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2021年J1第37節セレッソ大阪vs名古屋グランパスの試合をヨドコウスタジアムで観戦。2-1でセレッソ大阪の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、CBと時にボランチ奧埜、藤田がディフェンスラインに入りながら数的優位を作ってのビルドアップから、右SB松田陸、左SB丸橋が高い位置を張りながら中盤、ボランチと連携して両サイドを基点として、FW大久保、山田を目標としてバイタルエリアへの縦パスを交えながら攻めていく。守備では、4-4-2を基調として、プレス時は2トップを起点としてハイプレスをかけながら後との連動により行われ、グランパスのビルドアップをサイドに追い込んで数的優位を作ってボール奪取する。(相手CK時は主にゾーン対応)〈名古屋グランパス〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ稲垣、木本とのビルドアップから、FWシュヴィルツォクのポストプレーを時に交えながら、両サイドを使った左シャドー相馬、右シャドー前田に、中シャドー柿谷が絡んで素早い攻めを展開していく。守備では、4-4-2ブロックを基調としていたが、サイドでの対応は左シャドー 相馬がディフェンスラインに降りて対応し、前半途中から、セレッソのサイド攻撃に対応するために、ボランチ木本をアンカーに、ボランチ稲垣を右MFに、中シャドー柿谷を左MFに変更する4-1-4-1システムに変更。後半開始から4-4-2に変更。(相手CK時はゾーン対応)【得点】67分 柿谷(名古屋グランパス)79分 藤田(セレッソ大阪)87分 西尾(セレッソ大阪)【退場】なし【警告】76分 長澤(名古屋グランパス)【試合の流れ】(前半)セレッソは4-4-2システム、グランパスは4-2-3-1システムにてこの試合に臨む。序盤から、セレッソが前線からの連動したハイプレスによりグランパスのディフェンス陣に圧力をかけてグランパスのビルドアップに狂いを生じさせてボール奪取して両サイドにて基点を作って試合の流れを掴む。まず、8分に、中央エリアにいたボランチ藤田からのスルーパスにペナルティエリア中で反応したFW大久保がグランパスGKランゲラックとなり、右足にてシュートを放つも、惜しくもゴール左に外れてしまう。また、13分には、バイタルエリアにいた右SB松田陸からの縦パスに反応した大久保が再度シュートを放つも、今度はバーを超え、さらに16分には、中央エリアでのボランチ奧埜からのクロスにまたもや大久保が頭で合わせるも、バーを超えてしまうが、セレッソが再三のチャンスを掴む。これに対して、グランパスは4-4-2ブロックにて対抗するが、時にセレッソのボランチが加わる数的優位を作ったビルドアップに対してプレスがかからず、ディフェンスラインを下げさせられて、カウンター攻撃での対応にて反撃を試みる。22分に、左サイドでのカウンター攻撃から、左シャドー相馬がドリブルで仕掛けて左クロスを出すが、ゴール前にいたFWシュヴィルツォクには合わず、また25分にも、左サイドでのカウンター攻撃を基点に、ペナルティエリア中にいたシュヴィルツォクのクロスのこぼれ球に反応した柿谷の右足のシュートはセレッソGKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれてしまう。その後も、セレッソが両サイドを基点として、バイタルエリアにいるFW大久保、山田への縦パスが有効に機能してチャンスを作る。29分には、中央エリアにいたボランチ奧埜からのスルーパスに反応した山田がグランパスGKランゲラックと1対1となってシュートを放つも、またもやランゲラックの好セーブに阻まれてしまい、さらに33分には、中央エリアにいたボランチ藤田を基点として山田からペナルティエリアにてパスを受けた大久保のシュートもランゲラックの再三の好セーブに阻まれてしまう。