全5件 (5件中 1-5件目)
1

2021年J1第30節セレッソ大阪vs鹿島アントラーズの試合をヨドコウスタジアムで観戦。2-1で鹿島アントラーズの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ原川とのビルドアップから、SB松田陸、丸橋が両サイドを張り、両サイドのスペースを基点として、右は右MF坂元とSB松田陸、左は左MF乾と左SB丸橋が連携し、FW大久保、加藤へのクサビのパスを入れながら、またアントラーズのディフェンスライン裏のスペースを狙った大久保への縦パスを交えて攻めていく。4-2-4的立ち位置も併用してアントラーズディフェンスラインの横の幅を取る。守備では、4-4-2を基調としてブロックディフェンス。プレス時は2トップの大久保と加藤がコンサドーレCBにプレスをかけながら後との連動により行われる。(相手CK時は主にゾーン対応)〈鹿島アントラーズ〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチの三竿とのビルドアップから、両サイドのスペースを基点として、右は右SB常本とMFファンアラーノ、左は左SB安西とMF松村にボランチのピドゥカが連携し、FWカイキと土居がサイドや両ハーフスペースに流れて利用しながら攻める。後半途中、4-4-2から4-2-3-1へのシステム変更。守備では、2トップのカイキと土居がセレッソCB西尾、瀬古を監査しつつ、後ろから連動してプレスをかけ、同時に1対1で厳しく対応していく。(相手CK時はマンツーマンとゾーンの併用対応)【得点】58分 原川(セレッソ大阪)65分 上田(鹿島アントラーズ)82分 上田(鹿島アントラーズ)PK【退場】なし【警告】18分 安西(鹿島アントラーズ)35分 大久保(セレッソ大阪)【試合の流れ】(前半)セレッソ、アントラーズとも4-4-2システムによりこの試合に臨む。まず、最初にチャンスを掴んだのはアントラーズで、4分に、バイタルエリアにてFW土居から横パスを受けたボランチのピドゥカのミドルシュートが左に外れてしまうが、セレッソも、10分に、左SB丸橋の左CKの跳ね返り球に反応したボランチ原川のシュートは大きくバーを超えてしまう。さらに、アントラーズは17分に、バイタルエリアにてFWカイキからパスを受けた右MFファンアラーノのシュートが右に外れる一方、セレッソも19分に、FW大久保のバイタルエリアからのミドルシュートを放つも、バーを超えてしまう。その後は、アントラーズが左右サイドのスペースを基点としてボール保持率を高めていき、徐々にアントラーズペースの流れとなり、セレッソは4-4-2ブロックを基調としてディフェンス対応していくことになる。アントラーズは、32分に、右展開からバイタルエリアにてボールを受けたピドゥカから左に展開して、ボールを受けた左SB安西の絶妙な左クロスにFW土居が合わせようとするもわずかに合わず。また、40分にも、土居の左CKにFWカイキが頭で合わせるも、右に外れてしまう。これに対して、セレッソは、アントラーズのディフェンスラインへのチェックに苦しんでいたが、ビルドアップにてディフェンスラインにボランチ原川、奧埜が降りて数的優位を確保して、両サイドへの展開からチャンスをうかがうものの、決定機を作ることができず、前半は0-0で折り返す。(後半)後半開始から試合の流れを掴んだのは両サイドのスペースをうまく利用したアントラーズで、まず50分に、ボランチ三竿がバイタルエリアから強烈なミドルシュートを放つも、セレッソGKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれ、続く51分には、土居の右CKにCB町田が頭で合わせるも、バーをを超えてしまい、さらに53分には、カウンターから左サイドで左MF松村が中に切れ込んで放った右足のシュートもキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれる。そして、アントラーズは、56分に、ファンアラーノから荒木に、土居から和泉に、カイキから上田に替える3枚同時替えを行い、上田を1トップに、和泉を右シャドー、荒木を中シャドー、松村を左シャドーに配置する4-2-3-1システムに変更して攻勢を強めようとする。しかし、58分に、攻勢を強めようとしたアントラーズからセレッソがカウンターからチャンスをモノにする。