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それぞれ毒を飲んで自殺した音楽家、妻子を殺された男、普通のOLの死に共通点があるのではと一記者が調べるその先にある真実とは―~ネタバレメモ~記者が調べるパートと一年後に(死ぬための)ご褒美をあげると謎のセールスマン(?)に言われた女性のパートで構成されている。その女性が自殺した普通のOLのように描きながらも、実は自殺したのはそのセールスマン(レディ)の方だったというオチなのだが、何となく途中に無理があり、そんな気(一年を過ごす女性と記者が調べる自殺したOLは別人)がしていたので、イマイチの読後感。結局、生命保険に入り、一年後に自殺しようと考えていた女性は生きがい(児童養護施設の世話役)を見つけ、子供達と生きてくことを決意するというのは美しいラスト・・・なのだが、そして、自分が取材した人間(音楽家と男)が自殺した事から一連の自殺について調べていた記者と最後に(お互いそれとは知らず、偶然)公園で言葉を交わすのも作られすぎていて、というか、こういう小説にありがちな感じがしてしまい、イマイチ感が倍増してしまった。何だか勝手に期待しすぎていたのだろう。
February 26, 2009
「RIKO」「聖母の深き淵」の続編。若い男性刑事だけを狙った連続猟奇殺人事件が発生。事件を担当する高須に要請され事件を捜査することになった緑子は過去に安藤が関わった事件で冤罪で逮捕された男が自殺したことが今回の事件に関係があることに気付く。~ネタバレメモ~安藤と結婚し、事務職に移ろうかと考えていた緑子だったが、一連の事件後再び刑事としてやっていくことを決意する。犯人は冤罪で自殺した父を殺したと思い込んでいた娘と警察に恨みを持つ元ボクサー・三田村。彼女に関りのある女性を山内が面倒見ていたことや、麻生を慕う刑事・宮島を襲ったのが山内だと思った(犯人は三田村だった)緑子は山内と接触。麻生(刑務所から出所)が刑事を辞めた理由は彼が担当した山内が最初に逮捕された事件が冤罪だった可能性があったことから。麻生は山内に再審請求をさせようとしている事が判明。山内の最初の逮捕後、政治家を目指していた兄は自殺していた。山内の美人の姉は雑貨屋を経営している。犯人を追い詰めるが、反対に殺されそうになった緑子を助けたのは山内。緑子は山内に感謝する。
February 26, 2009
「RIKO」の続編。惨殺されて廃工場に捨てられた主婦、風俗に身を落とした親友を心配する男の肉体を持つ美女、消えた乳児、覚醒剤付けの売春婦・・・辰巳署に異動し、二歳足らずの息子・達彦を育てながら(安藤とはまだ結婚していない)複雑な事件に取り組む女刑事・緑子。そこに元刑事の私立探偵・麻生、悪徳弁護士と名高い高安、美しく、悪魔のように頭の良いヤクザ・山内練がからんできて―「For Dear Life」などのシリーズに出てくる山内の初出はこちらのシリーズだったとは。~ネタバレメモ~前回死んだ茂木・麻里の持っていた薬を奪い、横流ししているのが緑子だと疑った山内が緑子を襲う。(山内の側近の元刑事・斎藤もこの頃からしっかり登場している)緑子と山内に奇妙な縁ができてしまう。安藤とは別タイプながら優秀な刑事だった麻生だが、今は探偵をしており、愛する山内を守るため、彼を襲った男を銃撃。緑子に逮捕される。事件としては子供を殺してしまい、そのショックで記憶に齟齬が出た妻を守るため、赤子誘拐事件を夫が計画。真相を知った人間を殺していたところに、別の男も絡み事件が複雑化していた。
February 26, 2009
第十五回横溝正史賞受賞作(デビュー作)だそうな上司との不倫のはて、本庁から新宿署に左遷(表向きには栄転)した刑事・村上緑子は防犯担当の鮎川慎二とともに少年が襲われた事件を追っていた。そこに殺人事件が絡んで本庁から元不倫相手の安藤警部、以前、緑子に仕事の仕方を教えた先輩で、好意を寄せていた緑子に裏切られたと思い込み緑子を襲ったこともある高須らがやってくる。愛憎含めたやり取りをしながらも協力して事件を追う緑子だったが―~ネタバレメモ~現恋人(?)だった慎二が真相(被害者は麻里が取り締まった中にいた)に迫ったところで殺される。慎二、高須、安藤(精神を病んだ妻と離婚)の誰かの子を身篭る緑子。一連の事件の犯人は慎二を恨む元刑事・茂木と緑子の親友で茂木の元恋人だった交通課婦警・麻里ら。彼らは逃走中事故死。緑子は出産と安藤との結婚を決意?