再三のピンチを何とか流れたグランパスは、セレッソよるサイドの基点作り対応するため、中シャドー 柿谷を左MFに、ボランチ木本をアンカーに、ボランチ稲垣を右MFにする4-1-4-1システムに変更して高くないブロックを作って対応していく。その後もセレッソが試合を優位に進めながら、両チームとも先制には至らず、前半は0-0で終了。(後半)前半シュートチャンスを作らないでいたグランパスは、後半早々、右シャドー前田からマテウスに、アンカーだった木本から長澤に替えて、稲垣、長澤のダブルボランチにし、中盤に下がっていた柿谷を前線に置く4-4-2システムに変更して後半に臨む。しかし、後半の流れを掴んだのはセレッソで、両サイドを基点としてボール保持率を高めていく。61分に、中央エリアにいた左MF清武からパスを受けた大久保のスルーパスに反応した山田がランゲラックとペナルティエリア内で1対1となってシュート打とうとするもランゲラックに詰められてシュートには至らない。流れをつかめないグランパスは65分に、FWシュヴィルツォクから山﨑に、左の相馬から齋藤に替えて反撃を試みる。山﨑のポストプレーに柿谷、マテウス、齋藤が絡んで攻撃が機能しかけて、すぐさまチャンスをモノにする。66分に、マテウスの右CKからのクロスにニアにいた山﨑が折り返した浮き球を柿谷がオーバーヘッドにてループ状のシュートをゴール左隅に流し込んで、グランパスが待望の先制点をあげる。しかし先制を許したセレッソは、これまでの攻撃を継続してすぐさま試合の流れを引き寄せてチャンスを作る。72分にペナルティエリア付近にて得た藤田のFKはバーに嫌われるも、79分にチャンスをモノにする。左SB丸橋のニアを狙った左CKはグランパスをクリアされるも、そのこぼれ球にペナルティエリア外にて反応した藤田の左足のボレーが左ポストに叩きながらゴール左隅に吸い込まれて、セレッソが1-1と追いついてさらに有効な攻撃を加えていく。続く87分での清武の右CKに、グランパスCBキム・ミンテに競り勝ったCB西尾が頭で合わせてゴールに叩き込んで、セレッソが2-1と逆転に成功する。その後、グランパスはセレッソの分厚いディフェンスの前にチャンスを作ることができず、セレッソが2-1と勝利。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK キム・ジンヒョンDF 松田陸、西尾、瀬古、丸橋ボランチ 奧埜、藤田MF 坂元(91分 松田力)、清武FW 大久保(84分 豊川)、山田(67分 加藤)(守備時は4-4-2または4-4-1-1)(名古屋グランパス)4-2-3-1→4-1-4-1→4-4-2→4-2-3-1(右から)GK ランゲラックDF 宮原、中谷、キム・ミンテ、吉田ボランチ 稲垣、木本(45分 長澤)3シャドー 前田(45分 マテウス)、柿谷(82分 森下)、相馬(55分 齋藤)FW シュヴィルツォク(55分 山﨑)(守備時は4-4-2から、前半途中4-1-4-1に変更。後半は4-4-2)【勝負の分かれ目】セレッソが前半から前線からのハイプレスを仕掛けてグランパスに有効なビルドアップをさせず、また攻撃面でもグランパスに有効なスペースを与えなかったこと。また、両サイドのスペースを有効に活用してからのバイタルエリアへの縦パスによりグランパスのディフェンスラインを下げさせたことにより試合を流れを掴んだこと。【まとめ】セレッソは前半のハイプレスによりグランパスのビルドアップに狂いを生じさせるとともに、後半も試合の流れをグランパスに渡ることなく、逆転に成功できた。理想とするフットボールができたのではないか。天皇杯もあるので、最終節のエスパルス戦も重要な試合となる。グランパスは前半からセレッソのハイプレスによりビルドアップに苦しみ、ランゲラックの再三の攻守により何とか持ちこたえたが、終始セレッソにバイタルエリアを利用されてしまった。また前後半のシステム/戦術変更も功を奏さなかった。この敗戦で自力でのACLは絶望的となってしまった。セレッソ