中央エリアにてボランチの三竿、ピドゥカとのボールの競り合いに勝った加藤、そして原川が左MF乾にパスを出し、乾が左ハーフスペースにて仕掛けながら出したスルーパスを反応してディフェンスライン裏に走り込んだ原川がアントラーズGK沖と1対1になりながらゴール左から隅に冷静に流し込んで、セレッソが1-0と先制する。そして、セレッソは62分に、FW大久保から西川に、加藤からタガートに、乾から中島に、3枚同時替えを行い、攻勢を強めようとする。これに対して、アントラーズは1トップの上田が両サイドに流れて基点を作り、それを和泉、荒木、松村のシャドーがフォローする形でチャンスをうかがい、徐々に試合の流れを引き寄せていき、チャンスをモノにする。65分に、ボランチ三竿からの右展開からパスを受けた和泉の右クロスに上田がニア側に飛び込んで頭で左隅に流し込んでアントラーズが1-1と追いつく。その後は、両チームとも両サイドや中盤での攻防の中、激しいせめぎ合いがしばらく続くが、79分に、セレッソがビッグチャンスを迎える。ミドルシュートサイドでの右SB松田陸を基点に、スルーパスを受けたFW西川がアントラーズディフェンスライン裏に抜け出して放った左足のシュートはGK沖の好セーブに阻まれ、そのこぼれ球に反応した左MF中島のシュートはアントラーズディフェンスにブロックされてしまい、逆転には至らず。その後すぐさま、アントラーズが反撃に出て、右に流れていた上田がペナルティエリア右にて仕掛けようとしたところ、セレッソCB瀬古に倒されてしまい、PKを獲得する。そして、このPKをキッカー上田が右隅に冷静に決めて、アントラーズが2-1と逆転に成功する。これに対して、セレッソは、85分に、ボランチ奧埜から松田力に替えてFWに配置して、アンカー原川、右から坂元、西川、中島のシャドー、タガート、松田力の2トップとする4-1-3-2的フォーメーションにて前がかりになって点を取りに行く。89分に、原川の左CKに瀬古を経由して西川がゴールに押し込むものの、オフサイドの判定によりゴールには至らず、アントラーズが2-1で勝利。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK キム・ジンヒョンDF 松田陸、西尾、瀬古、丸橋ボランチ 奧埜(85分 松田力)、原川MF 坂元、乾(62分 中島)FW 加藤(62分 タガート)、大久保(62分 西川)(守備時も4-4-2)(鹿島アントラーズ)4-4-2→4-2-3-1(右から)GK 沖DF 常本、関川、町田、安西ボランチ 三竿、ピドゥカ(82分 レオ・シルバ)MF ファンアラーノ(56分 荒木)、松村(75分 遠藤)FW 土居(56分 和泉)、カイキ(56分 上田)(守備時も4-4-2)【勝負の分かれ目】アントラーズの選手交代策の的中とシステム変更による戦術変更が当たったことと、ディフェンス面での1対1の厳しいチェックを維持できたこと。【まとめ】アントラーズは先制された後の選手交代とシステム変更により、上田らのサイドやハーフスペースへの動きにより流動性を高めて、見事逆転に成功した。また、セレッソに1対1の対人対応にも負けなかったことも勝因の一つ。この勝利で悪かった流れを断ち切れるか?セレッソは乾の個人技により先制できたものの、アントラーズの厳しいディフェンスに苦しめられた。欲を言えば、後半ペースを握った時間帯で、逆転される直前の79分の最大のチャンスに決めたかった。チャンスを逃した後のピンチはサッカーに付きもので、相性の悪さが出てしまったか?相性の悪さはアントラーズのプレスに苦しむことによりセレッソの良さを消されてしまうのが原因。
2021.09.26

2021年ACLプレイオフベスト16 セレッソ大阪vs浦項スティーラーズの試合をヨドコウスタジアムで観戦。1-0で浦項スティーラーズの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ藤田、原川とのビルドアップから、両サイドのスペースを基点として、右は右MF山田とSB松田陸、左は左MF乾と左SB丸橋が連携し、FWタガートと奧埜がサイドに流れてながら数的優位を作って、ポジションチェンジを交えながらコンビネーションにて攻めていく。守備では、4-4-2を基調としてブロックディフェンス。プレス時は2トップのタガートと奧埜がCBにプレスをかけて行われる。うち一人は浦項ボランチを監視する。