February 12, 2009
・一夜だけ陽介、歌義、まり江、綾は京都の山奥に住む浅間寺のログハウスを訪ねることに。途中であった夫婦がその後自殺。だが、他殺ではないかと気付いたメンバーは―安枝陽介 ~中学時代新聞部だった縁で当時のメンバーと当時顧問の浅間寺と今でも交流アリ。 他のメンバーより一学年上。東京で就職。成瀬歌義 ~司法試験連敗中。コンビニや弁護士事務所でバイトしながら勉強中。大河内まり恵~会社員。歌義と付き合っていたが、別の男と婚約。田津波綾 ~中学時代陽介と付き合っていた。その後、遠距離恋愛になり破局。浅間寺竜之介~彼らの中学時代、社会化を担当の教師だった。 5年ほど前に推理小説の新人賞をとり、田舎で犬と作家生活をしている。・桜さがし婚約を解消し、会社を退職したまり恵は派遣会社に登録することに。綾と花見中に4月下旬に咲く桜を探す女性に出会う。彼女は事故で記憶があいまいになってしまったが、殺人事件の容疑者になっており、自分のアリバイを裏付けるため、その桜を探していた。・夏の鬼別の大学を卒業後、農学部に入りなおした綾は後輩の一之瀬と節分祭に行くことに。いまだに陽介を想う綾。一之瀬も振り回された恋に疲れていた。誤解もあったが、一之瀬は綾が好きだと告げる。・片思いの猫大学時代の元恋人で、その後上司の妻となった夏美と不倫をする陽介。九条の東寺に立った市に立ち寄った二人。その日、同じく東寺に行った女性が殺人事件の容疑者になっている事を聞いた陽介は、彼女のアリバイを証明する。その後、夏美に別れを告げられる。・梅香の記憶浅間寺の元隣人でスーパーモデルの鈴原美々は梅に似て、黄色い花をつける花を探していた。それは、母親を殺した犯人の手がかりとなるものだった。・翔べない鳥陽介のドイツ転勤が本決まりに。綾は卒業後、一之瀬のいる北海道に行くことを決意。弁護士事務所であるバイト中の歌義が襲われる。襲った男が昔みた飛ぶペンギンは、ゴイサギの影だった―?・思い出の時効歌義が今年は司法試験に通りそうな折、まり恵は自分探しをするため歌義と別れることを決意。・金色の花びらまり恵に別れを告げられた歌義が浅間寺の元を訪れる。最近、浅間寺と縁のある女性の容疑も晴れ、歌義は今度は自分が待つとまり恵に告げるのだった。
February 8, 2009
She said,he said「フォー・ディア・ライフ」「フォー・ユア・プレジャー」の続編・ゴールデンフィッシュ・スランバーストーカー被害に悩む亮子の依頼を受けた花咲のもとに山内が依頼に来る。自分のもとに赤ん坊を置いていった母親・菅野美夏を探し出し、赤ん坊を返せと言うものだった。・イエロー・サブウェイ菅野美夏を探しつつ、赤ん坊の本当の父親を探す花咲。・ヒー・ラブス・ユーノーベル化学賞に近いと目される竹本の依頼は、大学助手をする梶沢みきの尾行だった。~ネタバレメモ~花咲慎一郎~施設保育園にこにこ園園長兼私立探偵。園のためイースト興業から借金アリ。立花亮子~人気カリスマ歌手A-YA。 過去に姉を殺した犯人が叔父だったことを思い出してから 一人の時に眠れなくなる。同居していたマネージャーが結婚する事から ストーカー被害を訴える(自作自演だった)。 権力者の叔父と戦うならば協力する事を慎一郎は心に誓う。菅野美夏~山内の子だと彼の下に赤ん坊を置いていった。 編集者になる夢をかなえるも陰謀に巻き込まれ退社、その後、借金を作り風俗に。 山内に恋していたが、父親候補の千早に認知を受け、 叔父のいる田舎に帰って子育てをすることに。竹本信三~ノーベル化学賞受賞候補者らしい。 昔付き合っていた大学教授(男)が自分のせいで強請られているのに気付き その女・梶沢みきの尾行を花咲に依頼。 花咲は依頼後も梶沢と組んでいる大学教授の存在を突き止め これ以上被害が出ないよう竹本に協力する。城島耕助 ~城島探偵事務所所長佐々里理紗~レストラン・カンパニュールのオーナーシェフ。慎一郎の恋人。早乙女麦子~弁護士。慎一郎の元妻。笹村えつ子~40代半ば。えっちゃん。元麦子の依頼人。小説家志望。 離婚後、小説の材料になると様々なアルバイトをしている。 探偵(助手)もやっており、竹本の件で花咲に助っ人を頼まれる。掛橋小夜子~にこにこ園のベテラン保育士。大原南 ~にこにこ園の保育士。山内練 ~イースト興業社長。指定暴力団幹部。 花咲に自分のところにおいていかれた赤ん坊を母親のもとに返せと依頼。 その後、赤ん坊が自分の子かどうか調べる材料を手に入れろと花咲に依頼。 花咲はもし山内の子だったならば否応なく争いに巻き込まれると断る。
