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2021年J2第36節栃木SCvsモンテディオ山形の試合を栃木県グリーンスタジアムで観戦。2-1でモンテディオ山形の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈栃木SC〉攻撃では、ディフェンスラインまたはボランチ西谷、佐藤からFW豊田、畑もしくは右MF矢野への楔のパスを入れて基点とした上、サイドに展開して速い攻めを行う。守備では、4-4-2ブロックを基調として、モンテディオのサイド攻撃に対しては、中盤がディフェンスラインに降りるなどして対応する。(相手CK時はゾーンとマンツーマンの併用)〈モンテディオ山形〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ藤田、南とのビルドアップから、右シャドー中原、左シャドー 樺山が両サイドにワイドに開いたうえ、半田、山田拓の両SBが偽SB的に動いてボランチと連動して両ハーフスペースを狙い、1トップのアラウージョのポストプレーを交えながら、中央とサイドからの攻撃を有効に使っていく。4-1-2-3への変形システムで、後半から南をアンカーとする4-1-2-3に統一。守備では、4-4-2ブロックを基調としつつ、トップ下の山田康が栃木の両ボランチを監視する。(相手CK時はゾーン対応)【得点】46分 藤田(モンテディオ山形)48分 谷内田(栃木SC)72分 アラウージョ(モンテディオ山形)【退場】なし【警告】41分 アラウージョ(モンテディオ山形)【試合の流れ】(前半)栃木は4-4-2システム、モンテディオは4-2-3-1、4-1-2-3の可変システムにて試合に臨む。まず、試合の流れを掴んだのはモンテディオで、右の中原、左の樺山が両サイドタッチラインに張りながら、半田、山田拓の両SB、トップ下の山田康、ボランチ藤田がポジションチェンジを頻繁にして栃木のハーフスペースに進出して、栃木のディフェンスラインを下げさせることに成功する。19分に、右SB半田が右ハーフスペースからクロスを上げるも、FWアラウージョにはわずかに合わず。これに対して、栃木はモンテディオのサイド攻撃によりディフェンスラインを下げさせられて苦しい展開が続いていたが、22分に、FW畑が流れを変えるべくモンテディオGK藤嶋がペナルティエリア前に出ているのを見て浮き球気味のシュートを放つも、藤嶋が落ち着いてキャッチする。その後も、モンテディオが試合を優位に進めていき、33分に、右ハーフスペースでの展開から、ペナルティエリア右にて基点となったアラウージョからパスを受けた半田のシュートは右に外れてしまい、41分にも、左での展開から山田拓のクロスに合わせた藤田のシュートは栃木ディフェンスにブロックされてしまう。さらに、 44分にも、アラウージョのポストプレーからパスを受けたボランチ南のシュートは栃木GKオビの好セーブに阻まれてしまう。栃木は前半、ほとんど決定機を作れず、またモンテディオが試合を支配しながらも先制できず、前半は0-0で終了。(後半)まず、チャンスを掴んだのはモンテディオで、46分に、左展開から、山田康が中央に切れ込んでパスを出し、そのパスに反応して走り込んだ藤田が右隅に流し込んでモンテディオが待望の先制点を上げ、1-0とリードする。しかしながら、栃木も思わぬ展開からチャンスを掴み、バイタルエリアにてモンテディオ藤田のパスミスに乗じて畑がボール奪取して出したパスに走り込んだ谷内田が冷静に左隅に流し込んで栃木がすぐさま1-1として、同点に追い付く。その後は、モンテディオはパスを繋ぎながらサイドを使った攻撃、栃木は前線への縦パスからの速い展開からの攻撃により、入り乱れるような展開となる。最初に選手交代策を仕掛けたのは栃木で、57分に、左MF谷内田から森に、またFW豊田からジュニーニョに替えてチャンスを作る。57分に、ジュニーニョがペナルティエリア内にてシュートを放つも、モンテディオGK藤嶋の好セーブに阻まれ、さらに59分に、左SB溝渕のロングスローの浮き球に反応した畑が頭で合わせるも、またもや藤嶋のセーブに阻まれてしまう。これに対して、流れを引き戻したいモンテディオは、63分に、左ワイド中原からマルティノスに、右ワイド樺山から加藤に替えて反撃に出て、サイドからの攻撃が功を奏す。72分に、南から右サイド奥にてパスを受けたマルティノスが仕掛ながら出したグラウンダーの右くろに、ニアにて反応したアラウージョが右足で合わせてゴール左隅に流し込んで、モンテディオが2-1と逆転に成功する。