(相手CK時はゾーン対応)〈浦項スティーラーズ〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチのシン・ジノとシン・グアンフンが連携してビルドアップをし、右は右SBパク・スンウクとシャドーのマヌエルが、左は左SBキム・リュンソンとシャドーのカン・サンウがそれぞれボランチと連携して両サイドのスペースを基点として、1トップのイ・スンモがセレッソディフェンスラインの裏のスペースを飛び出してスペースを作るなどの動きを交えながら攻めていく。守備では、4-2-3-1、また前線からのプレス時は4-4-2を基調としてディフェンスしていく。(時に左右シャドーのいずれかをディフェンスラインに下ろして対応)1対1での厳しい対応。(相手CK時はゾーンにマンツーマンを入れた対応)【得点】24分 イ・スンホ(浦項スティーラーズ)【退場】なし【警告】72分 コ・ヨンジュン(浦項スティーラーズ)89分 シン・グアンフン(浦項スティーラーズ)【試合の流れ】(前半)セレッソは4-4-2システム、浦項は4-2-3-1システムにて試合に臨む。両チームともディフェンスラインとボランチとの連携にてビルドアップしていく中、まずチャンスを作ったのはセレッソで、8分に、左ペナルティエリアに進出したFW奧埜からパスを受けたFWタガートの左クロスが浦項ディフェンスにブロックされてシュートには至らない。これに対して、浦項は、ビットコインから両サイドに展開してボール保持率を高めていき、徐々にゲームの流れを掴んでいく。まず、17分に、ディフェンスラインからのフィードを受けた右シャドーのマヌエルが右サイドにてドリブルで抜け出してペナルティエリアにてシュートを放つも、セレッソGKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれるが、24分に、右サイドにてマヌエルが仕掛けて得たボランチのシン・ジノの右CKに、ニア側にてCBチョン・ミングァンのすらしたボールがセレッソ選手に当たってフォアに流れたのを、詰めていたイ・スンモが難なく押し込んで、浦項が1-0と先制する。セレッソは浦項の攻撃に対して4-4-2ブロックにて対応しつつ、両サイドを基点にして攻撃していき、27分に、中央にいた左MF乾から右にてスルーパスを受けた右SB松田のシュートは浦項GKカン・ヒョンムの好セーブに阻まれる。その後、セレッソは、タガート、奧埜が頻繁にサイドに流れて、右MF山田とのポジションチェンジを行って浦項のブロックに揺さぶりをかけていくが、浦項もディフェンスラインを中心として柔軟に対応してカウンターのチャンスをうかがっていく。しかし、両チームとも決定機を作ることができず、前半は浦項が1-0とリードして終了。(後半)点を取りたいセレッソは、攻撃時に松田、丸橋の両SBを前半より高いサイドの位置を置いたうえ、その高いサイドを基点としてボール保持率を高めていき、チャンスを作っていく。まず、51分に、左サイドでの展開から、ペナルティエリアにいた松田からパスを受けたボランチ原川のシュートはバーを超えてしまい、54分にも、左サイドにて丸橋からパスを受けた奧埜が左クロスを出すも、ゴール前にいたタガートには合わず、GKカン・ヒョンムにキャッチされてしまう。その後も、セレッソは両サイドを基点として攻勢を強めていき、ボランチは4-4-2ブロックを基調として、マヌエルの右サイド、カン・サンウの左サイドを基点とした鋭いカウンターにて活路を見出そうとする。浦項は、63分に、ディフェンスラインからスルーパスをイ・スンモが反応してセレッソディフェンスライン裏を取り、セレッソGKキム・ジンヒョンがペナルティエリアから飛び出して一旦はクリアするも、そのクリアボールを取ったイ・スンモがGKのいないところを狙ったシュートは後半早々にチアゴに替わって投入されたセレッソCB西尾のクリアに阻まれてしまい、追加点には至らず。その後セレッソは、65分に、タガート、奧埜の2トップを西川、加藤の2トップに替えてさらに攻勢を加え、浦項はセレッソの両サイド攻撃に対して、マヌエルまたはカン・サンウのいずれかのシャドーをディフェンスラインサイドに下ろして臨機応変かつ1対1に厳しく対応していき、しばらくはこの展開が続く。点が取りたいセレッソは、74分に、ボランチ藤田から大久保に替えて、原川をアンカー、西川をその前にして乾、山田のシャドー、大久保、加藤の2トップとする4-1-3-2的フォーメーションに変更して前がかりにして攻撃を加えていく。