February 8, 2009
会社を辞めた紗季の記憶は混濁していた。そんな時に見たのは不思議の国のアリスのウサギと死体。幻覚だと思っていたが、引っ越し先でも紗季の周りにアリスの登場人物が現れては消える。かつての不倫相手の自殺を初めとするいくつかの殺人事件、不思議な出来事、学生時代の親友の死とそれらは関りがあるのか、ないのか―作者が意図した「遊園地の迷路から出られなくなった子供のような気持ち」にはならないが、霧に包まれたように見せたラストである。~ネタバレメモ~学生時代の親友・知美に関りのある老婆らは、知美の死の真相を知るため、その真相を知っていたはずなのに記憶がないように振舞う紗季に知美を思い出させるキーワードとしてアリスの登場人物を使った。知美は事故死。知美の両親を陥れた男や、美代子、美代子のストーカーなども利用され殺される。紗季のかつての不倫相手は別に本命の相手がおり、それは紗季の会社の友人・美代子だった。美代子も殺され、紗貴は自殺した不倫相手のためにした横領事件で逮捕される。一連の事件の犯人は老婆らがかぶって死ぬ(病だったり、生命保険がかかったりの理由もあり自殺)が、ほとんどは紗季の犯行だった―と紗季は思いながら壊れる。
February 4, 2009
天災で全てを失った中学生の信之。共に生き残った幼馴染の美花を救うため、彼はその手を汚す。20年後、過去を封印し南海子と結婚した信之の前に、もう一人の生き残り・輔が現れる。あの秘密の記憶を巡り、再び動き出した信之にまつのは―~ネタバレメモ~美花を襲った男を殺した信之の過去をめぐり、美花も脅すと言う輔。輔は自身を虐待する父と再会し、振り切れずにいた。美花のため、輔を殺す信之(輔の父は自然死する)。だが、美花は信之を拒絶。信之は南海子と娘の待つ家に戻る。南海子が信之の妻と知り、それを知らせずに不倫相手をしていた輔は自分が信之に殺されることを死後、南海子に知らせるよう手配する。すべてを知ってなお、知ったからこそ、事件が露見するまで知らぬふりで信之の妻であることを南海子は決意する。
February 4, 2009
文潮社、小説フロンティアの編集、江口有美は就職して丸四年。数人の作家の担当となり、日夜奮闘している。デザイン事務所に勤める恋人・間宮丈と婚約した頃から自分似の女性が出演する如何わしいビデオテープが彼に送られてきたり、階段で押され、怪我をしたりと不穏な状況が続きだした。自分は誰かに恨まれているのだろうか?殺された先輩編集員の女性と自分が狙われたことは関連があるのか?攻略が難しい新人作家と渡り合いながらも、真相に迫る有美だったが―~ネタバレメモ~ビデオを送ったのは有美が担当する作家で、丈のいとこでもある浅見清子。有美を想う(恋)心から。真相を知った有美は彼女を許すが、婚約は延期に。有美を襲ったのは、昔有美が思いを寄せた高校教師を義兄に持つ後輩社員。後輩社員の姉で精神を壊した本妻は過去に不倫相手だった先輩編集者を殺したため、有美が襲われるのは避けようとしての措置。事件や、過去の傷に閉じこもる作家、今回の事件で先輩と結婚を予定していた作家らに関り、ゲイの新人作家たちの間で翻弄された有美は更に一皮向けて編集者として成長する。「残響」柴田よしき追い詰められた状況になると同じ場所で起きた過去の声が聞こえる杏子。彼女がドメスティック・バイオレンスから逃れ、乗り越えるようすと事件が絡めて描かれる。
February 4, 2009
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