2021.11.27

2021年J1第36節セレッソ大阪vs川崎フロンターレの試合をヨドコウスタジアムで観戦。4-1で川崎フロンターレの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ奧埜、原川とのビルドアップから、右は右MF坂元とSB松田陸、左は左MF清武と左SB丸橋が連携し、FW山田、加藤がサイドに流れて両サイドにて基点を作り、フロンターレ4-3-3のサイドのスペースへのサイドチェンジを交えながら中央へのパス交換を含めて攻めていく。守備では、4-4-2を基調として、プレス時は2トップを起点としてプレスをかけながら後との連動により行われ、数的優位を作ってボール奪取する。(相手CK時は主にゾーン対応)〈川崎フロンターレ〉攻撃では、ディフェンスラインとアンカー橘田とのビルドアップから、家長とマルシーニョの両ウイングが両サイドを張ったうえ、その両サイドを基点として、時にFWレアンドロ・ダミアンのポストプレーを交えながら、ポジションチェンジしつつ両サイドと中央エリアとのパス交換により攻めていく。家長が比較的自由が与えられているフリーマン的な存在でボールに絡んでいく。守備では、セレッソボール保持者を含むマンマークによるハイプレスを遂行し、2人目の選手がフォローして数的優位を作ってボール奪取していく。リトリート時は4-3-3にて対応する。(相手CK時はマンツーマンとゾーンの併用対応)【得点】 5分 レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)40分 レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)48分 マルシーニョ(川崎フロンターレ)79分 奧埜(セレッソ大阪)85分 宮城(川崎フロンターレ)【退場】なし【警告】62分 西尾(セレッソ大阪)【試合の流れ】(前半)セレッソは4-4-2システム、フロンターレは4-1-2-3システムにてこの試合に臨む。序盤かフロンターレがビルドアップにてボール支配し、早々に試合が動く。5分に、バイタルエリアでの右SB山根の縦パスにペナルティエリアにて受けた旗手とのワンツーパスは成功しなかったものの、そのこぼれ球にペナルティエリア内にて反応したFWレアンドロ・ダミアンが左隅に難なくゴールを決めて、フロンターレが1-0と幸先よく先制する。その後も、フロンターレがビルドアップから両サイドに展開してボール保持を高めて有効なスペースを作り出して、セレッソのディフェンスラインを下げさせることに成功する。13分に、フロンターレは、カウンターによる左サイドでの展開から、左ウイングのマルシーニョのライナー性の左クロスにペナルティエリア中にいたレアンドロ・ダミアンがスルーしたボールに反応した右ウイング家長の左隅を狙った左足のシュートはセレッソGKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれてしまう。これに対して、セレッソは、下がったディフェンスラインを修正してゲームを流れを変えるため、前線からのプレスを積極的に行ってフロンターレのビルドアップからのリズムを崩しにかかり、ビルドアップからサイドチェンジを使ってフロンターレの両サイドのスペースを狙って基点にして攻撃を図る。セレッソは、17分に、右サイドでの展開から、FW加藤がセレッソ最初のシュートを放つも、ゴール右に外れてしまう。しかし、セレッソの流れには至らず、その後もフロンターレが両サイドを基点として中央とのパス交換により試合を優位に進めていく。29分に、フロンターレは、左サイドでの展開から、ペナルティエリア中に進出したマルシーニョからパスに反応した家長の左隅を狙ったシュートはまたもやキム・ジンヒョンにセーブされてしまうが、試合を優位に進める中、チャンスをモノにする。