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J1第24節 セレッソ大阪vsサンフレッチェ広島の試合を観戦。1-0でサンフレッチェ広島の勝利。以下、試合内容をレポートします。(長文で失礼します。) 【戦術】セレッソは3バックから両サイドバックを前目に張らせたうえ、杉本、2シャドー、ボランチが連携して、サイドチェンジを交えながらパス交換から崩していく戦術。 サンフレッチェはディフェンスライン、ボランチのビルドアップから、2トップのパトリック、渡への縦パスを基点に中盤が押し上げてパスを交換しながら攻める戦術。【試合の流れ】(前半)序盤はセレッソが両サイドを基点としてチャンスをうかがうのに対し、サンフレッチェはパトリック、渡への縦パスを基点にチャンスをうかがう。 試合が動いたのは18分、サンフレッチェが右サイドの連携から柴崎が上げたクロスの跳ね返りに反応した稲垣の、地を這うような左足ボレーが決まり、サンフレッチェが1-0と先制する。 その後、サンフレッチェが粘り強いディフェンスから、パトリックを基点に柏、稲垣、柴崎らがセレッソ2シャドーの裏のバイタル付近のスペースを有効に使って、セレッソのディフェンスラインを下げさせることに成功し、試合を優位に進める。 21分に渡からパスを受けた稲垣のシュート、さらに26分にこぼれ球を拾った青山からパスを受けた稲垣のミドルシュートがキム・ジンヒョンにセーブされ、40分には左サイドで柏からスルーパスを受けた佐々木がペナルティエリアをえぐってグラウンダーのクロスを上げるが、前線に合わず。 セレッソは25分にオスマルがミドルシュートを打つが、林にセーブされる。ディフェンスラインが押し込まれたこともあり、決定機は作れずに、前半はサンフレッチェが1-0とリードして終了。 (後半)セレッソがソウザが基点になり、またサイドチェンジを使いながら両サイドからクロスを多用してチャンスをうかがう。 セレッソが52分に右サイドで松田からボールを受けた清武のクロスに高木が合わせるが、ゴール外に外れ、70分に清武のミドルが林の正面を突いてしまう。 サンフレッチェはセレッソのサイド攻撃を的確に跳ね返して奪ったボールを有効なカウンターにつなげていく。 65分に柴崎?からのスルーパスにパトリックが1対1で抜け出し、さらに81分、88分にもパトリックが1対1でセレッソディフェンスラインの裏をうまく抜け出すもキム・ジンヒョンの好セーブなどで得点には至らず。 セレッソは終了間際に、サイドからのクロスやCKでチャンスを掴むも得点ならず、サンフレッチェが1-0で逃げ切る。【システム】(セレッソ大阪)3-4-2-1(右から)GK キム・ジンヒョンDF 木本、ヨニッチ、オスマル(86分 片山)MF 松田、 山口、ソウザ(88分 福満)、丸橋2シャドー 清武、高木(78分 山内)FW 杉本(守備時は5-4-1?) (サンフレッチェ広島)4-4-2(右から)GK 林DF 和田、野上、水本、佐々木ボランチ 青山、稲垣MF 柴崎(72分 吉野)、柏FW パトリック、渡(59分 ティーラシン)(守備時も4-4-2) 【ポイント】 サンフレッチェがパトリックを基点としてセレッソのディフェンスラインに脅威を与えたことと、終始粘り強いディフェンスができたこと。 【まとめ】サンフレッチェは、前半はパトリックのポストプレーを基点に中盤がスムースに押し上げてセレッソのディフェンスラインを下げさせて優位に立ち、後半はセレッソのサイド攻撃を跳ね返しながらカウンターで脅威を与えることができた。後半カウンターで得点できれば、もっと楽な展開になったはず。9月ホームの鹿島戦、FC東京戦あたりが山場か? セレッソはパトリックに手こずったうえ、柏、稲垣らにスペースを中盤裏の使われてディフェンスラインを下げさせられたのが敗因。攻撃面では、後半ソウザが積極的に絡んだことで両サイドからチャンスが生まれたが、粘り強いサンフレッチェディフェンスの前に終了間際以外に決定機は作れなかった。先制されたこともあって、試合運びの流れが悪かった。
2018.08.25