77分に、大久保の右クロスに加藤が頭で合わせるも、右に外れてしまい、続く82分にも、左ハーフスペースでの展開から乾からパスを受けた西川のシュートはバーを超え、さらに89分に得た乾の左CKに【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK キム・ジンヒョンDF 松田陸、チアゴ(45分 西尾)、鳥海、丸橋ボランチ 藤田、原川(74分 大久保)MF 山田(86分 中島)、乾FW タガート(65分 西川)、奧埜(65分 加藤)(守備時は4-4-2または4-4-1-1)(浦項スティーラーズ)4-2-3-1(右から)GK カン・ヒョンムDF パク・スンウク、チョン・ミングァン、クォン・ワンギュ、キム・リュンソンボランチ シン・ジノ、シン・グアンフン3シャドー マヌエル(92分 クォン・ギビョ)、マリオ(59分 コ・ヨンジュン)、カン・サンウFW イ・スンモ(守備時は4-2-3-1または4-4-2。リトリート時は4-4-2)【勝負の分かれ目】浦項が4-4-2ブロックを基調として、時に左右シャドーをディフェンスラインサイドに下ろして臨機応変かつ粘り強くディフェンス対応できたことと。また、セットプレーによりアウェーでの貴重な先制点を取れたこと。【まとめ】浦項は後半はカウンター対応を余儀なくされ、セレッソのサイド攻撃に対してリトリートせざるを得なかったものの、終始粘り強く戦えたことが最大の勝因。右サイドのマヌエルを基点とした攻撃は脅威で、ベスト8ではどのような戦いができるか?セレッソは後半両サイドを高く張らせて、またフォーメーション変更により再三浦項ゴールに迫ったが、浦項ディフェンスラインの粘り強さもあり、ゴール枠に飛ばなかった。悔しい敗戦。
2021.09.15

2021年ACLプレイオフベスト16 セレッソ大阪vs浦項スティーラーズの試合をヨドコウスタジアムで観戦。1-0で浦項スティーラーズの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ藤田、原川とのビルドアップから、両サイドのスペースを基点として、右は右MF山田とSB松田陸、左は左MF乾と左SB丸橋が連携し、FWタガートと奧埜がサイドに流れてながら数的優位を作って、ポジションチェンジを交えながらコンビネーションにて攻めていく。守備では、4-4-2を基調としてブロックディフェンス。プレス時は2トップのタガートと奧埜がCBにプレスをかけて行われる。うち一人は浦項ボランチを監視する。(相手CK時はゾーン対応)〈浦項スティーラーズ〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチのシン・ジノとシン・グアンフンが連携してビルドアップをし、右は右SBパク・スンウクとシャドーのマヌエルが、左は左SBキム・リュンソンとシャドーのカン・サンウがそれぞれボランチと連携して両サイドのスペースを基点として、1トップのイ・スンモがセレッソディフェンスラインの裏のスペースを飛び出してスペースを作るなどの動きを交えながら攻めていく。守備では、4-2-3-1、また前線からのプレス時は4-4-2を基調としてディフェンスしていく。(時に左右シャドーのいずれかをディフェンスラインに下ろしてサイド対応)1対1での厳しい対応。(相手CK時はゾーンにマンツーマンを入れた対応)【得点】24分 イ・スンホ(浦項スティーラーズ)【退場】なし【警告】72分 コ・ヨンジュン(浦項スティーラーズ)89分 シン・グアンフン(浦項スティーラーズ)【試合の流れ】(前半)セレッソは4-4-2システム、浦項は4-2-3-1システムにて試合に臨む。両チームともディフェンスラインとボランチとの連携にてビルドアップしていく中、まずチャンスを作ったのはセレッソで、8分に、左ペナルティエリアに進出したFW奧埜からパスを受けたFWタガートの左クロスが浦項ディフェンスにブロックされてシュートには至らない。これに対して、浦項は、ビットコインから両サイドに展開してボール保持率を高めていき、徐々にゲームの流れを掴んでいく。まず、17分に、ディフェンスラインからのフィードを受けた右シャドーのマヌエルが右サイドにてドリブルで抜け出してペナルティエリアにてシュートを放つも、セレッソGKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれるが、24分に、右サイドにてマヌエルが仕掛けて得たボランチのシン・ジノの右CKに、ニア側にてCBチョン・ミングァンのすらしたボールがセレッソ選手に当たってフォアに流れたのを、詰めていたイ・スンモが難なく押し込んで、浦項が1-0と先制する。