40分に、カウンターから、中央エリアにてアンカー橘田がセレッソ選手とのボール争奪戦にてボール保持しつつ出したスルーパスに反応した家長がバイタルエリアにて受けて、さらに家長が出したスルーパスに反応したレアンドロ・ダミアンがセレッソディフェンスラインを抜けて放った右足のシュートが右ゴールポストに当たりながらゴールに吸い込まれて、フロンターレが2-0とリードを広げる。その後、セレッソは、48分に、ボランチ原川を基点として左展開から左SB丸橋の左クロスはフロンターレディフェンスにクリアされてしまい、決定機には至らず、前半はフロンターレが2-0とリードして終了。(後半)試合の流れを変えたいセレッソは、開始早々、FW加藤に代えて大久保を投入して打開しようとする。46分に、右サイドでの展開から、大久保を基点として、ペナルティエリア付近にて左MF清武のポストプレーを経由して原川のシュートはフロンターレGKチョン・ソンリョンの好セーブに阻まれてしまう。これにより、セレッソが試合を流れを掴もうとする矢先、フロンターレのカウンター攻撃が機能してチャンスをモノにする。47分に、セレッソ攻撃からのカウンターからボール奪取したレアンドロ・ダミアンからのスルーパスに反応したマルシーニョがペナルティエリアまでドリブルにて進んでセレッソGKキム・ジンヒョンと1対1になり、シュートを放とうとするも、キム・ジンヒョンが先にボールに触ってゴールには至らなかったものの、続く48分には、左展開から、ペナルティエリア中にいたレアンドロ・ダミアンのポストプレーからのパスのこぼれ球に反応したマルシーニョが右隅に流し込んで、フロンターレが3-0とリードをさらに広げる。その後もフロンターレがセレッソが攻め上がった裏のスペースを有効に活用してチャンスを作る。54分には、左展開から、橘田を基点にマルシーニョからパスを受けて左から中に切れ込んだレアンドロ・ダミアンのシュートは右に外れてしまう。これに対して、セレッソは、62分に、FW山田から松田力に代えて試合の流れを変えようとする。セレッソは、72分に、右SB松田陸の左隅を狙った右足のミドルシュートはフロンターレGKチョン・ソンリョンの好セーブに阻まれてしまうが、すぐさまチャンスをモノにする。79分に、左サイドでの展開から、原川からパスを受けた丸橋の左クロスに、ニアにて反応したボランチ奧埜が頭で合わせてゴール左隅に決めて、セレッソが1点を返す。しかし、フロンターレは73分にマルシーニョに代わって左ウイングに投入された宮城が有効に機能して更なるチャンスをモノにする。85分に、79分に右MF脇坂に代わって投入された遠野が右ハーフスペースに進出してセレッソディフェンスを交わして上げた右クロスに、フォアにて反応したの右足のボレーがゴール左隅に突き刺さり、フロンターレが4-1とリードをさらに広げて、試合を決定づけてしまう。その後は、セレッソが反撃を試みるも、点を取ることができず、フロンターレが4-1と勝利。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK キム・ジンヒョンDF 松田陸、西尾、瀬古、丸橋ボランチ 奧埜、原川(84分 高木)MF 坂元、清武FW 加藤(45分 大久保)、山田(62分 松田力)(守備時は4-4-2または4-4-1-1)(川崎フロンターレ)4-1-2-3(右から)GK チョン・ソンリョンDF 山根、谷口、車屋、登里(73分 大島)アンカー 橘田MF 脇坂(79分 遠野)、旗手(82分 山村)FW 家長(82分 小林)、レアンドロ・ダミアン、マルシーニョ(73分 宮城)(守備時は4-3-3)【勝負の分かれ目】フロンターレがビルドアップから両サイドを有効に利用してセレッソのディフェンスラインを下げさせてゲームを支配し、また厳しいプレスをかけてセレッソの攻撃の目を事前につぶすことができたこと。総合力で圧倒。【まとめ】フロンターレは、攻撃面では、両サイドを基点として狭いスペースでのユニットからでも有効なスペースを作ることに成功し、また守備面ではマンマークによる厳しいチェックにより、セレッソに攻撃させなかった。圧倒してのリーグ制覇した内容を、この試合でも十分に発揮。高く評価したい。セレッソはサイドチェンジなどでフロンターレの両サイド中盤のスペースを基点としたかったものの、フロンターレの厳しいチェックにより反撃の目を潰され、またフロンターレのサイドからの執拗なパス交換によりディフェンスラインが下がってしまい、終始苦しい展開となってしまった。総合力の差により完敗。