同点に追いつきたい栃木は、76分に、ボランチ西谷から松本に、FW羽田から山本に替えて右MFに配置し、右MF矢野をFWに配置して、ジュニーニョとの2トップにして反撃に出て、77分に、ペナルティエリア内から森が左足にてループ気味の技ありのシュートを放つも、ポスト左に弾かれてしまい、同点には至らず。その後、栃木は、積極的にサイドを基点に攻撃を仕掛けていき、さらにCB柳を前線に上げて矢野との2トップにして空中戦によるパワープレーを仕掛けていき、モンテディオがマルティノスらを中心に、カウンターで応戦する展開となる。栃木は、89分に、松本からの左CKを基点に、ニアにて味方が晒したボールに矢野が頭で合わせるも、モンテディオGK藤嶋の好セーブに阻まれてしまう。ロスタイム後も栃木がパワープレーを仕掛けるも、モンテディオが跳ね返して、モンテディオが2-1で勝利。【システム】(栃木SC)4-4-2(右から)GK オビDF 黒崎、柳、乾、溝渕ボランチ 西谷(76分 松本)、佐藤(85分 三国)MF 矢野、谷内田(57分 森)FW 豊田(57分 ジュニーニョ)、畑(76分 山本)(守備時も4-4-2)(モンテディオ山形)4-2-3-1→4-1-2-3(右から)GK 藤嶋DF 半田、山崎、熊本(84分 松本)、山田拓ボランチ 藤田、南3シャドー 中原(63分 マルティノス)、山田康(81分 國分)、樺山(63分 加藤)FW アラウージョ(81分 林)(守備時は4-4-2または4-4-1-1)【勝負の分かれ目】モンテディオが多彩なビルドアップからの両サイドやハーフスペースを有効に活用し、またマルティノスら後半の選手交代策の的中より、更なるサイド攻撃を活性化させたこと。【まとめ】モンテディオは、前半から中原、樺山の両サイドを基点に山田康、藤田らがハーフスペースを活用することによりスペースを有効に作って終始試合を優位に進めることができた。選手交代策もあたり、終盤の栃木のパワープレーも何とか凌ぎ切った。栃木は一旦は同点に追いついたものの、モンテディオのサイド攻撃により、中盤がディフェンスラインに吸収される時間帯が続いたのが敗因。ジュニーニョや森の惜しいシュートがあり、終盤にはCB柳を前線に上げてパワープレーを仕掛けたものの、一歩及ばなかった。
2021.10.31

2021年J1第33節セレッソ大阪vs横浜F・マリノスの試合をヨドコウスタジアムで観戦。2-1でセレッソ大阪の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ藤田、喜田とのビルドアップから、SB松田陸、丸橋が両サイドを張り、両サイドのスペースを基点として、右は右MF坂元とSB松田陸、左は左MF乾と左SB丸橋が連携し、FW松田力、加藤へのクサビのパスを入れながら、ハイプレスを仕掛けるF・マリノスのディフェンスライン裏のスペースを攻めていく。守備では、4-4-2を基調としてブロックディフェンス。プレス時は2トップがプレスをかけながら後との連動により行われ、まず一人がチェックに行き、数的優位を作って囲い込んでボール奪取する。(相手CK時は主にゾーン対応)〈横浜F・マリノス〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ渡辺、岩田とのビルドアップから、時に両SB松原、小池が中央に入ってゲームの組み立てに参画し、両サイドを基点に、頻繁にポジションチェンジを交えながら、FW杉本のポストプレーを利用しつつパス交換によりセレッソディフェンスをこじ開けるべく攻めていく。時に4-2-1-3システムから4-1-2-3システムへの変形によりゲームを組み立てる。後半から4-4-2システム。守備では、前線からのマンツーマン気味のハイプレスを敢行しつつ、厳しく対応していく。リトリート時は4-4-2を基調とする。(相手CK時はマンツーマンとゾーンの併用対応)【得点】 5分 乾(セレッソ大阪)21分 加藤(セレッソ大阪)42分 實藤(横浜F・マリノス)【退場】なし【警告】58分 松田力(セレッソ大阪)【試合の流れ】(前半)セレッソは4-4-2システム、F・マリノスは4-1-2-3システムを基調としてこの試合に臨む。まずチャンスを掴んだのはセレッソで、5分に、左展開から左MF乾がボランチ喜田とのコンビネーションからペナルティエリアにドリブルにて切れ込みながら放った右足のシュートがF・マリノスCBマルチンスに当たって左にコースが変わってそのままゴール左に吸い込まれ、セレッソ1-0と早くも先制する。不運にも、出鼻を挫かれたF・マリノスはディフェンスラインとボランチ渡辺、岩田がリズムを作って両サイドへの展開をすべくビルドアップを図るが、セレッソの前線からのハイプレスによりスムーズにボールが運べない。14分に、F・マリノスは、右サイドでの展開から右SB松原からの右クロスにFW前田が頭で合わせるも、左に外れてしまう。