セレッソは浦項の攻撃に対して4-4-2ブロックにて対応しつつ、両サイドを基点にして攻撃していき、27分に、中央にいた左MF乾から右にてスルーパスを受けた右SB松田のシュートは浦項GKカン・ヒョンムの好セーブに阻まれる。その後、セレッソは、タガート、奧埜が頻繁にサイドに流れて、右MF山田とのポジションチェンジを行って浦項のブロックに揺さぶりをかけていくが、浦項もディフェンスラインを中心として柔軟に対応してカウンターのチャンスをうかがっていく。しかし、両チームとも決定機を作ることができず、前半は浦項が1-0とリードして終了。(後半)点を取りたいセレッソは、攻撃時に松田、丸橋の両SBを前半より高いサイドの位置を置いたうえ、その高いサイドを基点としてボール保持率を高めていき、チャンスを作っていく。まず、51分に、左サイドでの展開から、ペナルティエリアにいた松田からパスを受けたボランチ原川のシュートはバーを超えてしまい、54分にも、左サイドにて丸橋からパスを受けた奧埜が左クロスを出すも、ゴール前にいたタガートには合わず、GKカン・ヒョンムにキャッチされてしまう。その後も、セレッソは両サイドを基点として攻勢を強めていき、ボランチは4-4-2ブロックを基調として、マヌエルの右サイド、カン・サンウの左サイドを基点とした鋭いカウンターにて活路を見出そうとする。浦項は、63分に、ディフェンスラインからスルーパスをイ・スンモが反応してセレッソディフェンスライン裏を取り、セレッソGKキム・ジンヒョンがペナルティエリアから飛び出して一旦はクリアするも、そのクリアボールを取ったイ・スンモがGKのいないところを狙ったシュートは後半早々にチアゴに替わって投入されたセレッソCB西尾のクリアに阻まれてしまい、追加点には至らず。その後セレッソは、65分に、タガート、奧埜の2トップを西川、加藤の2トップに替えてさらに攻勢を加え、浦項はセレッソの両サイド攻撃に対して、マヌエルまたはカン・サンウのいずれかのシャドーをディフェンスラインサイドに下ろして臨機応変かつ1対1に厳しく対応していき、しばらくはこの展開が続く。点が取りたいセレッソは、74分に、ボランチ藤田から大久保に替えて、原川をアンカー、西川をその前にして乾、山田のシャドー、大久保、加藤の2トップとする4-1-3-2的フォーメーションに変更して前がかりにして攻撃を加えていく。77分に、大久保の右クロスに加藤が頭で合わせるも、右に外れてしまい、続く82分にも、左ハーフスペースでの展開から乾からパスを受けた西川のシュートはバーを超え、さらに89分に得た乾の左CKに混戦の中から反応したCB鳥海のシュートは惜しくも左に外れてしまい、同点には至らず。浦項がセレッソにボールを回されながらも、ディフェンスラインを中心とする粘り強いディフェンスを行い、セレッソに点を与えず、浦項が1-0と逃げ切って勝利。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK キム・ジンヒョンDF 松田陸、チアゴ(45分 西尾)、鳥海、丸橋ボランチ 藤田、原川(74分 大久保)MF 山田(86分 中島)、乾FW タガート(65分 西川)、奧埜(65分 加藤)(守備時は4-4-2または4-4-1-1)(浦項スティーラーズ)4-2-3-1(右から)GK カン・ヒョンムDF パク・スンウク、チョン・ミングァン、クォン・ワンギュ、キム・リュンソンボランチ シン・ジノ、シン・グアンフン3シャドー マヌエル(92分 クォン・ギビョ)、マリオ(59分 コ・ヨンジュン)、カン・サンウFW イ・スンモ(守備時は4-2-3-1または4-4-2。リトリート時は4-4-2)【勝負の分かれ目】浦項が4-4-2ブロックを基調として、時に左右シャドーをディフェンスラインサイドに下ろして臨機応変かつ粘り強くディフェンス対応できたことと。また、セットプレーによりアウェーでの貴重な先制点を取れたこと。【まとめ】浦項は後半はカウンター対応を余儀なくされ、セレッソのサイド攻撃に対してリトリートせざるを得なかったものの、終始粘り強く戦えたことが最大の勝因。右サイドのマヌエルを基点とした攻撃は脅威で、ベスト8ではどのような戦いができるか?セレッソは後半両サイドを高く張らせて、またフォーメーション変更により再三浦項ゴールに迫ったが、浦項ディフェンスラインの粘り強さもあり、ゴール枠に飛ばなかった。悔しい敗戦。
2021.09.15