J1第22節 セレッソ大阪vs清水エスパルスの試合を観戦。3-1でセレッソ大阪の勝利。以下、試合内容をレポートします。(長文で失礼します。) 【戦術】セレッソは3バックから両サイドバックを前目に張らせたうえ、杉本、2シャドー、ボランチが連携して、サイドチェンジを交えながら崩していく戦術。 エスパルスはディフェンスライン、ボランチのパス交換を基点に、2トップの北川、クリスランへの縦パスを入れたうえで金子、石毛が絡んで攻める戦術。【試合の流れ】(前半)序盤からエスパルスが2トップへの縦パスを基点に、金子や石毛がセレッソのサイドディフェンスの裏を狙う動きが効果的で、試合を優位に進める。15分には金子のパスを受けた北川がシュートを狙い、21分には金子の右CKにクリスランが頭で合わせるも惜しくもバーを超え、さらに36分には河井のパスを受けた飯田のクロスに北川が合わせるチャンスがありながら、ゴールには至らず。 これに対して、セレッソは両サイドバックが積極的に前目に位置するも、2シャドー、ボランチとの連携がうまくいかなかったが、37分にボールを奪った清武が右サイドを駆け上がってあげたグラウンダーのクロスにマークを外した杉本が左隅に流し込んで、セレッソが先制する。 ただ、エスパルスも反撃に出て、40分に金子からの浮き球のスルーパスにクリスランが反応して競り合いながら左足でゴールに押し込んで1-1に追いついて前半終了。 (後半)序盤はセレッソが両サイドのスペースを積極的に攻めるのに対し、エスパルスはクリスランへの縦パスを基点に、北川や金子がバイタルエリアに進出してチャンスをうかがう。 その後、セレッソは両サイドを基点に2シャドーとボランチとの連携が良くなり、ボール支配率が高めることに成功する。 試合が動いたのは64分で、セレッソが右サイドを基点として、松田、木本とつないで、パスを受けたソウザが左足に切り返して打ったシュートが左隅に決まり、セレッソが2-1と勝ち越し、さらに67分に丸橋からの右CKに木本がニアサイドですらせて最後高木に当たってインゴールして3-1と突き放す。 エスパルスはクリスランや北川への縦パスに金子が絡もうとするも、セレッソディフェンス陣の前に決定機を作れない。 セレッソは得点後もエスパルスが攻め上がったバイタルエリアに進出して試合を優位に進める。91分には、カウンターから左サイドを駆け上がった高木からのクロスに杉本が頭で合わせるも六反にセーフされるが、セレッソが3-1とリードしたまま試合終了。【システム】(セレッソ大阪)3-4-2-1(右から)GK キム・ジンヒョンDF 木本(87分 山下)、ヨニッチ、オスマルMF 松田、 山口、ソウザ(92分 秋山)、丸橋2シャドー 清武(87分 水沼)、高木FW 杉本(守備時は5-4-1) (清水エスパルス)4-4-2(右から)GK 六反DF 松原、ファン・ソッコ、フレイレ、飯田ボランチ 白崎、河井(88分 長谷川)MF 金子、石毛(87分 村田)FW 、北川、クリスラン(78分 デューク)(守備時も4-4-2) 【ポイント】 セレッソが後半修正して、両サイドの連携がよくなったことと、いい時間帯に得点できたこと。 【まとめ】セレッソは両サイドの連携がよく、3バックシステムのよさを十分に発揮することができた。山口が前のスペースに飛び出し、木本やオスマルの攻撃参加など相手ディフェンスを崩す動きが要所要所に見られて、今後も継続できれば浮上できるのではないか。 エスパルスは特に前半の攻めは機能していたので、セレッソにカウンターから先制されたのは痛かったのではないか。ディフェンスの一瞬の間を突かれてしまい、悔やまれる。
2018.08.15

J1第20節 サガン鳥栖vsセレッソ大阪の試合を観戦。1-0でサガン鳥栖の勝利。以下、試合内容をレポートします。(長文で失礼します。) 【戦術】 サガンはディフェンスライン、中盤からのトーレス、金崎への縦パスを基点として両サイドを使いながら中盤が押し上げて攻めていく戦術。 セレッソは杉本、ヤン・ドンヒョンへの縦パスを基点としてサイドチェンジを交えながら両サイドバックと中盤が連携しながら攻めていく戦術。 【試合の流れ】 (前半) 序盤はサガンが縦パスからトーレス、金崎が基点となり、またボールを奪ってからのカウンターが有効で試合を有効に進め、15分に原川からの右CKのこぼれ球に反応した吉田の抑えの効いたミドルシュートが左ポストを直撃してインゴールになり、サガンが1-0と先制する。 セレッソは杉本、ヤンのポストプレーからの攻めが繋がらなかったが、28分にソウザのFKに木本が頭で合わせるも、権田の真正面に飛び、ゴールには至らす。 その後もサガンがトーレス、金崎を基点に優位に立ち、41分に左サイドから原川がセレッソの右ポストを狙ったグラウンダーのクロスを放つが、前線を合わず。 セレッソは杉本、水沼がサガンのディフェンスラインの裏を狙うも、ことごとくオフサイドにかかり、前半はサガンが1-0とリードして終了。 (後半) セレッソが両サイドバックを積極的に上げて反撃に出て、48分に左サイドからキム・ジンヒョンからヒィードを受けた清武がいいクロスを上げるも前戦には合わず。 その後両チームとも十分にスペースを得て、打ち合いになる。 まずサガンが53分に原川からの右CKにトーレスが頭で合わせ、さらに55分に権田からのフィードにトーレスが1対1になるが、キム・ジンヒョンにセーブされてしまう。 