2021.11.20

2021年J1第34節横浜F・マリノスvs ガンバ大阪の試合を日産スタジアムで観戦。1-0でガンバ大阪の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈横浜F・マリノス〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ扇原、岩田とのビルドアップから、エウベル、前田の両ウイングがワイドに張り、時に両SB松原、ティーラトンがハーフスペースを利用してボランチや前線のフォローに参画し、両サイドやハーフスペースのスペースを利用して、頻繁にポジションチェンジを交えながら、細かいパス交換によりガンバディフェンスをこじ開けるべく攻めていく。時に4-2-1-3システムから4-1-2-3システムへの変形によりゲームを組み立てる。70分から4-1-2-3システムに変更。守備では、4-4-2ブロックを基調として前線からのマンツーマン気味のプレスをかける。(相手CK時はゾーンとマンツーマンとの併用)〈ガンバ大阪〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ井手口、山本とのビルドアップから、FWパトリックのポストプレーを基点に、FW宇佐美が左右サイドやバイタルエリアを狙い、それを中盤がフォローしながら攻めていく。守備では、4-4-2ブロックを基調として、F・マリノスのサイド攻撃に対しては両MFが下りて対応する。76分の小野瀬投入後は小野瀬を右WB的に配置する5-3-2へのシステム変更。(相手CK時はゾーン対応)【得点】54分 倉田(ガンバ大阪)【退場】なし【警告】45分 山本(ガンバ大阪)63分 福田(ガンバ大阪)90分 ウエリントン・シウバ(ガンバ大阪)92分 東口(ガンバ大阪)【試合の流れ】(前半)F・マリノスは4-2-1-3システム、ガンバは4-4-2システムにてこの試合に臨む。まず最初のシュートを放ったのはガンバで、4分に、バイタルエリアにてポストプレーに入ったFWパトリックからパスを受けたFW宇佐美の右足のシュートはバーを超えてしまう。しかし、試合の流れを掴んだのはF・マリノスで、エウベル、前田がワイドに開いた両サイドを基点にチャンス目作っていく。まず、12分に、左サイドにて、前田が対面のガンバ右SB柳澤と入れ替わって抜け出しながら出したグラウンダーの左クロスにペナルティエリア内にて反応したボランチ岩田が合わせてシュートを放つもバーを超えてしまい、18分にも、左から右に流れたボールに反応した右ウイングのエウベルのシュートの跳ね返り球をFWレオ セアラがオーバーキックにてシュートを放つも、惜しくもバーに嫌われて先制には至らず。その後も、F・マリノスが両サイドやハーフスペースを有効に使ってガンバディフェンスラインを下げさせて、ガンバがリトリート対応する場面が続いていく。F・マリノスは27分に、バイタルエリアにてトップ下のMジュニオールからパスを受けたボランチ扇原のミドルシュートは惜しくもバーを超えてしまい、続く30分にも、左サイドでの展開から扇原の左クロスにエウベルが頭で合わせるも、ガンバGK東口の正面を突いてしまう。これに対して、なかなか攻撃の活路を見出せないガンバは、スローインを基点に左SB藤春の左クロスにパトリックが頭で合わせるも、右に外れてしまう。F・マリノスはロスタイムに得たペナルティエリア左外のFKにて、Mジュニオールがゴール右隅を狙うも、惜しくも外れてしまい、先制には至らず。