2021年J1第28節セレッソ大阪vsコンサドーレ札幌の試合をヨドコウスタジアムで観戦。2-0でコンサドーレ札幌の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ喜田、原川とのビルドアップから、ペナルティ中盤脇の両サイドのスペースを基点として、右は右MF坂元とSB松田陸、左は左MF乾と左SB丸橋が連携し、FW松田力、加藤へのクサビのパスを入れながら数的優位を作ってコンビネーションにて攻めていく。守備では、4-4-2を基調としてブロックディフェンス。プレス時は2トップの松田力と加藤がコンサドーレCBにプレスをかけて行われる。(相手CK時はゾーン対応)〈コンサドーレ札幌〉攻撃では、4バックに変形して、DF宮澤、ボランチ駒井らが連携してビルドアップを組み立て、右WBのフェルナンデスとボランチ青木が両サイドにて幅広く張ったうえ、両サイドを基点としつつ、1トップのトゥチッチのポストプレーと2シャドーの金子と小柏と連携によってバイタルエリアを使いながら攻めていく。攻撃時は4-1-5的可変フォーメーションにて攻める。守備では、前線3人がセレッソのCBとボランチを見ながらプレスをかけ、ディフェンスラインを押し上げながら厳格なマンツーマンディフェンスにて対応。(相手CK時はマンツーマン対応)【得点】72分 Dオリヴェイラ(コンサドーレ札幌)74分 青木(コンサドーレ札幌)【退場】なし【警告】40分 乾(セレッソ大阪)56分 菅(コンサドーレ札幌)【試合の流れ】(前半)セレッソは4-4-2システム、コンサドーレ札幌は3-4-2-1から4-1-5的フォーメーションの可変システムにてこの試合に臨む。試合の流れを掴んだのはコンサドーレで、まず2分に、バイタルエリアを基点に、ペナルティエリア内にてボランチ駒井がポストプレーで流したボールに反応した左シャドー小柏のシュートはバーを超え、8分にも、右シャドー金子の右クロスをペナルティエリア内で受けたボランチ青木のシュート、さらに直後の金子の左CKに右CB田中駿が頭で合わせるも、左に外れてしまうものの、コンサドーレが優位に立つ。これに対して、セレッソは、ディフェンスラインのビルドアップから両サイドを基点とし、またFW松田力や加藤へクサビのパスを入れるが、コンサドーレの厳しいマンツーマン対応に苦戦する。その後もコンサドーレが両サイドを基点として時に前線5枚を並べて、セレッソのボランチを巻き込んでディフェンスラインを下げさせることに成功してボール支配でも優勢で試合が進む。19分に、左WB菅の左クロスにペナルティエリア内でフリーで反応したFWトゥチッチの頭に僅かに合わず、また27分にも、右サイドでの展開から、右WBフェルナンデスがペナルティエリアへドリブルにて仕掛けて出したパスにニア側にて反応した金子の右隅を狙ったシュートはセレッソGKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれる。さらに39分にも、バイタルエリアでのこぼれ球に反応した菅のシュートはセレッソDFのブロックにてコースが変わるも、またもやキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれる。セレッソは不利な局面を何とか打開したく、少ないチャンスの中から、35分に、右サイドでの展開から、MF坂元がシュートを放つも、コンサドーレのブロックに阻まれてしまう。前半はコンサドーレペースで進みながら、0-0で終了。(後半)セレッソは、コンサドーレのマンツーマンディフェンスにより空くディフェンスライン裏へのパスを使うことにより、不利な展開を打開しようとする。50分に、カウンターから、FW松田力からパスを受けた加藤がコンサドーレディフェンスに競り勝ち、シュートを放つも右に外れてしまう。コンサドーレも前半同様の厳しいマンツーマン対応からチャンスを作り、55分に、右サイドでの展開から、フェルナンデスからペナルティエリア付近での金子のポストプレーからのパスを受けた青木のシュートはGKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれる。しかし、直後の58分に、セレッソは大きなチャンスを掴み、中央エリアにて得た左SB丸橋のFKがコンサドーレの壁に当たってコースが変わってバーを叩いてしまい、待望の先制には至らず。その後、セレッソは64分に、2トップの松田力から大久保に、加藤から山田に替える一方、コンサドーレも72分に替えて、トゥチッチからDオリヴェイラに替えて共にチャンスをうかがうが、待望の先制点はコンサドーレが先に上げる。