その後、F・マリノスがボール保持率を高め、リズムを作ろうとするところに落とし穴が生じ、セレッソがチャンスをモノにする。21分に、中央エリアからのボランチ藤田からのF・マリノスディフェンスライン裏を狙ったスルーパスに合わせて走り込んだFW松田力がドリブルにてペナルティエリア内に進出して出したグランウダーのクロスに、フォア側にいたフリーのFW加藤が難なくゴールに押し込んでセレッソが2-0とリードを広げる。その後も、セレッソがチャンスを掴み、34分に、カウンターから、乾のスルーパスに合わせて対応した松田力のポストプレーからペナルティエリア付近にてパスを受けた加藤がF・マリノスGK高丘と1対1になって右足でシュートを放つも、左に外してしまい、更なる追加点には至らず。これに対して、F・マリノスは、CBマルチンス、實藤も積極的に上がって頻繁にポジションチェンジを試みてボール保持を高めていく。42分に左CKを得たF・マリノスは、トップ下の水沼のCKにCB實藤が頭で合わせて右隅に流し込んで、F・マリノスが1点を返して、前半は2-1とセレッソがリードして終了。(後半)前半2点を奪われたF・マリノスは、トップ下の水沼を右MFに、右FW仲川を左MFに、杉本と前田を2トップとする4-4-2システムに変更して後半に臨み、杉本のポストプレーや両サイドからの攻撃を基点としてリズムを作ろうとするが、最初にチャンスを掴んだのはセレッソで、46分に、左ハーフスペースから放った乾のミドルシュートはF・マリノスGK高丘がパンチングにてセーブし、さらに50分には、左ハーフスペースにて得た藤田の右足のFKは惜しくもゴール右に外れてしまう。これに対して、F・マリノスは、ハイプレスからセレッソのボール保持率を低下させ、逆にボール支配率を高めていく。59分に、水沼の右CKにCB實藤が頭で合わせるも、今度はバーを超えてしまう。その後は、F・マリノスがボール保持し、セレッソがディフェンス面でポスト保持者へのチェックをしつつ、4-4-2のブロック対応する時間が続く。ボール保持しながら決定機を作ることができないF・マリノスは、71分に、右MF水沼からエウベルに替えてエウベルを左MFに配置し、杉本からレオ・セアラに替え、左MFの仲川を右MFに配置して、攻勢を加えようとする。72分に、左展開から、エウベルを基点にパスを受けたボランチ渡辺がペナルティエリア内に切れ込んで放った右足のシュートはセレッソGKキム・ジンヒョンの正面を突いてしまい、さらに75分には、左ハーフスペースにてボールを奪取したエウベルのシュートはセレッソGKキム・ジンヒョンにセーブされてしまう。その後も、F・マリノスが右は仲川、左はエウベルを中心に両サイドをワイドに使ってセレッソのディフェンスラインを下げさせることに成功するが、セレッソもディフェンスラインを中心に粘り強く対応していく。F・マリノスは81分に、左展開から、エウベルから中に切れ込んでシュートを放つもバーを超えてしまう。その後、F・マリノスはロスタイムに2回のCKを得て、GK高丘が攻撃に参画するも、セレッソの堅いディフェンスの前に、シュートには至らず、セレッソが2-1で逃げ切って勝利。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK キム・ジンヒョンDF 松田陸、西尾(76分 進藤)、瀬古、丸橋ボランチ 喜田、藤田MF 坂元、乾(84分 豊川)FW 加藤(76分 大久保)、松田力(61分 清武)(守備時は4-4-2または4-4-1-1)(横浜F・マリノス)4-2-1-3(右から)GK 高丘DF 松原、マルチンス、實藤、小池ボランチ 渡辺、岩田トップ下 水沼(71分 エウベル)FW 仲川(83分 宮市)、杉本(71分 レオ セアラ)、前田(守備時はマンツーマン気味のハイプレス。リトリート時4-4-2または4-4-1-1)【勝負の分かれ目】セレッソが前半、前に上がっていたF・マリノスのSBの背後のスペースをうまく突いて攻められたことと、F・マリノスの両サイドからのワイドな攻撃を数的優位を作ってディフェンスできたこと。【まとめ】セレッソはF・マリノスのハイプレスによりできた背後のスペース(特にF・マリノス右SB松原の背後)を有効に利用して、前半の2得点でゲームを優位に運ぶことができ、後半のF・マリノスの猛攻を耐えることができた。この勝利でカップ戦に弾みがつくか?F・マリノスは、ハイプレスとボール保持によりリズムを掴もうとし、また後半はシステム変更により活路を見出そうとしたが、前半はセレッソの厳しいチェックにより、後半はセレッソのディフェンスブロックにより決定機を作ることができなかった。首位フロンターレから遠のく極めて痛い敗戦。
2021.10.24
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