前半は0-0にて終了。(後半)劣勢で前半を終えたガンバは、後半早々、パトリックや宇佐美がサイドに流れて、両サイドのスペースを狙ってチャンスをうかがうが、まずチャンスを作ったのはF・マリノスで、左サイドでの展開から、左SBティーラトンからの左クロスにニアにてレオ セアラが晒したボールにフォアにてフリーで反応したエウベルのシュートは左に外れてしまう。しかし、ガンバ、その後、セットプレーをキッカケとしてチャンスを掴む。53分に得た宇佐美の右CKのこぼれ球に反応したボランチ山本のシュートはバーを超えてしまったが、続く54分に、左サイドでの展開から、途中から怪我の藤春に代わって投入された左SB黒川からパスを受けた山本の左クロスにニアにて反応した右MF倉田がボレーで合わせてゴール左に流し込んで、ガンバが1-0と先制する。これに対して、F・マリノスは、ビルドアップからボール支配をさらに高めていき、サイドチェンジを頻繁に交えながら両サイドを使ってガンバの4-4-2ブロックに対して圧力を加えていく。62分にバイタルエリアにて得たレオ セアラの右足のFKは、GK東口にキャッチされてしまう。どうしても同点に追いつきたいF・マリノスは、70分に、ボランチ岩田から仲川に替えて右ウイングに配置し、扇原をアンカーにして、左ウイング前田とMジュニオールを中盤にする4-1-2-3システムに変更してさらに前がかりになって攻撃を加えていく。一方ガンバも、70分に、右SB柳澤から高尾に、宇佐美からウエリントン・シウバに替え、さらに76分には、ボランチ山本から奥野に、左MF福田から小野瀬に替えて、小野瀬を右WB的に配置し、右の倉田を左に配置して5-3-2の守備的システムに変更して、F・マリノスの攻撃に低いブロックを敷いてカウンターにて対応していく。F・マリノスは、86分に得た天野(77分にMジュニオールに代わって投入)の左CKに杉本(77分にレオセアラに代わって投入)が頭で合わせるも、ゴール左外のネットを揺らしたに過ぎず、ゴールには至らない。その後もF・マリノスは両サイドを使って攻めるも、ガンバの粘り強いディフェンス網に引っかかって得点できず、ガンバが1-0と逃げ切って勝利。【システム】(横浜F・マリノス)4-2-1-3(右から)GK 高丘DF 松原、マルチンス、實藤、ティーラトン(77分 小池)ボランチ 扇原、岩田(70分 仲川)トップ下 Mジュニオール(77分 天野)FW エウベル(84分 水沼)、レオ セアラ(77分 杉本)、前田(守備時は4-4-2基調)(ガンバ大阪)4-2-1-3(右から)GK 東口DF 柳澤(70分 高尾)、佐藤、菅沼、藤春(43分 黒川)ボランチ 井手口、山本(76時 奥野)MF 倉田、福田(76分 小野瀬)FW パトリック、宇佐美(70分 ウエリントン・シウバ)(守備時は4-4-2。後半途中から5-3-2)【勝負の分かれ目】後半開始のサイドのスペースを有効に利用できたことにより先制できたことと、そして何より後半途中から5-3-2システムへの変更を含む終始数的優位を維持できた粘り強いディフェンスにより、F・マリノスにゴールを割らせなかったこと。【まとめ】ガンバは、終始F・マリノスの両サイドを使ったワイドな攻撃に対してリトリートせざるを得ない展開が続いたが、数的優位を維持した低いブロックが崩れず、粘り強くディフェンスできた。J1残留争いに決着をつける大きな勝利。終盤の5-3-2へのシステム変更は勝利への執念そのもの。F・マリノスは、ビルドアップからサイドチェンジを使った有効な攻撃により5レーンを支配し、ガンバディフェンスをリトリートさせることに成功し、終始試合を優位に進めることができたものの、ガンバディフェンスの粘り強さやラストパスの精度の低さにより、ゴールから遠ざかってしまった。ガンバのJ1残留に対する執念に屈した。
2021.11.03
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