72分に、右バイタルエリアにて得た菅のFKがセレッソディフェンスの壁に当たってコースが変わり、こぼれ球に反応した小柏のシュートはGKキム・ジンヒョンに一旦は阻まれるも、バーに当たったボールをDオリヴェイラが詰めてゴールに流し込んで、コンサドーレが1-0とリードする。その直後もコンサドーレが立て続けに攻め、74分に、右サイドでの展開から、ペナルティエリア右にて仕掛けた駒井の右クロスに青木が合わせてゴールに流し込み、コンサドーレが2-0とリードをさらに広げる。これに対して、セレッソは反撃すべく、80分に、ボランチ喜田から西川に替えて、西川、大久保、山田の3トップ、原川がアンカー、乾、坂元を中盤に置く4-1-2-3システムにて変更して対応する。セレッソは、83分に、ペナルティエリアにて大久保からパスを受けた山田のシュートは右ポストを叩いてしまい、以後も攻め立てるものの、GK菅野らコンサドーレの粘り強いディフェンスと前線の巧みなボールキープにより、セレッソに点を与えず、コンサドーレが2-0と勝利。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK キム・ジンヒョンDF 松田陸、西尾、瀬古、ボランチ 喜田(80分 西川)、原川MF 坂元(88分 中島)、乾FW 松田力(64分 大久保)、加藤(64分 山田)(守備時も4-4-2)(コンサドーレ札幌)3-4-2-1(右から)GK 菅野DF 田中駿、宮澤(88分 岡村)、高嶺MF フェルナンデス、駒井(78分 柳)、青木、菅2シャドー 金子、小柏(88分 ジェイ)FW トゥチッチ(72分 Dオリヴェイラ)(4-1-5への可変。守備時は4-3-3的システムが中心。リトリート時は5-4-1または5-3-2)【勝負の分かれ目】コンサドーレの前線からの厳しいプレスとそれに連動したマンツーマンディフェンスにより、セレッソに有効なスペースを与えなかったこと。また、攻守の切り替えの早さにより、両サイドを有効に活用できたこと。【まとめ】コンサドーレは、前線からのプレスとマンツーマン対応により、セレッソ攻撃陣を自由にさせなかった。両サイドを基点として、有効なスペースを活用し、攻守とも出足が早く、粘り強さをフルに発揮。まさしく完勝で戦術的にも優った。ホームでの完敗の借りを返した。セレッソは、劣勢の中、後半のシステム変更等を試みたが、コンサドーレのマンツーマン対応に終始苦戦して、いいところを出せなかった。今日は完敗。
2021.09.11

2021年ルヴァン杯準々決勝第1戦セレッソ大阪vsガンバ大阪の試合をヨドコウスタジアムで観戦。1-0でガンバ大阪の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈セレッソ大阪〉攻撃では、ディフェンスラインとボランチ原川、喜田とのビルドアップから、西尾、小池の両SBが両サイドにて高い位置を張り、時にMF中島、高木が前線のガンバディフェンスラインに入って4-2-4的なポジションと取りつつ、右は右MF中島とSB西尾、左は左MF高木と左SB小池が連携して両サイドを基点とし、またはCBチアゴ、鳥海がガンバディフェンスライン裏のパスを交えながら攻めていく。守備では、4-4-2を基調としてブロックディフェンス。プレス時は2トップに、時にMFの1枚が加わって行われる。(相手CK時はゾーン対応)〈ガンバ大阪〉攻撃では、3バックのディフェンスラインとボランチ井手口、矢島が連携してビルドアップし、FWパトリックのポストプレーを交えながら、FW宇佐美、小野が両WB小野瀬、黒川と連携して両サイドを基点として、3トップのコンビネーションをメインにして攻めていく。試合途中から3-4-3から3-1-4-2システムに変更。守備では、プレス時は3トップがセレッソディフェンスラインを監視した5-2-3的システム、リトリート時は5-4-1、途中から5-3-2的システムにて対応。(相手CK時はゾーン対応)【得点】88分 山見(ガンバ大阪)【退場】なし【警告】なし【試合の流れ】(前半)セレッソは4-4-2システム、ガンバは3-4-3気味のシステムにて試合に臨む。まずチャンスを作ったのはガンバで、5分に、FW宇佐美の左CKにCB三浦が折り返すもセレッソのブロックに阻まれてしまう。これに対して、セレッソも13分に、右サイドでの展開から、FW松田力からパスを受けたFW山田のシュートがガンバGK東口の好セーブに阻まれ、また28分にも、右MF中島のミドルシュートも東口の好セーブに阻まれてしまう。