これに対して、セレッソも山口、ソウザからの両サイドへのサイドチェンジが基点となってチャンスを作り、61分にソウザからのパスを受けた丸橋のグラウンダーのクロスにフリーの杉本のシュートがジャストミートせず、68分には清武からの左サイドのクロスに杉本が合わせるも惜しくも左ポストを外れ、77分にはまたもや清武からの左クロスにフリーの山内が合わせるも、バーを超えて得点には至らず。 後半は両チーム共に決定機がありながらディフェンスラインの頑張りもあって得点できず、サガンが1-0で逃げ切った。 【システム】 (サガン鳥栖)4-3-1-2(右から) GK 権田 DF 小林、高橋祐、キム・ミンヒョク、吉田 アンカー 高橋秀 MF 福田、原川(84分 安在) トップ下 高橋義 FW トーレス(91分 豊田)、金崎 (守備時は4-3-3または4-4-2) (セレッソ大阪)4-4-2(右から) GK キム・ジンヒョン DF 松田、 ヨニッチ、木本、丸橋 ボランチ 山口、ソウザ MF 水沼(83分 高木)、清武(86 福満) FW ヤン・ドンヒョン(70分 山内)、杉本 (守備時も4-4-2) 【まとめ】 サガンはトーレスと金崎が機能して数多くチャンスを作ったが、遅攻になると局面を打開できない場面が多い。課題は前線に至るまでのプロセスで、中盤の構成力を高めることが浮上のポイントと思われる。 セレッソは後半何度も決定機を作ったが、前半の失点が重くのしかかった。ディフェンスラインの裏を狙うなど攻撃面に工夫が見られたが、やはり決定機を逸してしまうと勝てない。
2018.08.05

J1第19節 セレッソ大阪vsヴィッセル神戸の試合を観戦。1-1のドロー。以下、試合内容をレポートします。(長文で失礼します。) 【戦術】セレッソは杉本へのくさびのパスを入れてからのポストプレーを軸に山村、柿谷、清武が絡んで攻め、ヴィッセルのボランチの裏を狙ったカウンターを交えて攻める戦術。ヴィッセルは三田、フジタの2ボランチを起点としたビルドアップから左右に展開して両サイドの中盤とサイドバックが連携して攻める戦術。【試合の流れ】(前半)序盤はヴィッセルがボランチの藤田、三田から両サイドを使った攻撃で優位に立ち、24分にティーラトンのスルーパスに郷家がシュートを放ち、31分に三原の右からのクロスにキム・ジンヒョンがはじいたボールに増山が反応してシュートを放つがいずれもバーを外れてしまう。セレッソは特に山口、ソウザの両ボランチが起点にならず、逆にヴィッセルに縦パスを狙われてボールを失う場面が多かったが、40分に得た丸橋の左CKに杉本がニアで合わせてセレッソが先制(判定はヴィッセルのオウンゴール)して前半は1-0でセレッソがリードして終了。(後半)ヴィッセルは開始早々FWを佐々木から交代したウエリントンンにボールが収まり、また三田、藤田を起点に両サイトのスペースを積極的に使って試合を優位に進め、50分にはカウンターからウエリントンが右サイドから持ち込んで上げたクロスに増山がシュートを打つが、キム・ジンヒョンがセーブする。セレッソはその後FWの山村をディフェンスラインに入れて3バック(守備時は5‐4-1)システムに変更してヴィッセルの左右からのクロスを跳ね返してからのカウンターで対抗する展開となる。その後は一進一退で試合が進むが、ヴィッセルは68分に田中を左サイドの中盤に投入して左サイドの郷家とポジションチェンジして両サイドから攻めて再度優位に立ち、73分に藤田からの右CKに田中が合わせてボールがヨニッチに当たってゴールとなり、ヴィッセルが1-1に追いつく。その後は、ヴィッセルの両サイドからの攻撃にセレッソがカウンターで対抗する形が続くが、両者とも得点には至らず、1-1で終了。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK キム・ジンヒョンDF 松田、ヨニッチ、木本、丸橋ボランチ 山口、ソウザMF 清武(61分 福満)、柿谷(70分 高木)FW 杉本、山村(ヴィッセル神戸)4-4-2(右から)GK キム・スンギュDF 三原、大崎、渡部、ティーラトン(85分 橋本)ボランチ 三田、藤田MF 増山(68分 田中)、郷家FW 渡邉、佐々木(45分 ウエリントン)【まとめ】セレッソは後半3バックにしてヴィッセルのクロスを終始跳ね返していたが、パスミスが多く、攻撃時の中盤、両サイドバック、ボランチのバランスが悪いゆえに、決定機が作れていない。連戦が続くが、ここが正念場である。ヴィッセルは特に後半は中盤と両サイドバックの連携から何度もクロスを上げていたが、クロスが1テンポ遅いため、セレッソのディフェンスラインを崩すことができなかった。蒸し暑い中での両者互角のゲームで、1-1のスコアは妥当な結果。
2018.08.01
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