプレーを利用して裏のスペースを突いた倉田がそのままセレッソDFを振り切り、GKと1対1になり右足でシュートするも、再度キム・ジンヒョンに阻まれる。 ガンバは攻守とも数的優位を作って、攻撃ではテンポのいいパス交換でセレッソのDFラインを下げさせることに成功し、守備面ではセレッソDFからの縦パスを出させないディフェンスをする。 セレッソは山村がガンバディフェンスを厳しいマークに合い、DFラインがなんとか耐えながら、両サイド、特に左サイドのスペースを基点として打開を図る。 38分に左サイドからのこぼれ球から高木の横パスを受けたソウザがミドルシュートが打つが、東口の手を弾いてバーを直撃して、CKを得たものの得点には至らず。 逆に、ガンバは前半終了前の45分に、アデミウソンがオスマルの裏のスペース突いて、倉田からの柔らかいスルーパスに反応して、一瞬前に出るのを躊躇したキム・ジンヒョンの頭上を越す技ありのループシュートを決めて、ガンバが先制して前半終了する。 (後半)後半はセレッソが左右の両サイドウイングバックを基点になり、ソウザや山口からのサイドチェンジを交えた攻撃を展開する一方、ガンバが4-4-2のブロックを敷いて、特にバイタルを含めた中央のスペースを固めてカウンターを狙う展開が続いていく。 セレッソは、53分に高木からの右からのクロスを丸橋が合わせられない場面、76分に高木の右クロスに合わせた清武のヘッドがバーを越す場面や、84分に高木が右から中央へ切り込んだシュートが東口の正面を突く場面があったものの、決定機を作れない。 ガンバは後半の途中から運動量がガタッと落ちながらも、中央を固めたディフェンスを最後まで徹底したことにより、セレッソは最後まで決定機を作れずに、ガンバが1-0でなんとか逃げ切って勝利。【システム】(セレッソ大阪)3-4-2-1(右から)GK キム・ジンヒョンDF 木本(89分 田中裕)、ヨニッチ、オスマルMF 松田(13分 高木)、 山口、ソウザ、丸橋2シャドー 水沼(70分 澤上)、清武FW 山村(守備時は5-4-1) (ガンバ大阪)4-4-2(右から)GK 東口DF オ・ジェソク、三浦、ファビオ、藤春(89分 高)ボランチ 遠藤、今野 MF 小野瀬、倉田(75分 米倉)FW アデミウソン(80分 一美)、渡邉(守備時も4-4-2) 【まとめ】ガンバは前半、遠藤やアデミウソンが活性化して中盤を支配できたとともに、後半はディフェンスでは中央を固めたディフェンスに徹してセレッソに危険なスペースを与えなかった。この勝利は残留争いにおいて大きい。 セレッソは前半の失点が最後まで響いた。 ソウザや山口が左右のサイドチェンジを多用してなんとかガンバディフェンスをこじ開けようとしたが、山村が抑えられてしまったこともあり、決定機を作らなかった。 現時点でのチームの勢いがそのまま出た感あり。
2018.09.14

J3第22節 ギラヴァンツ北九州vsカターレ富山戦をミクスタで観戦しました。ギラヴァンツが2-1で逆転勝利。以下、レポートします。(長文で失礼します。) 【戦術】 ギラヴァンツはフェホと前田の2トップへの縦パスを基点に、中盤が積極的に絡んで攻める戦術。 カターレは左右のウイングバックを基点に3トップとボランチがパス交換して攻める戦術。 【試合の流れ】 (前半) 序盤からカターレが左サイドの新井、前嶋、才藤のコンビネーションが再三ギラヴァンツディフェンスを崩していく。 17分に、椎名からのパスを受けた才のシュートがGK高橋の正面を突くなど、枠内シュートは少ないながら、試合を優位に進める。 一方、ギラヴァンツはフェホがカターレDFの厳しいチェックによりポストプレーでの基点にならず、また、井上と川島とポジションチェンジをして局面を打開しようとするも、カターレに押し込まれる展開となる。終了間際に左サイドからチャンスを作った浦田からのグラウンダーのクロスにフェホと井上が飛び込むも合わずに、前半は0-0で終了。 (後半) 後半もカターレが左右のサイドを基点に試合を優位に進め、56分に差波からの展開に進藤が上げた右からのクロスに才藤が押し込んで、カターレが1-0と先制する。 しかし、ギラヴァンツがすぐさま反撃に出て、60分に右サイドを基点に、野口と井上のコンビネーションから井上の左足からのクロスにフェホに合わなかったが、そのままゴールに入って、ギラヴァンツが1-1に追いつく。 その後はカターレが左右のクロスを多用してギラヴァンツのラインを下げさせることに成功して、65分には差波からのクロスに才藤から受けた新井のシュートがポストをたたき、72分には前嶋から才藤とのワンツーから抜け出してGKと1対1となり放ったシュートが高橋の正面を突くなど、再度優位に立った。 しかし、77分に、右サイドCKを得たギラヴァンツは混戦から川上から右足でゴールを突き刺し、2-1と逆転に成功する。 この後、ギラヴァンツは80分に井上から川島への交代を機に5バックシステムに変更して逃げ切りを図り、カターレの反撃に合いながらも何とか逃げ切って、2-1と勝利。 【システム】 (ギラヴァンツ北九州)4-4-2(右から) GK 高橋 DF 野口、有薗、川上、浦田 ボランチ 藤原、村松 MF 井上(80分 川島將)、川島大(69分 安藤) FW フェホ(67分 レッドカード)、前田 (守備時も4-4-2) (ガイナーレ鳥取)3-4-3(右から) GK 永井 DF 柳下、谷奥、代 MF 進藤(80分 大谷)、差波(73分 野田)、椎名、前嶋 FW 木村(73分 佐々木)、才藤、新井 (守備時は5-2-3) 【まとめ】 ギラヴァンツはフェホの退場など試合の流れはよくなかったが、ディフェンス面の頑張りと数少ないチャンスをモノにできたことが勝因。ただ、攻撃面ではフェホのポストプレーにフォローする選手の距離感や、サイドを基点とする際のコンビネーションはよくなく、そのあたりが得点力不足につながっているように思われ、順位を上げるためは改善が必要。 カターレは試合全体を通して、左右のサイドを基点に優位に立って、数的優位もあり、本来なら勝っていい試合であったが、シュートがポストをたたくなど、決定力のなさが敗因。
2018.09.08
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