ガンバは、ビルドアップから両サイドを基点に、また前線の宇佐美、パトリック、小野への縦パスからのコンビネーションにてセレッソディフェンスを崩しにかかるが、セレッソが4-4-2のブロックにて数的優位を保ちつつ対応していく。また、セレッソはビルドアップから、時折、CBチアゴなどディフェンスラインからFW松田や山田へのガンバディフェンスライン裏へのパスを交えつつ、両サイドを基点にして攻めるが、ガンバは5バックにて適切に対応していく。その後、ガンバが36分に、パトリックのポストプレーを起点に、宇佐美が右サイドでドリブルにて仕掛けて右クロスを上げるが、ゴール前に進出したパトリックに合わない。また、セレッソもロスタイムに入った46分に、左サイドでの展開から、左SB小池から中にてパスを受けた松田がポストプレー対応して右へ叩いてパスを受けた山田のシュートはガンバディフェンスにブロックされてしまい、両チームとも先制には至らず、前半は0-0で終了。(後半)ガンバは前半途中から小野が左FWから左MF対応していたのを活用して、矢島をアンカー、井手口を右MF、パトリック、宇佐美をFWに配置する3-1-4-2システムにして後半に臨む。まずチャンスを作ったのはセレッソで、47分に、左サイドでの展開から、左SB小池からの左クロスに反応した山田が頭で合わせるも、ゴール右に外れてしまう。これに対して、ガンバも57分に、右サイドでの展開から、右WB小野瀬からのクロスに反応した井手口のシュートはセレッソGKキム・ジンヒョンのセーブに阻まれてしまう。その後は、セレッソがサイドチェンジを交えた両サイドを基点としてボール保持率を高め、ガンバは5-3-2のリトリート対応にてディフェンスしていくが、ガンバは流れを変えるべく、67分に、宇佐美から山見に、右WB小野瀬から柳澤への2枚替えを行い、チャンスを作る。70分に、パトリックのポストプレーに反応した山見がペナルティエリアからシュートを放つも、GKキム・ジンヒョンにセーブされてしまう。セレッソも先制するために、72分に、山田から大久保に、左MF高木から為田の2枚替えを行い、ボール保持率を高めていくが、ガンバも5-3-2のブロックにて対応していく。セレッソが両サイドからチャンスをうかがうも、ガンバのディフェンスラインが適切に対応していく中、ガンバにチャンスが訪れる。まず、83分に、77分にパトリックに替わって投入されたレアンドロ・ペレイラサイドのポストプレーに反応した山見が出したスルーパスはセレッソディフェンスに阻まれるも、88分に、右サイドでの展開から、右WB柳澤からバイタルエリアでパスを受けた山見が反転して放ったシュートが左隅に綺麗に吸い込まれて、ガンバが待望の先制点を上げる。その後は、セレッソは決定機を作ることができず、ガンバが1-0と勝利。【システム】(セレッソ大阪)4-4-2(右から)GK キム・ジンヒョンDF 西尾、チアゴ、鳥海、小池ボランチ 喜田(83分 藤田)、原川MF 中島(62分 坂元)、高木(72分 為田)FW 松田力(62分 加藤)、山田(72分 大久保)(守備時は4-4-2)(ガンバ大阪)3-4-3→3-1-4-2(右から)GK 東口DF 三浦、昌子、菅沼MF 小野瀬(67分 柳澤)、矢島(77分 山本)、井手口、黒川FW 宇佐美(67分 山見)、パトリック(77分 レアンドロ・ペレイラ)、小野(77分 倉田)(守備時はプレス時は5-2-3、リトリート時は5-2-3または5-3-2)【勝負の分かれ目】劣勢だったところ、山見への交代策的中と山見の個人技。ディフェンスラインの粘り強い対応。執念の勝利。【まとめ】ガンバは、セレッソにサイドのスペースを使われつつも、ディフェンスラインの粘り強い対応により、終盤の先制につなげた。また、山見の交代策がズバリ的中した。ただ、この試合では、攻撃時、ビルドアップからの有効な組立てやポスト等によりディフェンスを崩す際の3人目、4人目の有効な連携が乏しく、数的・質的優位がなかなか作れなかったことが課題。得点力不足の中、どのように改善を図っていくか?セレッソは、4-4-2ブロックが有効に機能し、また両サイドを基点として有効に攻めながらも、最後の崩しの部分で精度が低く、ガンバのディフェンスラインの粘りに屈してしまった。レギュラーメンバーで臨むであろう第2戦をどのように戦うか?大会種別は異なるが、ガンバが土曜のダービーの雪辱を果たした。ルヴァン杯に限れば、アウェーゴールを上げたガンバが優位に立ち、セレッソが複数ゴールが求められる展開での第2戦となる。激戦必至!
2021.09.01
全5件 (5件中 1-5件目)
1